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相談:私の過去(元彼)が夫の頭から離れず、一生ついて回ることに不安を感じている。
相談者:Sさん
こんにちは。いきなりのメールですみません。
ネット検索で偶然見つけたこちらに、お話を聞いてほしくてメールします。
結婚半年の新婚夫婦です。仕事の都合で平日は別居の週末婚をしています。
私は現在の夫と結婚する以前に5年ほど遠距離恋愛をしていました。夫以外でお付き合いをしたのはその一人だけです。
夫は優しく誠実で頼りになる、尊敬できる人です。ですが、付き合っていた頃(結婚する前)にその元彼のことで破局の危機がありました。
私に5年も付き合っていた人がいたことが、夫を苦しませています。一度はその危機を乗り越え、結婚に至ったのですが、喧嘩になるたびに夫はその話(私が過去に5年付き合っていた元彼の話)を持ち出してきます。
私は元彼のことを必要以上に話したことはありません。好きだった気持ちや褒めたりもしません。夫が嫌だと思うからです。
夫は私のことを本当に好きだからこそ、苦しんでいるんだと思います。大好きな妻の初めてを奪った男。何事も、自分が二番煎じに感じてみじめだと。満たされない気持ちをずっと抱えていると。私がいくら夫のことを愛していると訴えても、聞く耳を持ちません。
初めてを他の男に捧げた人を、もう心から愛することはできない。前の男のことが嫌で仕方ないけど、頑張って優しくしてたら勘違いして調子のられて、俺は馬鹿みたい。報われない。 (喧嘩して私がつい暴言を吐いてしまったのが原因です・・・「むかつく!もう冷めたから触らないで!」等 )
夫の前では、元彼を下げるために「私は5年も待ち続けて尽くしただけの都合の良い女だった」と自分で話をしました。すると、夫は「だからこそ俺の優しさに感謝して、俺には倍、都合の良い女にならなきゃだめじゃない?」と。他にもいろいろ言われます。
夫の優しさにつけ込んで暴言を吐いたことは反省し謝りましたが、「どうせ俺がブツブツ言ってるのを黙って聞いて、めそめそして終わるんでしょ」など、私が何を言っても取り合ってくれません。
弁解すると、「そういうのいいから」とキレられ、何を言っても揚げ足をとられ、「結局こういうことでしょ?そう思わない?俺間違ってないよね?」と強制的に夫の解釈に持ち込まれます。そうなると私は黙ることしかできなくなります。
普段は優しい夫です。その優しさに、図に乗った私も悪いです。この人なら感情をぶつけても受け入れてくれる、と勘違いして甘えてしまったのです。結果、夫を不愉快にさせ、調子にのっていると言われてしまいました。
文章にまとまりがありませんが、これってモラハラなんでしょうか。こういう性格の人は、直らないんでしょうか。
ここまで執着している人は、今後どうやってもそれが頭から離れないんでしょうか。
これから先、私の「過去の男」が夫に一生ついて回ることに不安と恐怖を感じています。
何かにつけてこの話を持ち出され、「若い頃に5年も他の男に尽くしたバカな女」と罵られることが、苦しいです。
私が苦しいと言っても「俺の方がもっとつらい」と言われます。「だって事実でしょ?」と。さらに、「俺だから本音で話すんだよ。他の旦那は適当に取り繕って自分の気持ちごまかして、男の本音をちゃんと伝えないよ。俺だから言うんだよ。」と言います。
そう言われてしまうと、夫は私に誠意を持って話してくれているんだと思おうとする自分、受け止めなきゃと思う必死な自分がいます。でもつらいです。
夫は DVを受けても離婚しない女の方が馬鹿だ、という考え方です・・・。
結婚を喜んでくれている友人や家族に、こんなに罵倒されているなんて相談もできません。
夫のためにも、私と別れて男性と関係を持ったことのない女性と結婚した方がいいんじゃないかと思ったりします。そう言っても、「今時そんな理想の女はいない、俺が幻想を抱きすぎていた」と言います。
私と妥協して結婚したなら、諦めてくれたらいいのに・・・と思いますが、多分本気で好きだからこそ、過去の男の存在が苦しいんだと思います。この考えも、もうおかしいですかね・・・
乱文ですみません。悲しくてしんどくて誰かに聞いてほしくてメールしました。どうすれば、夫の気持ちを満たし、円満な関係を築けるのでしょうか。私はどう対応すればいいんでしょうか。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。
Sさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
異常な執着の正体とは?
夫が妻の過去(男性関係)に不快感を抱くことは少なくありませんが、ここまで執着するのはハッキリ言って異常です。
Sさんの過去にいる男性が一人であることや、5年という長期間つづいた関係であることなどが、より旦那さんの敵対心を煽る要因になっているのかもしれません。
しかし、ここまで強烈な執着の要因になるのかと言われれば、通常は考えられないことです。旦那さんの言動は常軌を逸した反応であると言えるでしょう。
旦那さんご自身が「今どきそんな理想の女はいない、俺が幻想を抱きすぎている」と理解しているのにもかかわらず、それでも理想をSさんに求めてしまう心の矛盾は、やはりSさんへの愛情、厳密に言えば“歪んだ愛情によるもの”と考えられます。
正常な夫婦愛は、お互いの過去を受け入れ、幸せな未来を一緒に創造するエネルギーになるものです。決して過去に執着することはありません。
一方的に自分を正当化する夫はモラハラ?
Sさんに「罵倒されている」という感覚がある限り、モラハラの存在が疑われます。
客観的に下記の発言を捉えてみて下さい。
- 「俺は間違っていない」
- 「俺の方がもっとつらい」
- 「俺だから本音で話すんだ」
- 「俺の優しさに感謝しろ」
- 「俺には倍、都合の良い女になれ」
Sさんの主張を退け、一方的に自分を正当化する旦那さんの発言には、モラハラの特徴が見受けられます。
自分にも夫にも正直に
円満な夫婦関係を築くためには『ちゃんと話し合う』というプロセスを避けては通れません。
など、相手の気持ちにも配慮しつつ、きちんと自分の思いを伝えることが必要不可欠です。