大森篤志からの回答内容
自分の悪口を聞いてしまったら、動揺するのも無理はありません。あまりにショックで、悔しくて、自然と涙が出てきたのではないでしょうか。
エイミーさん、でも大丈夫!安心して下さい。
今回の同僚が言った言葉はそれほど深刻に捉える必要はないと私は考えます。
女性の同僚が言う悪口は気にするだけ損?
脳の特性からも言えることですが、男性と比べると「女性のほうが感情の処理がうまくない」傾向があります。そのため、心理学や脳科学の観点からは「女性は一般的に男性よりも悪口を言う」と考えられています。
多くの男性は、職場でイヤな出来事があったとしても、帰宅して家族に愚痴をこぼす(例えば、同僚の悪口を言う、仕事のミスを嘆く)ようなことはあまりありません。一方、イヤな感情を抱えたままでいることが出来ず、帰宅して早々に「ちょっと聞いてよ〜」と愚痴をこぼし始める女性は多いものです。
男性には「心の中でイヤな感情を処理して対処しようとする」傾向が、女性には『言葉に出して対処しようとする』傾向があるということがよくわかりますよね。
つまり、同僚の女性は、エイミーさんに悪意があるからというよりも「自分の中にあるストレスを吐き出した」と言うほうが正解なのです。
「高ぶってしまった感情は、言葉として外に出さないと発散することが出来ない」これは女性の特性であって、本能的とも言えます。もはや「避けようのないこと」と言ってもいいでしょう。
エイミーさんの悪口を言った同僚もまた、エイミーさんに本当の悪意があったわけではないと考えるべきですよ。「今までと何も変わらず接してもらえる」ということが何よりの証拠です。
何かイライラすることが他にあって『たまたまエイミーさんの悪口を言うことで』吐き出しただけ。心がモヤモヤしていたから、何かしらの言葉を吐き出してスッキリしたかっただけなのです。
自分の悪口を聞いても深刻に受け取らないこと
エイミーさんが思春期の頃を思い返してみて下さい。
感情を処理しきれなくなると、友達に親の悪口を言ったりしませんでしたか?「うちの親マジむかつく」とか。(笑)
子供が吐き出す親の悪口も同じレベルの話なんですよ。我慢したくても、愛している人の悪口でさえも、どうしても吐き出してしまうのです。
今後もし同僚から悪口が聞こえてくるようなことがあっても、「きっと、感情の処理がうまく出来ていないのだろう」と軽く流す(深刻な問題として受け取らない)のが対処法として正解のように思います。
「自分の悪口を聞いて軽く流すなんて無理!」と思われるかもしれませんが、やってみる前から諦めないで下さいね。徹底できれば「私の悪口を言うことでスッキリするなら、好きなだけ言ったらいい」と思えるくらい自分が強くなりますよ。
それと、せっかく悪口を聞いたのですから『その内容からエイミーさんが何かを学び、生かすこと』も大切ですよね。「言いにくいことを言ってくれた」と捉えてみると、悪口ではなく『アドバイス』として受け取れるはずです。