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大森篤志からの回答内容
なるほど。Yさんは上級になりたい欲が強すぎるあまり理性を失ってしまったのでしょうかね。いずれにしても、Kさんがこのままで良いはずはありません。
Kさんのお考え通り、今回のケースにおける最も賢明な解決策は『店長に相談する』ことです。
ただし、下手に動いて『Kさんご自身の評価を下げてしまうこと、Yさんに悪いように伝わって逆恨みされること』だけは避けなければなりません。
伝え方を間違えないよう慎重に対策を考えましょう。
【×】店長を責めるような言い方はしない
このような言い方では、いたずらに事を荒立てるだけです。
店長のマネジメント能力を否定するかたちにならないように言葉を選ぶことが肝心ですよ。
【○】店長の考えを確認する
あまりあってはならないことですが、店長も人間。自分の言ったことを忘れ、現状を正確に把握していないこともあります。
あらためて現状を伝え、その現状に対する店長の考えを聞くことから始めましょう。
店長に相談していることをYさんに知られてはいけない
Kさんが店長に相談して改善されたとしても、その相談を境にYさんのレジ業務が急に増えるようになれば、Yさんが「Kさんによるもの」であることを察するのは時間の問題です。
Yさんに気づかれないよう極秘に相談することが大事ですよ。
相談したことが悪く伝われば、最悪の場合「Yさんからの嫌がらせが始まる」こともあるからです。
店長には、Kさんに相談されたからではなく、店長自身が気づき、店長自身の判断で改善対応している点を強調してもらいましょう。
相談する前にちゃんと頭で整理し、感情的にならないように
相談時、大多数の女性は『感情的になりやすい』ものです。感情が全面に溢れ出てしまうと、相談内容が相手にちゃんと伝わらないことも。
『いつ、どういう状況の時に、どんなことがあったのか、それによって自分や周囲にどのような支障が出ているのか』など、予め情報を整理してから相談するようにしましょう。
時系列にわかりやすくたメモ等を提示しながら相談すると効果的ですよ。
もう遠慮はいらない
Kさんだけが犠牲になる働き方を続けるのはもう終わりにしましょう。これからはご自身を大切にして下さいね。
堪忍袋の緒が切れたのですから、今こそおかしいことにおかしいと言える人間になる時です。
感情的にならず正しい相談方法で行えば何も心配することはありません。もう遠慮はいりませんよ。