大森篤志からの回答内容
いい機会ですから、今の仕事に対するこれまでの自分の姿勢を振り返ってみて下さい。
もしかすると、今の仕事は自分が夢中になれる仕事ではないと早い段階で決めつけていませんか?
本当にそうなのかどうか、やるだけやってみてから判断していますか?
夢中になれるものを本気で見つけようとしている人は、少なくとも『中途半端に取り組んで結論を出すことはしない』ものですよ。
夢中になれるものは、真剣に取り組んだ先にあるものです。ちょっと足を突っ込んだくらいで出会える(見つかる)ものではありません。
そう言うと、中には「そんなの時間の無駄」と思う人もいますが、「やるだけやってみる」というプロセスを無駄だの意味ないだのと言い訳ばかりして回避しようとする人ほど『いつになっても宙ぶらりんのまま(仕事が定まらない)』という人が多いものです。
もし、レノアさんに「中途半端に取り組んで答えを出す癖」がある場合は、「ここまで取り組んでから判断する」という基準を決めて(現状よりも厳しい基準を定めて)、そこまでは『その時々での感情に流されることなく』ひたむきに取り組んでみて下さい。
自分と仕事の相性を考える
とはいえ、「ある程度の期間真剣に取り組んでも夢中になれない」という場合も多々あります。そういう場合は、仕事選びの段階から見直さなければなりません。
例えば、あらためて『自分と仕事の相性を考える』こともその一つです。
大勢の人たちと関わる仕事が好きか、一人でじっくり取り組む仕事が好きか。既存のやり方を守りながら進めていく仕事を好むか、新しいアイディアを試しながら進めていく仕事を好むか。など、レノアさんご自身の「好き・嫌い」というファクターも相性を考える上で重要になってきます。
『職場環境に問題があるのか。それとも、仕事の内容自体に問題があるのか』など、自分の性格と照らし合わせて現状を分析してみましょう。
その一方で、周りの人が苦戦しているのに自分だけが簡単に出来てしまうことは何か。周りの人から「よく嫌にならずにやれるね、すごいと思うよ」と言われることは何か。など、「好き・嫌い」というファクターだけでなく『得意なこと、結果が出たこと』についても目を向けて見て下さい。