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「旦那が非常に怒りやすく怒鳴り散らす」対処法はDESC法?

働く女性の無料相談・回答

相談:旦那に怒鳴り散らされ精神がすり減っている。旦那が子供を欲しがり始めたが不安です。

相談者:めろまろさん

結婚して2年になる旦那についてです。

本人も自分を「いらち」と言うくらい、非常に短気ですが、それ以外に優しい面も沢山あり、好きになり結婚しました。

しかし、やはり非常に怒りっぽく、私が怒らせてしまうと大声で怒鳴り散らし、暴言を吐かれ、それが数日続きます。月に2回程度なのですが。

私は典型的なO型で大雑把、対する旦那は典型的なA型の細かい性格で、全てにおいて私のズボラな点が気にくわない、鼻につくのだと思います。

基本的に指摘されることについては私が悪いと納得しているので、旦那に怒られた点や指摘された点は直そうとしているのですが、その際の怒り方や発言が「異常なのではないか、もしやこれがモラハラなのかな…」と感じ始め、相談させていただきました。

指摘される内容としては、私が換気扇を消し忘れたり、排水溝の髪の毛を捨て忘れていたり、そんなレベルなのですが、家事の不行き届きなどで旦那を怒らせてしまいます。

そのたびに私が謝り、これからは気をつける旨は伝えていますが、「今日出来なかったのに、気をつけるって言っても出来るわけがない。どうせ口だけだろ」と突っぱねられます。

その際、私が一言でも意見や事情を説明すると「出来ない奴に限って自分を正当化する」と返され、私が「これだけ謝っても許してもらえなくて、次回から気をつけるって言う言葉さえも信じてもらえないならもうどうすればいいかわからない」と言うと「結局俺のせいか」と返されます。

最終的には私が泣いて一応終わり、数日経つと旦那はけろっと何事もなかったかのように終わります。

このような家事に対することで怒られることはしょっちゅうです。

他にも以前、翌日が雨の予報だったのですが、前日に「明日は朝から雨みたい、土曜日なのにお出かけ出来ないねー」と話していたところ、翌日雨がやんでいたため、私が土曜日の朝10時半くらいに「雨止んだよ(^ ^)」と話しかけたところ、「なんでそんなこと言うんだ、俺には関係ないだろ、それともどこかに連れて行かない俺を責めているのか」と怒鳴られました。隣近所に聞こえるほどの大声です。

また、結婚当初、日用品の買い物については、クレジットカードを使うようにと言われ、ファミリーカードを渡されているのですが、結婚して初めてクレジットカードを使用した際に(日用品や旦那の嗜好品など)

「なんで2千円くらいでカードを使うんだ、それくらいの金額さえ自分で払わないのか」
「ほんとにケチだよね」
「金に汚い」

とまで言われ、「今いくら持っているんだ、そんなにお前は金がないのか」と財布の中身をチェックされました。以降クレジットカードは一度も使っていません。

家賃や光熱費は旦那が支払ってくれていますが、それ以前から、帰宅途中に食材や日用品を買う時は私が出していますし、外食をした際は「今日は私が払うね」などということはあり、金に汚いと罵倒されるほどの生活はしていないと思うのです。

また、待ち合わせでは1分でも遅れると怒鳴られます。そのため常日頃1分も遅刻しないように気をつけていたのですが、先日は駅でトイレに行きたくて、待ち合わせ時間を4分ほど遅れました。

会った時に「トイレに行ってて、遅れてごめんね」と言ったところ、「人の時間を奪うな。ふざけるな」と言われました。

「トイレに行っても怒られるの?謝ってるじゃない」と言うと、「俺ならトイレくらい我慢する。遊んで遅刻しようと、トイレだろうが、遅れた事実は変わらない」と、それから先もしばらくグチグチ言われました。

また、私の母に対してちょっとしたことで腹を立て、「今から電話して文句を言ってやる」と怒鳴り散らしたこともありました。

私が「私がちゃんと母を注意するし、きちんと伝えるからやめて。心配もさせたくないし、母とあなたとの関係が悪くなるのが辛い」と泣いてすがりついたのですが、「お前の親となんか、縁切ってもいい、だから全部言ってやる。お前は、俺を怒らせるのと、母親が傷つくのどっちが大切なんだ、普通俺を優先するだろ」と怒鳴られました。

