言霊の力③④⑤: 謝る
言霊の力:
- ③「ごめんなさい」
- ④「すみません」
- ⑤「申し訳ありません(ございません)」
【ごめんなさい】
「ごめんなさい」は、漢字で「御免なさい」と書きます。
- 「御」… 相手への敬意・丁寧さ
- 「免」… 許す
「どうか免じてください」や「寛大な心でお許しください」という意味ですね。
ただし、「相手に許しを求める」という一面が見えてしまうため、あまり申し訳なさが伝わらないことも。
目上の人やビジネスシーンにはふさわしくない言葉ですのでご注意を。
親、恋人、友人、後輩などに「あ、わりぃ」とか「ごめんごめん」と軽く言ってしまいがちな現代だからこそ、
相手に対する敬意を込めた言霊として「ごめんなさい」を使ってみるといいですね。
【すみません】
「すみません」は、「済まない」の丁寧語。
「謝るだけでは済まないことをしました」という意味になります。
相手に許しを求めていないところは「ごめんなさい」よりも謝意が深いですね。
【申し訳ありません(ございません)】
語尾は「ありません 」でも「ございません」でも構いません。「ございません」の方がより丁寧な表現というくらいです。
「申し訳」というのは『言い訳』のこと。
つまり、言い訳の余地がないと「すべてが自らの非」であることを認める言葉になります。
ビジネスシーンで謝意を伝えるのにふさわしい言葉ですね。
これらの言葉を使い分けるのなら、「ごめんなさい」<「すみません」<「申し訳ありません(ございません)」となります。
言霊を意識してきちんと謝意を伝えられる人は、人として素晴らしい。なぜなら、相手に敬意を払える人だからです。
間違うことは誰にだってあります。間違わない人なんていません。
だから、間違ったときは素直に謝りましょう。人間らしく。
僕は「ごめんなさい」と言われると何も言えなくなります。
むしろ「もう十分だよ。こちらこそごめんね」となりますね。
「ありがとう」や「感謝します」と同じように、「謝意の言葉」にも『悪いことを断ち切るような言霊の力がある』のでしょう。
言霊の力⑥⑦: 好きになる
言霊の力:
- ⑥「大好き!!」
- ⑦「愛してる!!」
恥ずかしがって「そりゃ、嫌いになんてなれないよ」なんて言わないこと。
本当は会いたくて仕方ないのに「その日はちょうど空いてるから何とか大丈夫です」とか自分を大きく見せないで。
「言わなくたって、一緒にいるんだから好きだってことくらいわかるでしょ?」はもう古いって。
言霊の力は、言葉にしてこそ発揮されるもの。
「好きだーー!!」「愛してるーーー!!」って言わなきゃ。
友達にだって、「○○のそういうところ好きだな〜」って言えばいいし、
親にだって、「もう年なんだから無理しないでよ。愛があるから言ってるの!!」と言えばいい。
そうすれば、友達からも好かれて、親からももっと愛されますから。「好き!!」と言えば「好かれる」のです。
大事なのは恥ずかしがらずに言葉にすること。言霊の力を効果的に使わないなんてもったいないですからね。
言霊の力⑧⑨⑩: 浄化する
言霊の力:
- ⑧「バカヤロー!!」
- ⑨「チクショー!!」
- ⑩「むかつくー!!」
言霊の力とは「言ったことがそのまま未来になる力」のことです。
だから、不思議に思ったかもしれません。「汚い言葉を使うのはマズイんじゃない?」って…
でも「汚い言葉」だって言霊には違いありません。問題は、その「使い方」なのです。
悪いことが起こらないようにと願う人は、日頃から「奇麗な言葉」を使うように心がけています。
でも…それなのに悪いことばかり起こるって相談がバシバシ寄せられてきます。
それはなぜか? 実は…「汚い言葉」を隠すから。出さずに溜め込んでいるからなんです。
人には「喜怒哀楽」があって、その感情が言葉になります。
- 「喜び・楽しみ」の感情表現 →「奇麗な言葉」
- 「怒り・哀しみ」の感情表現 →「汚い言葉」
といった具合に。
でも、人間である以上イヤでも喜怒哀楽を感じるのに、いつも「奇麗な言葉」だけしか使わなかったとしたらどうでしょう?
ほとんどの人は、心のバランスが崩れてしまいます。
そして、類は友を呼びますから、結果的に「汚い言葉を隠している人」を自分の周りに引き寄せてしまうわけですね。
そういう状態では、悪いことばかりが起こっても不思議ではありません。
言霊の力を正しく使うのなら、「奇麗な言葉」も「汚い言葉」も使うことです。
ただし、「汚い言葉」を使うときに気をつけて欲しいことがあります。
それは、他人(人)に吐き出さないこと。
「汚い言葉」は、誰かにぶつけるのではなく、ただ「出す」イメージで。
- 「人をバカにするのもいい加減にしろーーー!!」
- 「女を舐めるなーーー!!」
と、海とか空とか山とか、壁のない人以外に向かって「出す」だけ。
身近で言えば、布団にもぐったり、湯船にもぐったりして吐き出せばいい。
ただ出すだけですから、「他人(人)の反応」は必要ないし、こちらも求めないようにしましょう。
「奇麗な言葉」を使っている人には、「いいこと」がたくさん起こる。これは本当のことです。
でも、本当は「周りからは奇麗な言葉だけを使っているように見える人」なんですよ♪
大切なのは「汚い言葉を適切に処分すること」なのです。
: 人生をガラリと好転させる「言霊の力」
【10の言霊】:
- ありがとう
- 感謝します
- ごめんなさい
- すみません
- 申し訳ありません(ございません)
- 大好き!!
- 愛してる!!
- バカヤロー!!
- チクショー!!
- むかつくー!!
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