目次
今回は、「身近な感動」を6つご紹介します。
読み終えた頃には、身近な幸せを感じる力がアップしているかもしれませんよ。
特に「私にハッピーなんて訪れるわけがない」と思っているあなた。
本当にそうですか?本記事を読んで確認してみて下さいね!
1.「何これ!?」満員電車に心遣いの達人がいた
私がまだ、電車通勤をしていた頃の話です。
首都圏でも有名な混雑路線だったので、座っている人は天国、立っている人は地獄でした。
立っている人が圧迫されて嘔吐する人がいたほどですから。
それでも、主要駅に停車するたびに人の流れができて、徐々に立っている人同士の間隔にも余裕が出てきます。
そうなると、立っている人が少しずつ座れるようになり、私も何度かその恩恵を受けたことがありました。
そんなある日のことです。圧迫によって、息が出来なくなる瞬間もあるような通勤ラッシュの時間帯。
私の横には、年配の女性が立っていました。
年配といっても背筋がピンとまっすぐで目には力がある女性、お年は70歳前後と推測。
席を譲ろうものなら「私はそんなに高齢じゃないわよ!」と言われてしまいそうなほどハツラツとして見えました。
そのときです。その女性の前に座っていた中年の男性が、、、
「どうぞ座って下さい」
そう言いながら席を立とうとしますが、女性は「いいですから」と少々恥ずかしそうに断っていました。「やっぱり?」と思っているとその男性は、
「私は次の駅で降りますので。どうぞお気になさらず」
と、男らしく席を譲り、女性も納得せざるをえない様子で「ありがとうございます」と言いながら席に座ったのです。
満員電車の環境下で、たとえ断られても人目を気にすることなく席を“きちんと譲る勇気”に私は感動していました。
そして、次の駅でその男性は降りていきました。
その後は、少しずつスペースにゆとりが出来て、私の立っている前の座席も空きました。
でも、彼のおかげで清々しい気分になっていた私は、座れるようになっても立ったままで行こうと思いました。
そして、電車が動き始めた次の瞬間です。
パッと1つ右側の車両に目を向けたら、いるではありませんか!
先ほど席を譲っていた中年男性が!!
「間違いなく降りたはず…」
たしかに私は、この目で確認しています。
「えっ、何この感覚…?」
不思議と笑いが出てしまい、気づいてしまったわけです。
彼の優しさに。
2.懐かしいあのお菓子が再び?
突然ですが、「ねるねるねるね」をご存知ですか?
1984年に発売され、私が子供の頃は、魔女のような姿をした老婆が登場するテレビCMが流れていました。
砂糖を主成分とした粉に水を加えてよくかき混ぜると泡のような「ねるねる」ができて、その「ねるねる」にキャンディチップやチョコクランチをつけて食べるといった「実験テイストのお菓子」です。
私も小学生の頃、近所の駄菓子屋さんで買ってよく食べました。
なんだかワクワクして、食べる楽しみより、練る楽しみのために買っていたような…。
そんな昔のお菓子かと思っていたら、 なんと!
2013年3月14日に偶然見てしまったのです。
あの老婆のCMを…。
「え~っツ!まだ販売してるの?」
あまりの懐かしさと今も販売されていることへの驚きで、一気に心の温度が1度上がってしまいました。懐かしいって、幸せな気持ちにさせてくれるんだなと感じた瞬間でした。
調べてみると、累計で7億個以上売り上げているそうです。 すごい!
3. 感動に気づかない者たち
私が全国を飛び回っていた営業マン時代の話です。
その日は地方へ出張。
東京駅から新幹線に乗って、いざ出発。窓からの景色を楽しみながら、出張先での仕事のことを考えるのが日課になっていました。
当時の私には20名以上の部下がいましたので、考えることはいつも部下のことばかり。
この日も「あの件、忘れずにやってくれたかな…」と、部下のことが気になっていました。
とりあえずメールで確認しようと思い、携帯電話を探したのですが、探せども探せども見つかりません。
手持ちのバッグをひっくり返し、見つからない…。
通路でスーツケースを広げても、見つからない…。(迷惑!)
スーツの内ポケット、ズボンのポケット、ここは?あそこは?
結局、携帯電話は見つかりませんでした。
やがて、自宅で充電したままであることに気づきながら、ハッとしましたね。
「携帯電話が無いとこんなに不安になるのか」って。いつのまにか完全に依存していたようです。
そんな自分にも少々イライラしながら窓の外を眺めていると、真っ青な空に雪化粧した富士山がバーンと現れたのです。
さらに、 虹までかかってるじゃありませんかっ!
あまりの美しさに「おあっ」と声を上げてしまい、周りを気にして見渡すと…
ほとんどの人が携帯電話をいじってるか、寝てました。
「誰も、私の変な雄叫びには気づいていないか。よかった…」と安心するとともに、気づいてしまいました。
私以外の人が、窓の外にある感動の世界に気づいていないことに。
「携帯電話を忘れてきて、ラッキーだったのかな」
私の気分は一気に高揚していました。
そのおかげでしょうか?出張先での仕事も大成功。今思えば、あれは幸運の景色だったのかもしれません。
4. ディズニーランドが教えてくれたこと
「夢の国」と言われたら、すぐに思いつく場所があります。
そうです、ディズニーランドです。
たまたま、妻が妊娠中の時に、私の愛用しているJCBカードのキャンペーンでペアチケットが当選!