諸々書いてしまいましたが、このようなことが月に2回ほどあります。

怒られる内容としては家事についてが多いのですが、我が家は共働きで、私も出来る限りしているつもりです。

朝晩2回の掃除機、毎日の洗い物、毎朝洗濯物たたみ、通勤中にゴミ出し、食事の用意は私の担当で毎日行っています。

彼の口ぐせは、

  • 「俺を怒らせるな」
  • 「怒らせるようなことをするお前が悪い」
  • 「言い訳するな」
  • 「(私の)そういうところが本当に嫌い」

などです。

  • 旦那も鼻をかんだ紙を捨てない
  • フタ類は全てちゃんと閉めない(歯磨き粉など)

など、日常的なことで抜けている部分はたくさんあるのですが、自分は完璧だと思っているようで、以前指摘したら「覚えてない」の一点張りでした。何も言わずにいつも私が片付けています。

私以外にも怒ることはあり、役所や店員さん、自分の友人などにも、何かあると怒鳴り散らします。

ただ、相手がミスや失礼をしない場合は非常に穏やかです。それは私に対しても同様です。私がきちんと家事などをこなし、時間も守り、怒らせない限りはニコニコと優しい旦那です。

しかし、月に数回とはいえ、怒鳴られるのは嫌ですし、精神がすり減ります。

しばらくは2人で楽しもうと子供を作っていませんでしたが、旦那が子供を欲しがり始め、こんな状態で子供を作ることも不安です。

どんな家庭も問題はあるのでしょうし、これくらいのケンカ大したことないのかもしれませんが、ふと、モラハラってこういうことなのかな、旦那の怒り方は異常なのかなと思えてきました。意見をお聞かせください。

ちなみに私は30歳、旦那はバツイチ40代後半、15歳以上年の差がある夫婦です。

(***ご相談内容は一部編集しております***)

(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)

回答者:一般社団法人 全国行動認知脳心理学会 理事長 大森篤志

こんにちは、大森篤志です。めろまろさん(回答では「Mさん」とお呼びします)、ご相談ありがとうございます!

大森篤志

大森篤志からの回答内容

強い自己中心性と傲慢さが散見される

トイレに寄ったために少し遅れただけで「人の時間を奪うな、ふざけるな」と、Mさんを罵る旦那さんの言動は、紛れもなく“強い自己中心性の表れ”です。

『役所や店員さん、自分の友人などにも、何かあると怒鳴り散らす』のも、やはり自分は完璧で正しいという“傲慢さの表れ”でしょう。

離婚歴と年齢差がもたらすネガティブ要素

それと、『旦那さんがバツイチ、Mさんより15歳以上年上』という点も気になります。

気になる点

バツイチという事実からは、“前妻との離婚原因が旦那さんのハラスメントであった可能性”と、もしそうであった場合は“ハラスメントの対象が前妻からMさんに代わっただけの状態である”ことも十分に考えられます。

 

また、お二人の年齢差からは、“価値観や考え方が大きく異なるがゆえに衝突しやすい関係にある”という見方もできます。その傾向は、旦那さんが年上の場合により強くなるものです。

 

自分が正しいと一歩も引かない旦那さんの頑固さも加わって、より夫婦関係が成り立たない状態をつくっているようにも見受けられます。

お伝えした可能性や傾向が当てはまるようであれば、よほどMさんが自己犠牲的に旦那さんと関わっていかないと夫婦関係は維持できないと思いますよ。

マネーハラスメントの可能性も

クレジットカードの使い方に厳しすぎる点や、お金のことでMさんの人格を否定するような発言をする旦那さんには、マネハラ(=マネーハラスメント)の特徴も見受けられます。

モラハラはマネハラを含めた複合的な特徴を持っていますので、お時間がある時に下記の記事も確認しておいて下さい。

女性が知っておきたい!【お金ハラスメント男の特徴】
【マネーハラスメント男の特徴】彼氏や旦那を診断チェック!

