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従兄弟と恋愛関係になってしまい、モラハラ行為にも悩んでいます。

働く女性の無料相談・回答

大森篤志からの回答内容

『一刻も早く彼と縁を切る(=男女の関係を解消する)ことが望ましい』

これが、まゆさんの幸せを一番に考えて出したプロの相談員としての回答です。

(※懸命に絶縁を試みても彼の拘束から逃れられないという場合は、携帯電話番号やメールアドレス・LINEを変え、彼に知られずにひっそりと遠方へ引越し、新しい地で新しい生活を始めるくらいの決心が必要になる場合もあります。)

長年に渡って背徳感を抱きながら、それでも懸命に繋いできた関係であるだけに、“ここまで来て縁を切る”というのは、受け入れるまでに相応の時間を要することでしょう。

しかし、縁を切らないと前へ進めないのも事実です。

まゆさんに残りの人生を今よりもずっとずっと幸せに生きて頂くことを考えたら、一刻も早く彼との縁を切る他にありません。

まずは、ご自身の心理状態を把握しましょう。

ご相談内容には、『メールやLINEをブロックされたり、「もうこれまでだ!」と迫られたり、心をすり減らす毎日です。』とあります。

冷静になってこの文章を読み返してみて下さい。

今のまゆさんは、どう感じますか?

何か違和感を感じることはありませんでしょうか?

もし「何も感じない、おかしいところはない」と思うようであれば、それは“まゆさんがモラハラ被害者の心理状態に陥っている証拠”です。

ご参考までに、私には次のように聞こえます。

とんでもなく酷い相手ではあるけれど、メールやLINEをブロックされるのは嫌。「もうこれまでだ!」と捨てられたくない。一緒にいたい…

いかがでしょうか。私には、まゆさんの彼に対する依存的かつ服従的な心理状態がありありと表れているように思えてならないのです。

『メールやLINEをブロックされたり、「もうこれまでだ!」と迫られる』とありますが、本当は“そうされた時が連絡を断ち切るチャンス”だったりするんですよ。

しかし、長年に渡ってモラルハラスメントを受け続けていると、「どうにかして関係を繋ぎ止めなきゃ!関係を絶たれたら私は終わりだ…」などと考えてしまう。その被害者心理が、まゆさんの「心をすり減らす日です」という言葉に反映されているのではないでしょうか。

今は迷走している状態。今より酷い状態になることも

「長年に渡って彼のモラルハラスメントに悩んでいる」というご相談を下さった時点で、まゆさんは既に『長年に渡ってご自身が彼に酷いモラハラ行為をされてきた事を認めている』わけです。

それでも離れられないのは、これまで懸命に築き上げてきた関係を捨てるという不安、彼と縁を切った後に考えられる他の親族との関係性や影響、被害を訴えても周囲の理解を得られないことに対する絶望感などから、彼と絶縁できない理由をあれこれ見つけ出して迷走し続けてしまうからではないでしょうか。

あるいは、「私が彼の言う通りに従ってさえいれば、昔のように優しい彼でいてくれる(優しい彼に戻ってくれる)」という淡い期待が捨てられない。違いますか?

酷な話かもしれませんが、数年先をイメージしても、まゆさんに対して彼が昔のような優しさを取り戻す可能性は限りなくゼロに近いと思います。むしろ、今より酷くなる可能性も十分に考えられます。

(彼の身に何かが起こり状況が一変するなど、大きなショックや変革でも起こらない限り)彼は、目の前にまゆさんがいる限りモラハラ行為を止めないでしょう。ぜひこの機会に、モラハラとはそういう依存性のある行為であることを再認識して下さい。

まずは“まゆさんに出来ること”から始めましょう

まゆさんご自身が「彼とは縁を切ろう」と決心できる時が来るまで、まずは“まゆさんに出来ること”から始めましょう。

例えば・・・

  • 携帯電話を新しくする(電話番号やメールアドレスも一新する)
  • 話を聞いてくれそうな信頼できる友人や何かあった時に親身になって協力してくれそうな親族(できれば彼と無縁または遠い親族)をリストアップしてみる
  • 気分が晴れて彼への執着心が薄れるような活動を探して実践してみる(友人とのランチ会、趣味友との活動、ボランティア活動、セミナーや婚活イベントへの参加、より仕事に没頭する、資格の勉強を始める、習い事に通う、海外旅行に行く)

など。

今こそ、ご自分の人生をご自分の足で生きる時です。もしかしたら、今が人生の分かれ道かもしれません。今がどん底だと思えるなら、あとは踏み上がるだけです。どん底はチャンスでもあるんですよ。

焦らなくて大丈夫。ゆっくりまゆさんのペースで構いません。まゆさんご自身が「彼とは縁を切ろう」と決心できたら、冷静に「これからどうするか」考えてみて下さい。まゆさんご自身がご自分の幸せのために最善の選択をされることを心より願っています。