「嫌いな上司との付き合い方・接し方」効果的な対処法とは?

嫌いな上司。理不尽・無責任・すぐ怒鳴り怒る上司との付き合い方・攻略法!

上司との付き合い方に悩む女性は多く、実際に「嫌いな職場の上司をどう攻略するか」という類の相談は頻繁に私のもとへ寄せられます。

そこで本記事では、働く女性が上司に振り回されないための上司との賢い付き合い方・攻略法』を3つのケース別でお伝えしたいと思います。

 

BPL Woman Editor

こんにちは、BPLaboです。

1)「理不尽な上司」を攻略する

「苦手な上司とは?」というアンケートでは、往々にして『理不尽な要求をしてくる意地悪な上司』が上位にランクインします。きっと共感する女性も多いことでしょう。

そして、人は一度「この上司、苦手だなあ…」と思ってしまうと、その感情がずっと頭から離れなくなる傾向があります。

どうにか好きになろうと思っても、どんどん苦手意識が増大して必要最小限の会話しかしなくなっていく。あなたにもそんな経験があるのではないでしょうか。

仕事でしか付き合いがない上司とは、そもそも「仕事のこと以外は特に話すことがない」もの。また、苦手な上司のプライベートにわざわざ関心を寄せる部下はいないでしょうから、ゆっくり話す機会があっても「無難な話題」を選びがちです。

しかし、苦手な理不尽上司を攻略するには、やはり”ある程度の深いコミュニケーションが不可欠”です。

では、一体どうコミュニケーションを図ったら良いのか。

それはズバリ!上司の成功体験(武勇伝)を聞くこと。

次のように、あなた自身にプラスになる内容を選んで質問することがポイントですよ。

あなた
あのロングセラー商品は、部長がわずか入社5年目にして開発されたとお聞きしました。様々な生みの苦しみがあったと思いますが、商品アイディアが生まれたきっかけを聞かせて頂けますか?

 

こんなふうに質問し、あえて自慢話をさせて自尊心を満たして頂く。そうすれば、こちらが望んでいなくても上司はあなたを気に入るでしょう。少なくとも、今以上に理不尽な要求をされることはなくなるはずですよ。

また、上司に気に入られるようになれば、不思議とあなたの苦手意識も消えるもの。

「苦手な上司の自慢話を聞くなんて冗談じゃない」と思うかもしれませんが、なにも聞きたくもない自慢話を一方的に聞くわけではありません。

あくまでも、こちらは聞きたい内容を質問し、あちらは気持ちよく自慢するわけですから、お互いにメリットがあるはず。理不尽な上司だからと苦手なままにせず、ちょっとの勇気と工夫で味方につけましょう。

2)「なんちゃって上司」を攻略する

「あの上司がいい。やっぱりやーめた、こっちにしよう!」などと自分の上司を選ぶことが出来たらいいのにと言う女性がいますが、残念ながらそれは現実的な考えではありません。

上司を選べないからこそ、あなたは適応力を身に付けるべきなのです。

現実は「上司なのだから自分よりも有能なはず」ということもなく、組織では『自分より知識も浅く経験も少ない上司の下で働く』こともざらにあります。

そのくせ部下にはやんや口うるさく言い、自分の事になると言い訳三昧。無責任を絵に描いたような口先だけのホラ吹き上司やゴマすりだけで地位を得たメッキ上司も多く存在します。

とりわけ、専門的な知識や技術を身に付けていないくせに専門家を気取っているなんちゃって上司は『かなり多い』ようですよ。

そんな扱いに困る上司に対しては、未熟な子供と思って接することが賢明でしょう。

ほら、子供は大人に向かって平気で「知ったような口を利く」ではありませんか。その時に子供が見せるドヤ顔まで上司のそれとどこか似ています。(笑)

とはいえ、子供だから許せるし、可愛いと思えるもの。そうとわかれば、部下は心の中で上司を子供と思うようにし、親心を持って取り扱えば、「子供だから仕方ない」と割り切れるようになり、いたずらに腹を立てることもなくなるはずです。

また、上司のアシスタント役に徹してフォローする(参謀役になる)のも効果的です。

あなた
今日の会議で課長のお役に立つかと思い、最新情報が掲載されている記事をコピーしておきました。どうぞ使って下さい。

 

こんなふうにフォローに回れば、上司のプライドをいたずらに刺激することなく、逆にこちらが上司の力を利用することも可能になります。上手くいけば重用されることもありますよ。

少なくとも、「本当に助かる!この部下は大切にしないといけないな」と思ってもらえるでしょう。

3)「よく怒鳴る、怒る上司」を攻略する

怒鳴り癖のある上司はまだまだ多いもの。

朝一で新人社員を、夕方には中堅クラスの社員を怒鳴り、時にはベテランを公開叱責して周囲にピリリと刺激を与える時代遅れのボスマネ上司も少なくありません。

あまりにもそれが恒常的すぎて「また始まった…」「アホくさ…」と呆れている部下もいることでしょう。

慣れてくれば自分の心の中で割り切ったり折り合いをつけたりしてそれなりに対処出来るものですが、最初の頃や恐怖のほうが勝っているうちは、それがなかなか出来ないものです。

ミーティングなどで上司が怒鳴っていると、たとえそれが自分に向けられたものでなかったとしても、その後なかなか上司には近づきにくいものですよね。

緊急で判断を仰ぎたくても腫れ物に触るように近づくのが精一杯という人もいるでしょう。

上司が怒鳴った後はチャンス?

一方、怒鳴った側の上司のほうも「度が過ぎたかな」「さすがに今回は逆効果かも」と不安になっている場合があります。

怒鳴った後は少し遠慮しがちで周囲に優しくなったり、機嫌よく見せたりする上司は、おそらくこのタイプでしょう。

そうとわかれば、むしろ積極的に話しかけたほうが賢明ですよ。

あなた
恐れ入ります。部長、ご相談があるのですが…

 

こんなふうに少しひょうひょうとした感じで話しかければ、上司は「このタイミングで私を頼ってきてくれるのは嬉しい!ナイスだ」と感謝するはず。上手くいけば、上司の信頼を勝ち得て絆がグッと深まることもあるでしょう。

但し、そうはいっても上司は怒鳴った直後。仕事に全く関係ないような話題で近づくと、かえって火に油を注ぐことにもなりかねません。あくまでも、適切な声掛けを行うようにして下さいね。

上司が怒鳴った後にあえて声をかけることは「助け舟」にもなるのです。ぜひ、チャレンジしてみて下さいね!

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おわりに

ケース別の嫌いな上司攻略法、いかがでしたでしょうか。

上司の権力に抵抗するのではなく、その力を賢く利用することが攻略のコツですよ!

下手に感情的になって嫌いな上司に振り回されることなく、賢い付き合い方をして下さいね。

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