大森篤志からの回答内容
断る勇気が持てたら、どんなにラクでしょうか。
私の回答が少しでもこずえさんに勇気を与えるものになれば幸いです。
それと、くだらない悩みだなんて私は1ミリも思っていませんよ。だからこそ、本気でお答え致します。
断れない人を「優しすぎる」とか「嫌われるのが怖いだけ」とか、いろいろと原因にメスを入れる人はいますが、そう言われて断り上手に変われる人はほとんどいないのではないでしょうか。
こずえさんが実際に断り上手に変わることを考えたら、原因を突き止めることよりも『これからどうするか』という具体的な行動にフォーカスするほうがよっぽど効果的だと私は思います。
この観点からまず前提を、『今のこずえさんは“良い人”を演じているだけ』
こう考えてみてはいかがでしょうか。
あくまでも、今は「良い人」の役を演じているだけなので、違うタイプの役を演じることで『変わることが出来る』という考え方です。
こずえさんは今日から役が変わります。
早速ですが、こずえさんには今日から新しい役、断り上手な女性「こずえ」を演じて頂きます!
それでは、台本をお渡し致します。台本を基本に、時にはアドリブを入れながらこずえさんなりの『断り上手な女性』を演じてみて下さい。
「断り上手な女性:こずえ」様用(台本)
友人編
同僚編
相手が伝えてきた予定の日時をそのままオウム返しし、一言「困ったなぁ」と言って下さい。そして、本当に残念で仕方ないという感情を込めて「行けるなら行ったんだけど」と言って下さい。これで終わりです。
具体的な理由を伝えなくても、たいていの相手はすんなり引いてくれるでしょう。下手に「その日は仕事があって」とか「今日はこれから英会話のレッスンがあるので」などと適当に言い繕ってしまうと、あとでバレて気まずい思いをすることにもなりかねません。
台本に書かれている台詞はとてもシンプルですが、実に効果的なんですよ。断り上手は「ベラベラと理由を並べずに断る」ものです。ぜひ、演じきって下さいね!