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相談:家事も育児も手伝わない旦那の愚痴を言いたい。でも親にも友達にも相談できない…。
相談者:Aさん
私は旦那と娘(7ヶ月)の3人で暮らしています。
旦那はすごく短気で別のことでイライラしていても私に八つ当たりをしてきます。
娘を抱っこで寝かしつけていても大きな声を出したり舌打ちをしたり物に当たったりします。
「物に当たらないで。娘が起きちゃうでしょ」と言うと余計にヒートアップして逆ギレしてきます。
別のことで怒っていたのに怒りの焦点が私に向けられ、「どっかいけ」「お前なんかが母親で可哀想だ」など、ひどい言葉でなぜか私が傷つけられます。
あなたのここが悪いから直してと言っても話が噛み合わず理解してもらえません。
私には何でも言いやすく甘えているのかもしれませんが、一時的な怒りであっても毎回のことなので耐えられません。
後日冷静になると謝ってきます。いつもこの繰り返しです。
また、家事育児はもちろん何も手伝わず、むしろ「毎日暇だろ」と言われます。
「時間あるんだからここの掃除ぐらいやれよ」など言われ、大変さをわかってもらえません。
どうしたらわかってもらえるのでしょうか。何と言ったら伝わるのでしょうか。
本当に私がどっかいけばわかってくれるのかな?と考えてしまいます。
自分の親には心配かけたくなくて言えず、友達もみんなそれぞれ忙しいと思いなかなか愚痴れず誰にも相談できなくて、今後のことなど考えていると涙が出てきます。
娘の前では笑顔でいたいのですがなかなか上手くいきません。
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。Aさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
旦那さんの問題を親にも友達にも相談できず愚痴も言えないでいるため、Aさんの心は悲鳴をあげているように見受けられます。そろそろ限界に達しつつあるのではないでしょうか。
長期間ストレスを発散できないでいると、やがては正常な判断ができなくなる怖れがあります。
冷静になって我に返った時、娘さんにとって望ましくない選択をしていたことに気づくなんてことがないよう、気持ちをしっかり持って下さい。
育児の疲れや不満を旦那さんにぶつける悪循環も
娘さんがまだ7ヶ月であれば、常にそばにいなければならない(離れることができない)状況もあり、育児による心身の疲労も相当なはずです。
また、旦那さんが育児に積極的でない(フォローやヘルプがない)ようですので、Aさんが自覚しているよりもずっと自分自身にストレスが溜まっていることも推察できます。
Aさんが旦那さんの言動に敏感に反応してしまう、つい注意したり要求したりしてしまうのは、育児の疲れや不満のせいということもあるかもしれません。
ちょくちょく実家に帰省したりして、旦那さんや娘さんから程よく離れることができる状況を意識的につくることも必要になってくるでしょう。
感情的になっている旦那さんには、まず…
今の旦那さんにAさんの大変さをわかってもらうのは難しいことかもしれません。わかってもらおうと主張すればするほど衝突してしまうこともあるでしょう。なぜなら、旦那さんにも言い分があるからです。
イライラして感情的になっている旦那さんに何を伝えても、いたずらに刺激するだけで衝突を招くことは想像に難くありません。
そんな旦那さんに「なんと言ったら伝わるのか」というAさんのご質問にあえてお答えするとしたら、骨の折れる仕事ではありますが、まずAさんが旦那さんの言い分を全部聞いて、旦那さんが冷静さを取り戻さない限り何を伝えても無駄に終わる可能性が高いということになるかと思います。(※夫婦関係を良くするための“仕事”と割り切って関わるほうが気持ち的にラクになれると思います。)
親には心配かけてもいい
Aさんの苦しみを無条件で分かち合ってくれる確かな存在はやっぱり親なんだと私は思いますよ。
心配かけてはいけないと考えるAさんはとても親思いだと思います。しかし、それで自分が壊れてしまっては、自分も親も不幸になってしまいます。
Aさんが思っているほど親はそんなにやわではありません。子供のためならなんだってできますし、労を惜しみません。母親になったAさんご自身が一番そのことをわかっているはずです。
親には心配かけたくないという考えを改め、せめて親だけにはこの状況を知っておいてもらおうと考えてみてはいかがでしょうか。
友達との時間を持つ
友達との時間は積極的に持ったほうがいいですよ。
たしかにみんなそれぞれ忙しいかもしれませんが、そういう状況の中でなんとかお互いに時間をつくって会おうとするのが友達ですよね。
なにも悩みを相談したり、愚痴を言う目的のためだけに会う必要はありません。久しぶりにご飯でも食べようとか、懐かしい時間や楽しい時間を過ごそうとか、そういう目的でいいんです。
小さいお子さん連れOKでランチできるお店はたくさんあります。託児施設付きのレストランなんかも最近は増えてきていますよ。ぜひチェックしてみて下さい。
子供が小さすぎてそういうところはまだ難しいという場合は、お互いの自宅でお茶会やランチ会をするというのもアリだと思います。
食事しながら近況報告をし合っているうちに、自然な流れで旦那さんのことを愚痴れるかもしれませんし、友達のほうから愚痴を聞かされるかもしれません。
あるいは、それを聞いて相手も自分と同じような悩みを抱いていることに気づき勇気がもらえることもあるでしょう。
いずれにしても、Aさんは親にも友達にも必要以上に気を使いすぎているように思います。
その“人の良さ”が自己犠牲につながり、やがてAさんは壊れてしまうでしょう。限界に達するのは時間の問題です。
実家に帰省してみる、友達と会ってみる、とにかく動いてみて下さい。
お子さんを園に預けるようになると環境が変わってくる
お子さんを保育園や幼稚園に通わせるようになると、少しずつママ友ができて交流が始まり、やがてお子さんと同じ組やクラスの親が一同にまとまってコミュニティを形成するようになります。
今はまだ想像できないかもしれませんが、頑張って仲良くしようと思わなくても、園の行事があるたびにちょっと会話することで自然と交流は深まっていくものですよ。世間話をする仲になったり、お茶会やランチ会などもあるでしょう。
友達が遠方にいてなかなか会えなかったり、友達だからこそ言えないような場合は、近くのママ友が頼りになったりします。
同じ境遇にいるママ友だからこそ言える、相談できる、愚痴れる、そういうことはたくさんあります。
どうか未来を悲観しないで下さいね。
お子さんの成長と共に親も成長し、環境もどんどん変わっていきます。友達や知人の輪も広がり、悩みを相談したり、愚痴を吐き出せる相手も増えてくるでしょう。
時間の経過と共に改善していくこともたくさんあります。