大森篤志からの回答内容
サトウさんの我慢がどれほど苦しいものだったのか、文章からでも容易に想像することが出来ます。そして、心が弱り果て「人生を諦めかけている」ことも。。。
しかし、いま前を向かなければ、現状は苦痛でしかなくなります。これから先も我慢我慢だけの人生になってしまうと思うのです。
つらい時は「今よりも少しだけ幸せなこと」を考えるだけでも気持ちが前を向くものですよ。
心許せる友人とお喋りすることでも、大好きな俳優が出演しているテレビドラマを観ることでも構いません。どんな些細なことでもいいので、サトウさんの気持ちが今よりも前を向くようなことを考えてみて下さい。
私がそう言うと、おそらく今のサトウさんは「先のことなんて何も考えられない。私の将来に幸せがあるなんて信じられない」と思うでしょう。でもですね、それも『幸せな未来を思い描いてはいけないという自暴自棄の我慢』なんですよ。我慢に支配されているうちは、明るい未来を切り拓くためのエネルギーが湧いてきません。
苦しい時に一番大切なのは、我慢ではなく『努力すること』です。「もう無理」と思った時こそ、諦めるのではなく『自分に出来ることをする』という少しだけ前を向く考え方をしてみましょう。
今のサトウさんに出来ることは何でしょうか?
もしサトウさんが誰にも相談できず一人で悩んでいるのだとしたら、今のサトウさんに出来ることは『誰か人の力を借りること』だと私は思います。
サトウさんの実両親や兄弟姉妹、その他の親戚、元同僚や上司、学生時代の先輩後輩、友人など、あらゆる人たちの力を借りることも、場合によっては「旦那さん側の親類や友人などに助けを求める」ことが必要になるかもしれません。
一人では何も進まなかったことも、様々な人たちの導きによって、離婚という結論に至る場合もあれば、他の円満な解決方法が見つかる場合もあるでしょう。
とにかく、現状を誰かに知ってもらうことが肝心です。私に悩みを打ち明けてくださったように、サトウさんの身近で協力者になってくれそうな相手に助けを求めてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
そんなことをしたら「面倒くさいと思われる」とか「嫌な顔される」とか、そういうことを考える必要はありませんよ。今のサトウさんには、相談相手の反応をいちいち気にしている余裕などないはずです。
解決が難しい問題ほど一人で抱え込んではいけません。
今すぐ、サトウさんの身近で協力者になってくれる人を見つける努力をしましょう。
それと、今がどんなに苦しくても「そう思っているのは決して私だけではない」と考えてみると少しは落ち着くものです。気休めかもしれませんが、あなどれませんよ。
「イヤイヤ」の心だけで現状を過ごしていると、生きる気力がどんどん失われていきます。しかし、苦しみだらけの中にも「それなりに笑えることもある」と考えながら過ごしていると、楽しい人生になるとまでは言いませんが「今よりもイヤイヤな気持ちは小さくなる」はずです。