大森篤志からの回答内容
彼が『自分に合っていると思える時』と『豹変してそう思えない時』があり苦しんでいるのですね。
しかし、お互いがしんどい関係は、厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、相性が良いとは言えません。“好きという気持ちがあっても一緒にいてはいけない関係”という場合もあるでしょう。
「彼が“しっかり直す、異常と自覚する”ことが出来れば一緒にいたい」と思ってしまうようですが、それを期待するのは賢明ではありません。
なぜなら、彼がモラハラ男である場合は自分を異常と自覚することが出来ないからです。もし自覚できるのなら、そもそも彼はモラハラ男ではありません。これまでの経験上からひだりめさんご自身が一番おわかりのはずです。
お二人がお付き合いをしてどのくらいの期間になるのかはわかりませんが、その間に何度も二人の関係がうまくいく方法を試みたものの「やっぱり私達が仲良く居続けるのは難しいのかな…」という堂々巡りの答えになっているのではないでしょうか。
改めて振り返ってみて下さい。
別れ話になると「ごめん、もう二度と酷いことは言わない」と彼は言うかもしれません。そのたびに彼を許し、裏切られ、傷ついてきたのではありませんか?
彼の言葉を信じたいと思うひだりめさんの気持ちも十分に理解できます。しかし、もし彼がモラハラ男であった場合は、“信じることは彼の仕掛けた罠にハマることを意味する”という認識を持っておいて下さい。
正直なところ、彼のモラハラ行為と思われる情報を詳しくお聞きしていないため、彼がモラハラ男かどうかご相談内容からだけでは判断できません。(必要以上にひだりめさんを心配している様子は見受けられますが)
ただ、彼がモラハラ男かそうでないかに関係なく言えることもあります。
それは、好き同士なのにストレスまみれになってしまう関係もあるということです。
それが恋愛の難しいところでもありますが、もしお二人の関係がそうであれば、期待や未練を捨てキッパリ別れることが結果としてお互いのためになるのではないでしょうか。
もし、ひだりめさんが「どうしても別れたくない!別れずに良好な関係を保っていきたい!」と切望する場合は、お二人それぞれが望むカップルの関係について書き出した上で話し合い、お互いが歩み寄ることを心がけながら恋愛ルールを定めておくといいでしょう。
例えば、次に手をあげた場合は必ず別れる。
あるいはクールダウンの期間を設ける(例:その後1ヶ月間は絶対に連絡を取り合わない)。本日より暴言が3回繰り返された場合は必ず別れる。など、具体的にルールが定められると彼のモラハラに対する抑止力になるはずですよ。
また、どんな言葉がルール違反になるのか?どういう行為がNGなのか?など、ルールを適用する際の基準が曖昧にならないよう決めておくことも重要です。