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【モラハラ相談】幼少の頃よりずっと父親からモラルハラスメントを受けている

働く女性の無料相談・回答

大森篤志からの回答内容

誠に恐縮ですが、ご相談内容の情報が非常に少ないため、私のほうでいくつか仮説を立てながら回答したいと思います。

それではまず、コアラさんが“成人の女性である”と仮定して回答致しますね。

「幼少の頃よりずっと」ということですから、おそらく20年近く父親からモラルハラスメントを受け続けているものと推測しています。

20年近くにおよぶモラハラの時間は、コアラさんの自我を崩壊させるのに十分すぎる時間であり、父親の洗脳と支配から抜け出すことはおろか、もはや自分で“け出そうとも思えない状態に陥ってしまう”のが通常です。

しかし、コアラさんは違います。

なぜなら、こうして自らの意志で私に相談して下さっているからです。

コアラさんの踏み出した一歩は希望につながっています。「この状況から抜け出したい!」というコアラさんの強い意志・エネルギーがあれば、きっと抜け出せる日が来ると思いますよ。

たとえお互いが血の繋がった間柄であったとしても、「父親だから、娘だから」ということに関係なく、それぞれが独立した一人の人間であって、人として尊重される権利があります。父親には娘の性格を否定し強制的に変える権利などありません。

何をお伝えしたいのかと言いますと、もしコアラさんに、父親と娘は”決して縁を切ることの許されない関係にある”という考えがあるのなら、その常識的観念から一旦離れてみてはいかがでしょうか。平たく言えば、たとえ相手が父親であっても距離を置いて良いのではないか、ということです。

「骨肉の争い」という言葉があるように、血縁だからこそ分かり合えないこともあります。一般的に言う「骨肉の争い」とは中身こそ違いますが、今のお二人の関係も立派な「骨肉の争い」と言えるのではないでしょうか。

意識的に距離を置く

もしコアラさんが今も父親と一緒に暮らしているのなら、関係悪化に拍車が掛かり手遅れになる前に家を出る必要があります。たとえ今は父親と一緒に暮らしていなくても、積極的に帰省はしない(例えば、年に1回必ず帰省していた場合は2年に1回にする等)といった具合に意識的に距離を置くといいでしょう。

「二度と会ってはいけません、きっぱり絶縁しなさい」と言っているのではありません。わざわざそうする必要もないでしょう。心の中では絶縁していても、それをあえて言葉にする必要はないと思います。少しずつ距離を置いて、コアラさんが自分を取り戻すことが最大の目的です。

父親との距離の置き方は、他にも色々あります。

例えば、どうしても一つ屋根の下で暮らさなければならない事情がある場合は、生活リズムを意図的にずらして父親と顔を合わせない環境を同居する家族(母親や兄弟姉妹など)の協力を得ながら綿密に計画する方法もあります。

あるいは、父親からの援助を受けなくても最低限の社会生活が送れるようコアラさんが一刻も早く自立するという道もあるでしょう。

本回答を参考にして、父親と距離を置くために今のコアラさんに出来ることや最善の選択について改めてじっくり考えてみて下さい。

コアラさんの人生はコアラさんのもの。決して父親のものではないという事を忘れないで下さいね。