大森篤志からの回答内容
ナウシカさん、復職おめでとうございます!
休職が長引くと、考え悩む時間も長くなり“よりネガティブになりやすい”ため、早々の復職は精神衛生上良かったと思いますよ。
さて、前回は主に「心の持ち方」をアドバイスさせて頂きましたので、今回は『より現実的な対策』をお伝え致しますね。(※ご回答内では、以前ナウシカさんをいじめていた人を「Xさん」とさせて頂きます)
どちらかが部署異動できないか改めて相談する
現実的な一番の対策は、ナウシカさんが『Xさんと顔を会わせることのない環境で仕事をする』ことです。
二人が同じ部署である以上、『どちらかが部署異動するか、勤務先自体を変えるか』という方法が、ナウシカさんの精神の健康を考えれば一番いいでしょう。
ナウシカさんに協力的な上司がいらっしゃったと思いますが、その上司の方に改めて“部署異動について相談”してみてはいかがでしょうか。
Xさんを以前の部署に戻して頂くことは出来ないのか、ナウシカさんが異動できる部署はあるのかないのか等、まず「どちらかが部署異動できないか」という相談をしてみて下さい。
このように『過去のいじめ』というフレーズをはっきり伝えると「よりナウシカさんの意見が通りやすくなる」かもしれません。
企業側にとって「社内外問わず、職場のいじめ問題が露呈すると死活問題になりかねない」からです。企業側には耳の痛い問題なのです。
伝え方が大事
「ナウシカさんの精神的な問題」として相談すると、一歩間違えば『ナウシカさんに問題がある』と受け取られかねません。それでは不利になるだけです。
それより『過去のいじめが問題』という伝え方を心がけてみてはいかがでしょうか。
期限を決めることも大事
そこまで訴えてもどちらの部署異動も叶わなければ、例えば「とりあえず半年間」などと期限を決めて「前回お伝えした『心の持ち方』で淡々と仕事をこなす」ことに意識を向けてみてください。
期限が過ぎても精神状態に改善が見られないようなら、最終的には勤務先自体を変えるべきなのかもしれません。