実に8年ぶりに「夢の国」へ行ったときの話です。
妻は妊娠中でしたから、スペースマウンテンやスプラッシュマウンテン、ビッグサンダーマウンテンのような刺激の強い乗り物は避けて、のんびり過ごすことにしました。
昼のパレードを見るために、2時間ほど前から場所をとり、ゆっくりと「夢の国」の雰囲気を味わっていたときのことです。
大きめのスーツケースを持った一人の女子高校生(らしき!?)が、私達から10メートルほど離れた横並びの位置でパレードの場所取りを始めました。
見た目はごく普通の女子高生。おもむろにスーツケースを開けて取り出したのです。それは・・・
「ぬいぐるみ」でした。
1つ、2つ、3つと取り出しています。
「ん?ぬいぐるみか…。いったい何に使うんだろう?」
そう思いながら見ていると、4つ、5つ、6つとどんどん取り出し続けているではありませんか!
7つ、8つ、9つ…「え〜っ、まだ出るの?」
そうこうしているうちに、ボーリング玉ほどの大きさがあるぬいぐるみを11個取り出し、きれいに整列させたのです。
どうやら、自分自身も含めて12人(ぬいぐるみ11体含む)でパレードを鑑賞しに来たようです。
「ぬいぐるみ」に話しかけながら、時折「本当に幸せそうな笑顔」だったことが印象に残っています。
そして、私は不思議と彼女のことを「変わった人」だとは思いませんでした。
住宅街の道端で同じ光景を見たら、電車の中で同じ光景を見たら、 疑いもなく「変わった人」だと思っていたかもしれません。
でも、夢の国には
- 『価値観の違いは「個性」だから。そのオリジナリティ、いいね!』
- 『あんなに幸せそうな顔を見せられると、こっちも幸せな気持ちになるよね。ありがとう!』
そんなふうに思わせてくれる何かがあるようです。
そして、本当は、どんな場所であっても、そう思えることが大事だということにも気づかされました。
5. マックの100円コーヒーは罪?
実はわたくし、1日平均5~6杯は飲むほど大のコーヒー好き。
毎朝、必ずドリップして飲んでいます。
インスタントコーヒーではないので、ペーパーフィルターに深煎り・粗挽きされたこだわりのコーヒー粉を入れて、まずは少量のお湯で蒸らし、そしてゆっくり注ぎ入れていくわけですが。
このときの心癒される香りが何ともたまりません。
というわけで、私はどうしても移動中などのちょっとした時間にコーヒーが飲みたくなる時があるわけです。
喫茶店に入ってゆっくりする時間もないし、自動販売機の缶コーヒーだとドリップ派にはちょっと…。そういうときに、気がつくとマックに入っている。そういうコーヒー好きもいるかもしれません。
私はマックの100円コーヒーのおいしさは罪だと思っています。
自動販売機の缶コーヒーより安くて、喫茶店で味わうプロのテイスト同等のクオリティーだからです。
マックで100円コーヒーを頼むと…「はい、コーヒー好きは幸せになれちゃいます!」
6.「スゴすぎる…」大人を超えた子供たち
2013年3月19日19時。
私は、テレビで「ものまね最強コラボ祭り」を見ていました。
私、ものまねを見るのが好きでして。(笑)
ついつい見ちゃうと言ったほうが適切かもしれませんが。
今回のトップバッターは、小学5年生、小学6年生、中学1年生、中学2年生の4人組から始まりました。
「ものまねに子供?」
これまでのものまね番組の出演者としては珍しいなと思いながらも「最強コラボっていうくらいだから、そこそこなんだろう」と思って見ていると、、、
「へ〜、歌うまいじゃん!」(感動★)
「えっ、これが小学生?」(感動★★)
「うそっ、プロ顔負けのうまさじゃないかっ!!!」(感動★★★)
と、一生懸命に歌うその姿と、歌のうまさ、そして緊張感までしっかり伝わってきて、私はグッと引き込まれてしまったのです。
気づいたら、私…
泣いてました。(感動MAX)
こんなに小さな子供たちが、プロ顔負けのものまねを披露している。
必死に、真剣に、そして何よりも努力の跡がハッキリと見えるわけです。
不覚にも私は 「この子達よりも人生長く生きている先輩だけど、なんか負けた」と思ってしまいました。
人に感動を与えるって、そう簡単にできるものではありません。
私自身、仕事に人生をかけて取り組んでいます。
それでも、そう簡単に人に感動を与えられるものではないことを実感していました。
だからこそ、この4人の子供たちに「お前ももっと頑張れよ!」 とエールを送ってもらったような気がしました。
そして、これからの未来を担う子供たちに、何とも言えない希望を感じて感動してしまったのです。
「ありがとう」
テレビに向かって、泣きながら言いました。
「感動だよ、まったく…」
二回り以上も年の離れた子供からだって、心が揺さぶられるようなハッピー影響を受ける大人もいるんです!