恥ずかしい対応③:「ちょっと聞きたいことがあるのですが…」
話し始めに「ちょっと」を使うのはNG。まして「聞きたい」とぶっきらぼうに言うのは相手に敬意をはらっていない言い方です。
特に、新社会人の立場で使うと「自分勝手で未熟な人だな…」という印象を与えてしまいます。
相手に聞きたいことがあるのであれば、敬意をはらうことが大事。
ここで言う敬意とは、
何について聞きたいのかをハッキリさせること
「聞きたい」ではなく「ご教示願いたい」という姿勢を示すことです。
- 「○○の件について、ご教示願えませんでしょうか?」
- 「○○の件で、お尋ねしたいことがあるのですが?」
- 「○○の件ですが、二、三お伺いしてもよろしいでしょうか?」
などと言えれば合格ラインですね。
恥ずかしい対応④:「すみません。○○さんを呼んでいただけますか?」
訪問先の受付で、このフレーズを言ってしまう新社会人は非常に多い。
受付嬢に「あら、若いわね…」と笑われてもおかしくありません。
こういうときは、まず自分の身分をきちんと明かし、
「恐れ入りますが、○○様をお呼びいただけますでしょうか?」
と言うのが社会人として最低限のマナーでしょう。
恥ずかしい対応⑤:「失礼ですが、どういったご用件でしょうか?」
お客様を向かい入れる際の対応で、この言い方をすると実は「失礼」にあたります。
一般的に使っている人は多いだけに、気にしていない人も多いようですが…でも、言葉のニュアンスとしては、ジャケット着用のパーティーの入口で、「だいぶラフな格好ですが、このパーティーに参加するおつもりではないですよね?」と言っているようなもの。
相手を「不審者扱いする」ことと、そう変わりはないのです。
こういうときは、
- 「こちらでご用件を承ります」
- 「わたくしがご対応させていただきます」
と相手を受け入れるのが大人社会でのマナーでしょう。
- 「あのー、わたくし○○と申しまして…」
- 「お名刺のほう、いただいてもよろしいでしょうか?」
- 「ちょっと聞きたいことがあるのですが…」
- 「すみません。○○さんを呼んでいただけますか?」
- 「失礼ですが、どういったご用件でしょうか?」
いかがでしたか?
ちょっとした「言い方の違い」が明暗を分けるのが大人社会です。
同時に「言葉遣い」に磨きをかければ『大人社会で水際立つことができる』のもまた新社会人ってことですね。
今のうちから磨きをかけて、周囲から好評価を得られる新社会人になって下さいね!
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