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相談:自分から別れを告げるも結局泣きついて戻ってしまう。この依存関係を終わらせたい…
相談者:うめとみさん(※本回答では「Uさん」とお呼びしています。)
今お付き合いしている彼がモラハラする人かもしれません。
彼は私が現在勤務している会社の上司で10歳年上です。
ダメなことをしているのを承知でお伝えしますが、彼には奥さんがいるので私たちは不倫関係にあります。
奥さんとは離婚協議中で「離婚後すぐに一緒になりたい」と言われています。
私も彼を本当に好きなので「離婚してからきちんとお付き合いしたい」と言いましたが、彼はとても心配性な人で「それは嫌だ、そうしているうちにお前に他の男ができるかもしれない」と言われ、ダメとわかっていながら関係を続けています。
ただ、最初は彼のことを心配性と思っていたのですが、最近はそう思えなくなりました。
心配性というのは表向きで、“本当は私を支配したいのではないか”と思い始めました。
つい先日も、私のスマホを勝手に見て、私の交友関係や元彼等とのラインのやり取りをチェックしていました。
たまたま夜中に起きた時、彼が私のスマホをすごい形相で見ていたので怖くて気づかないフリをしました。おそらく私が寝ている間に指紋認証を解除されてしまったのだと思います。
そこから元彼と連絡を取っていたことに激怒され、また、夜勤(※健全な飲食店です)で働いていることも問い詰められました。
「一人暮らしでお金を貯めたいから時給の高いところで働いている、元彼ではあるけれどそれもだいぶ前のことで今はただの友達」と説明しても、「俺に何の報告も無かった」と言われ、「携帯壊すからカナヅチ持ってこい」と怒鳴られました。
結局、壊されはしなかったですが、お客さんとのラインのやりとりを一つ一つスクリーンショットして送らなければならなくなりました。
LINEのアイコンも消され、名前も適当な名前させられました。
自分でも何で彼の指示に従ってしまうのか分かりません。
嫌われたくないという気持ちがあるのは分かってますが、それとは別に理不尽さも感じています。
今回、ご相談しようと思ったきっかけが、「友達とご飯に行くな」と言われたことです。
まだ夜勤のことを黙っていた頃、出勤の際に「友達とご飯行ってくる」と私が嘘をついていたことをずっと根に持っていて、それ以降「本当に友達と会う」と言ってもダメと言われます。その友達とのラインも見せたのに納得してもらえません。
付き合い始めてから半同棲みたいにずっと一緒でしたが、つい先月、彼に辞令が出て遠距離になりました。なので今まで以上に束縛が激しいのだと思います。
ただそれで納得できるわけではないし、友達とも会いたいです。
私が彼の言う通りにしている時は本当に優しいです。ただ私も言いたいことがあって意見すると一気に機嫌が悪くなります。
将来、この人と一緒にいても幸せになれそうにありません。周りからも「早く縁を切れ」と言われます。
自分でもわかっています。なのに離れられないんです。
何度か別れ話をしましたが、結局自分が泣きついてしまいます。
依存してるのがとてもツライです。この依存から早々に抜け出して関係を終わらせたいです。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。Uさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
彼の嫉妬と束縛は正常ではありません。Uさんへの執念は“恐ろしい”ほどです。
とはいえ、Uさんに「関係を終わらせたい」という明確な意志があることが何よりの希望です。問題を解決させる原動力になることでしょう。
“自分から別れ話を切り出すも結局泣きついてしまう”というパターンに陥ることさえ防げれば、今のツライ依存関係から抜け出せると思いますよ。
さらに、物理的な距離と心の距離は密接に関係しているため、遠距離になった点も追い風です。
どうして泣きついてしまうのか?
まず、“自分から別れ話を切り出すも結局泣きついてしまう”その原因について考えてみましょう。
「依存」という言葉で表現されていますが、『彼のどんなところに依存しているのか、Uさんにどんな心の隙間があるのか』など、もう少し掘り下げて考えてみて下さい。
原因がわかれば、その原因を取り除き、これまでの行動パターンを修正することができます。
社内や職場での恋愛に決着をつける時は慎重に
Uさんのご相談内容には書かれていませんが、1点とても厄介な問題が隠れていると私は推察しています。
それは、『お二人が同じ会社に所属しており、彼が上司であるという点』です。
「実は会社を辞めようと思っていた、転職を考えていた」と、Uさんが思っていたのならむしろ好都合ですが、そうは考えていない場合、不本意な辞め方を余儀なくされる可能性もゼロとは言えません。
「二人の幸せを願っての決断であること」を強調する
別れを切り出すにしても、感情的になって彼を批判したり、自分の不満をぶつけたりするのは危険です。
二人の幸せを願っての決断であることを、冷静に、論理的に伝えることが重要になってきます。
また、10歳も年上の男性上司ともなれば、積み上げてきた社会的地位が崩れるのをひどく怖れているものです。まして、“不倫関係が露呈する”という事態だけは避けたいと考えているでしょう。
次のような言葉が良い意味で彼のプレッシャーになり、スムーズな別れにつながるかもしれません。
別れを告げたら、もう泣きつかない、戻らない
別れを告げる際は、彼が納得できる理由を考え、二人の幸せを願っての決断であることを強調して下さい。
そして、別れを告げたら、もう絶対に泣きついて戻ってはいけません。