大森篤志からの回答内容
たしかに、「あなたに任せれば安心だね、頼んだよ」と言われた時と、「あなたにはちょっと難しいかもしれないけど、頼むね」と言われるのでは、その仕事に対するやる気には違いが出るものですよね。
その一方、中には「変に期待されてしまうのも困る」という部下もいるでしょう。反骨精神のある部下であれば、「あなたにはちょっと難しいかもしれないが…」と言われたほうが、一泡吹かせてやろうと必死になって実力以上の結果を出すこともあります。
ダメ上司か?やり手の上司?
新しい上司は、単にKAKOさんの気持ちを理解することが出来ない想像力の乏しい人なのか、あえて憎まれ役になることでKAKOさんの実力を引き出そうとしている実はやり手の上司なのか、見極める必要はあるでしょう。
上司の立場で考えると、部下の反骨心を煽るようなマネジメントは、はっきり言ってリスキーです。部下によっては「どうせ私なんて…」と自分を卑下してしまい、這い上がることが出来ない人もいるからです。
もし、KAKOさんに「逆境をバネに出来るような負けん気の強さがある」のなら、その上司は『部下の特性をしっかり掴んでいる有能な上司』と言えるかもしれません。
「腹が立ちましたけれど、仕事は仕事ですから、いつもより慎重に最後までやりきりました」というKAKOさんのお言葉から察するに、おそらくKAKOさんは『逆境をバネに出来る人』なのではないでしょうか。
上司の方に「試されている感じ」がしますか?
ぜひ、「苦手だ」と思い続けているのではなく、今の段階から『女の第六感まで駆使して』上司の本心を掴み取ってみて下さい。
上司の真意がわかるまでは、また上司から「あなたには難しいかも」と言われても、その嫌味っぽい言い方にいちいち反応せず、「やってみます!」とだけ答えて仕事に没頭することが賢明のように思います。
それで上司の期待を上回る成果が出せたら、その度にKAKOさんの評価も信頼度もアップするはずです。
上司を取り込む確実な方法は『一にも二にも結果を出すこと』に尽きます。キャリア12年の実力を見せつけてあげましょう!