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「変わりたいのに、変われない!!」そんな自分が嫌い。。
変われないのは『甘え』なのでしょうか?変われない理由は一体何なのでしょう。
こんにちは、BPLaboです。
「自分の人生をもっと豊かにしたい!」と思っている。「今こそ変わらなきゃ!」とも思っている。けれど、なかなか思うように自分の人生を生きることが出来ていない女性はかなり多いと感じています。
とりわけ20代後半から40代前半くらいの女性に多いのが、「(仕事や仕事以外の活動において)なかなか新しい世界に踏み出せない」「変わりたい(自己変革したい)と頭では思っているけれど行動が伴わない。結局、人生が代わり映えしない」という霧の晴れない悩みです。
どうして「変わりたいのに変われない」という矛盾が生じるのでしょうか。
最大の要因は、おそらく『失敗して傷つくのが恐い』からでしょう。
かの有名な欲求段階説を提唱したアメリカの偉大な心理学者”アブラハム・マズロー”は、人間には「失敗の可能性から逃れたいという先天的な欲求がある(=安全欲求に含まれる)」と結論付け、それを『ヨナ・コンプレックス』と呼んでいました。
ヨナ・コンプレックスというリスク回避機能は、新しいことを始めようとする人に容赦なく働き、不安や恐怖を生み出しているのです。
それでは、ここで少し意地悪な質問をさせて下さい。
この質問には「YES」と答える人がほとんどではないでしょうか。
それもそのはず。人は誰でも、失敗しないことがわかれば恐怖心は消えるからです。
もしあなたが「本気で変わりたい」と渇望するなら、まずは『失敗など存在しないという前提に立つことが必要不可欠である』という事を理解しておくのがポイントです。
失敗はありません。あるのは『結果だけ』です。
変わることに成功した人たちは、「どんな結果が出ても『失敗した』とは思わなかった」と言います。そもそも「失敗など存在しない、あるのは『結果』だけ」と考えているのです。
自己変容できる人とできない人の思考の違い
行動すれば、自分の思った通りの結果が得られる場合もありますし、そうでない場合も当然あるでしょう。
しかし、変われる人は『たとえ自分が思った通りの結果を得られなかったとしても、そこから学ぶべきものがある』ということを理解しています。
「失敗が怖くない」というよりは、『結果から得られる学びが成功の鍵になるという信念が、行動して失敗するのが怖いという気持ちをかき消してしまう』と言ったほうが適切かもしれません。
結果から学んだことを再チャレンジの材料にしたり、別の新しいことに生かしたりしながら、いつも行動している人こそが変われる人なのです。
耳の痛い話かもしれませんが、変われないのは「思っているだけで行動しないから」に他なりません。
行動すれば、誰もが必ず何らかの変化を起こせるはずです。
恋愛も仕事・転職も同じ
例えば、「出会いがない」と嘆く人も、本当のところは、毎日が新しい出会いの連続だったりします。よほど特別な理由がない限り、「この1年は誰とも出会いがなかった」という人は存在しないはずです。
しかし、そういった「あまりにも自然で通りすぎてしまうような出会い」を、何かしらの関係に発展させるには、新しい出会いを新しい出会いと思わない切り捨ての意識を捨て、かつ行動するという勇気が必要になってきます。
あれこれ理由を並べて「この人は違う」と退けることはせずに、思い切って声をかけたり、食事に誘ったり、電話をしてみたり。そういう勇気と行動が必要なのです。
行動に踏み出す勇気をくじかれてしまう人の多くは、どうせフラれるとか、どうせ傷つくとか、まだ出てもいない幻の結果を思い描き、行動を止めてしまいます。
せっかく目の前に新しい出会いが訪れても「もっと理想の相手に巡り会えるはずだ」と考え、その時の出会い(可能性)をなかったものにしてしまうわけです。
好きな人に告白することも、今の会社から転職することも、金融商品や不動産などにお金を投資することも、どれも立派な行動です。
好きな人に告白すれば、フラれて悲しい思いをするかもしれませんし、付き合えて嬉しい思いをするかもしれません。5年間お付き合いして別れるかもしれませんし、一生を添い遂げるかもしれません。
転職すれば、給料が下がるかもしれませんし、上がるかもしれません。仕事がハードになるかもしれませんし、今よりも上司や同僚に恵まれるかもしれません。
金融商品や不動産などにお金を投資すれば、投資したすべてのお金を失うかもしれませんし、一生暮らせるお金を手に入れるかもしれません。
いずれにしても、行動すれば何かしらの結果が得られます。
告白してフラれても、転職して給料が下がっても、投資したお金を失っても、そこから学んで自己の改善や成長につなげる行動が出来れば、ゆくゆくは、あなたにとってより相応しい結果が得られることになるでしょう。そうなれば、それまで失敗だと思っていたことが失敗ではなくなります。
結果から学んで生かす。
結果から学んで生かす。それさえ怠らなければ、失敗に終わることはありません。
確実に言えることは、ただ恐れおののくばかりで、今の自分にしがみついたまま『変わりたいとだけ思っている人』はいつまでたっても変われないということです。
結果という財産をストックしていく
かつて、”バックミンスター・フラー”というユニットバス等を発明したアメリカの発明家・デザイナーが「人間はあやまちからしか学ぶことが出来ない」という名言を残していますが、「確かにそうだな」と納得するのは私だけではないでしょう。
失敗ではなく、あやまち(=うまくできなかった事)と表現しているあたりもポイントですよね。
試しに、あなたがこれまでに経験してきた”あやまち”をいくつか思い返してみて下さい。おそらく、そこから何かを学び、その後の人生に教訓として活かされているのではないでしょうか。
結果から得られた学びは、行動しなければ受け取ることが出来なかった最も価値ある情報であり、自分自身にストックされる財産なのです。
私は、人生というものは『自らの経験が積み重なって作られる自分史』であると考えています。変われないことを嘆き、運命を呪うことなどしません。なぜなら、運命は自分で作るものだからです。
未来が見えないこと、それは未来に無限の可能性があるということでもあります。
行動して得られた結果から何かを学び、次に生かす。結果という財産をストックしていく。そうやって生きてきた軌跡のことを人生とか運命などと言うのではないでしょうか。つまりは、人生も運命も自分で変えていけるのです。
結果の活かし方にフォーカスする
「頑張ってやってみたけれど結果が出なかった」と言う人は多いですが、その表現には誤りがあります。
「うまくいかなかった」という結果が得られているのにも関わらず、「結果が出なかった」と言っているだけで、ちゃんと結果は出ています。(笑)
本当に大切なのは、行動によってもたらされた出来事を結果と認識し、その結果を次にどう生かすかを考える『結果の生かし方』なのです。
自己変容力(変化する力)は『適応力』と言い替えることも出来ます。
あんなに強かった恐竜も氷河期という環境の変化に適応出来ずに絶滅しました。生き残っていくために重要な要素は「強さ」ではないということを歴史が証明しています。
まさに今、そして今後より一層わたし達に求められる社会的要素は『変化を歓迎し、適応していく力』なのではないでしょうか。
「変わりたいのに変われない!」とお悩みの方に少しでもお役に立てれば嬉しいです。