誰にでもダメなところがある

完璧な人間など存在しません。わたしたちの誰もが人間的な欠陥を持っています。

大森
夫婦関係は、その欠陥を許し合い、受け入れ合い、補完し合いながら良くなっていくものです。

 

ダメなところを正当化しようとしているわけではありません。

人生の大半を共に過ごす夫婦にとって、「許容し合うことは夫婦関係の維持に必要不可欠な要素なんですよ」とお伝えしたいのです。

許容範囲を設定する

理想を言えば、お互いのありのままを受け入れ合えることですが、それが著しく困難である場合は、次のように『予めお互いが許容できる範囲を設定しておく』ことをオススメします。

  • 自分でコントロールできない要因(“電車遅延”や“突然の腹痛でトイレに行った”など)による遅刻は許す。但し、電話やLINEなどでどれくらい遅れそうか連絡すること。
  • 自分でコントロールできる要因(“財布を忘れて取りに帰った”や“他の事に気を取られてうっかり一本電車に乗り遅れた”など)による遅刻は30分までなら許す。但し、事前に電話やLINEなどで許しをもらうこと。30分以上の遅刻はペナルティ。(※ペナルティは事前に決めておく)

夫婦が話し合う前にするべき儀式

夫婦で話し合う時は、最初に『自分の価値観や考えが相手にとっても正しいという考えは止める』と誓い合ってから始めると不要な衝突を避けることができます。

許容内容を設定する場合、欠陥のある不完全な相手を受け入れようと努めることを話し合いの条件にするといいですよ。お互いの価値観を尊重し合うことが大切です!

Mさん
私は大雑把で抜けちゃうところがあるけど、あまり細かいことを気にしない私の性格があなたを救うこともあると思うよ。
旦那さん
確かにそうだね。俺には“遊び”が足りないからなあ。
旦那さん
俺は神経質で細かいところまで気にするけれど、それがリスク回避になっていることも事実だよね。
Mさん
本当に感謝してる。私だけだったらと思うとゾッとするよ。

自分の気持ちを上手に伝える

夫婦関係を円満に続けるためには、相手に不快感を抱かせずに自分の気持ちをちゃんと伝えるコミュニケーション力が必要不可欠です。

Mさんの「こんな状態で子供を作ることが不安」という気持ちは、今後の夫婦関係を左右する重要な感情ですよね。

その気持ちを旦那さんに伝えないままズルズル時間だけを経過させてしまうと、いたずらに旦那さんの不信感をあおるだけです。最悪の場合、Mさんの浮気を疑われかねません。

とはいえ、ストレートに伝えるとそれはそれで喧嘩の火種になりそうな内容です。では、どう伝えたらいいのでしょうか?

アサーションを利用する

アサーションとは
お互いを尊重しながら適切に自分の気持ちを伝えるコミュニケーションスキルのことです。

アサーションにはDESC法という代表的なスキルがあるのでご紹介しておきますね。

DESC法には次の4つのステップがあります。

DESC法の4ステップ

1.描写する(Describe)

事実に基づいた客観的な状況を把握して言葉にする

「仕事と家事をできる限りこなそうとするが手一杯。月に数回は怒鳴られている」

2.表現する(Expression)

その状況に対する自分の気持ちを言葉にする

「精神がすり減っている。離れたほうがお互いのためになると考えるようになった」

3.提案する(Specify)

相手に望むことや状況の改善策を提案する

「許容範囲を広げて欲しい。怒鳴らずにやんわりと指摘してもらえると嬉しい」

4.選択する(Choose)

相手が選択した結果に対応する

相手が肯定した場合:
「理解してくれてありがとう。ズボラな点を少しでも改善させるよう努力します!」

 

相手が拒否した場合:
「難しいんだね。では今後どうすることが二人のためになるのか、離婚も含めて考えよう」


どんなに上手に伝えようとしても、その結果、拒絶されたり、怒りを買ったりするリスクは出てきます。

でも、子供のことを考え、夫婦関係をこれからも維持するに値する相手かどうかを見極めたいと思ったら、そのリスクは避けては通れないとわたしは思います。