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相談:お荷物状態の旦那をどうすることもできずに困っている。旦那の扱い方を教えて下さい。
相談者:あさりさん
私は、4歳と1歳の息子2人と20代の旦那を持つ20代の妻です。
子供たちは平日保育園、旦那は9時~21時の休日不定期会社員、私は自営業で取引先に出向く以外は基本的に在宅です。
旦那の収入は私の1/5程度で、一人暮らしも困難なレベルの年収になっています。
今回は、旦那の扱い方についてご相談させてください。
旦那は基本的に、家事育児は女の仕事、自分は正社員で外仕事をしているのだから他に何もやらなくて良いといった考えを持っています。
旦那は家事育児から自分の身の回りのこと(整容、翌日の準備、自分が必要なお金の把握や準備など)を一切やりません。
飯はまだか、自分のシャツがない、靴下がない、朝出勤直前に「今日外食するから1万円」と急に現金を要求してきたりします。
時折、勝手に引っ越しを決めて初期費用(数十万円)やライフラインの初期手続きを丸投げしてきたり、連帯保証人などになって借金を作ってきます。
しかし、周囲には自分が子供と妻を養っていて、妻は自営で仕事が不安定だから大変だと払拭して回っているようです。
夜、寒くても掛け布団を自分で押入れから出してきて使用することもできず、体を冷やして風邪を引くこともあります。
上着も出して着せてやらないと、冬でも半袖のまま震えながらただ座ってゲームをしています。
現在は私が経済面でもその他でも家計を回しながら子どもと旦那の世話をしている状態です。正直、疲れ切っていて医師からは鬱病手前だと言われています。
旦那は家族や親戚などとは絶縁状態にあります。家業の手伝いをしなかったことと、元々発達障害を持っているところがあるようで口減らしに捨てられたようです。頼れるような友達などもいません。
このまま働きながら旦那のお世話までは続けられないので離婚も真剣に考えて弁護士さんに依頼したこともありましたが失敗し、現在に至ります。
行政にも掛け合いましたが、夫婦なのだから支え合って生きて行ってくださいと突き放され、何の支援も受けられませんでした。
各所に相談しても、そんな旦那を選んだあなたが悪い、と自己責任論になって終わります。
子育てをしながら自活していくことは経済的にも可能ですが、お荷物状態の旦那をどうすることもできずに困っています。
自分の健康や子ども達を含め生活のためにも旦那をどうにかしたいのですが、どのように扱えば良いのでしょうか?
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。
あさりさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
自分を大切にする
きっと、結婚してからずっと「なぜ?どうして?どうすれば…」と繰り返し自分に問いかけてこられたのではないでしょうか。
しかしそれは、無意識に“自分自身を責めている”ことでもあるんですよね。
自責の積み重ねが、あさりさんの心を弱らせてしまった大きな要因の一つである、と私は見ています。
そして「どうにかして旦那を上手に扱わなければ…私が頑張らなければ…家庭運営は私にかかっているのだから」と、旦那さんに合わせて自分を納得させようとし、やがて心が悲鳴を上げ始めるのです。
あさりさんは今後、旦那さんではなく、自分に合わせて過ごすことを心がけて下さい。
「旦那は旦那、私は私」と割り切る
では、どうすれば自分に合わせることができるのか。それはズバリ、旦那さんと適切な距離を置くことです。
今回の問題は、旦那さんが発達障害であることが問題をより難しくしている面もあります。弁護士や行政のような外側からは旦那さんの問題がよくわからない(あさりさんにしかわからない)のでしょう。
さらに旦那さん本人の自覚も薄いため、あさりさんがどんなに改善を求めても一方通行になりやすいものです。
以上の観点から、旦那さんを上手く扱うという発想を止め、家族ではあるが「旦那は旦那、私は私」と切り離す意識を持つことが大切です。
例えば、旦那さんがやったことに対しては大袈裟に褒める、やらなかったことに対しては目をつむる。その代わりあさりさん自身も無理して補完しようとしない。そんなふうに、不完全な夫婦関係を受け入れるような適当さが今は必要なのかもしれません。
旦那さんと適切な距離を置くことで、少しずつかもしれませんが、徐々に自分を取り戻せるはずですよ。
実のご両親に愚痴る
あさりさんの悩みを打ち明けるとなると、実のご両親という存在は“最も相談しにくい相手”と言っても過言ではありません。
親を心配させたくない気持ちや何とも言えない気恥ずかしさもあるでしょう。そこで、(まだご両親に話をしていない場合は)この機会に少しずつ愚痴を言ってみることをオススメします。
相談という堅苦しいものではなく、あくまでも愚痴の範疇でまずは話してみるといいでしょう。
弁護士や行政を頼っても自己責任論と突き放されてしまう中、最後にあさりさんの味方になってくれるのは実のご両親です。また、夫婦関係の大先輩でもあるご両親は、夫婦に不満はつきものであることを理解しています。
ほんの少し愚痴を言うだけでもストレス発散になり心が晴れることもあるでしょう。ご両親が近くにいない、どうしても両親には話せないというなら、心を許せるご友人や、似たような境遇の知人などでも構いません。
適度に不満を吐き出しているうちに、旦那さんの言動を割り切れるようになり、いつの間にか適切な距離を置けるようになるものです。
最後にもう一度お伝えしておきますが、ぜひ自分を大切にして下さいね。