今回は、『職場の人間関係を修復改善するコツ』をご紹介致します。
こんにちは、BPLaboです。
職場の人間関係は「今どきの方法で」修復改善する
少し言葉が足りなかったり、配慮に欠けた態度をとってしまったり。無意識に相手を傷つけてしまう、いわゆる「悪気はない」言動をとってしまうことは誰にでもあることです。
様々な価値観を持つ大人が集まる職場ともなれば、些細なすれ違いや誤解によって上司や同僚との人間関係が悪くなってしまうことも少なくありません。
それでも毎日顔を合わせる相手ですから「関係修復が早ければ早いほど精神衛生上いい」ことは言わずもがなでしょう。
おそらく、職場の人間関係を修復しようとする時、ほとんどの女性は「協力的な態度を示して相手のご機嫌をとろうとする」のではないでしょうか。なぜなら、男性よりも女性のほうが『共感を通して仲を深めていこうとする本能が強く働く』からです。
たしかに、それも間違いではありません。与える姿勢が相手の心を溶かすことは事実でしょう。
しかし、良く言えば「感受性が高い」、悪く言えば『深読みが過ぎる』のが現代人。中には「したくもない協力をご機嫌とりのためにしているのが見え見えで、わざとらしい」と感じる人も多く、かえって敬遠されてしまうこともあるようです。
せっかく与えようとしているのに、これでは逆効果でしかありません。
今どきのコミュニケーション術
今どきのコミュニケーションという観点から考えると【相手との関係を修復したい時、実は「相手の助けになろうとする」よりも『相手に助けを求める』ほうが効果的である】ように思います。
仕事(利害関係)が絡んでいると「なにかしてやろう」という姿勢は、ややもすると『あざとい印象』を与えてしまいがち。
それよりも『こちらの弱みを見せたほうが好意を持たれやすい』のは間違いありません。
助けを求めると好意を持たれる理由
よく知られている内容なので既にご存知の方も多いかもしれませんが、心理学者のジェッカーとランディによる実験結果をご紹介しておきましょう。(※イメージしやすい内容に一部変更しています)
「とても愛想の悪いA教授」と「10名のアシスタント」がいます。
アシスタントたちはA教授の手伝いをし、終了後にA教授から報酬を受け取りました。
ここで、A教授は5名のアシスタントに「実は、研究費が不足していて本当は困っているんだ。可能であれば、その報酬を返してもらえないだろうか」と頼みます。
すると、その5名のアシスタントたちは報酬を返してくれたそうです。つまり、この5名のアシスタントは無料奉仕してくれたことになります。
その後、10名のアシスタント全員にA教授の印象を聞いたところ、報酬を返した5名のアシスタントたちの方が他の5名のアシスタントたちよりもA教授に好意を持っていたことがわかったのです。
【心理学者のジェッカーとランディによる実験結果】より
実は…逆!?
相手にこちらの弱みを見せて、助けを求めたり、頼ったりすると「面倒くさい、うざい」と思われるのではないか。そう思う女性は多いはず。しかし、彼らの実験結果からもわかるように『実はその逆』なのです。
自分の弱みを見せること、助けを求めること。
それが簡単ではない(抵抗感がある)ことも理解しています。しかし、一刻も早い相手との関係修復を望むのなら勇気を持ってトライしてみましょう。
ギクシャクしていた職場の人間関係が修復され、より良好な関係に進展させてくれるはずですよ。