上手に叱られるための3つのコツ
上手な叱られ方には次の3つのコツがあります。
- 相手の目を見て話を聞く
- 相手の話の内容に則した適切なタイミングで「はい」や「おっしゃる通りです」などの相づちを打つ
- 相手が話をたタイミングで「すみません」や「申し訳ございません」と謝りを入れる
叱られている時に「下を向いたり、遠くを見たり」する人がいますが、そういう逃避行為とも受け取れる仕草が、相手の目には上の空に映るのです。しっかり相手の目を見て真正面からお叱りを受けましょう。但し、睨みつけてはいけませんよ。(笑)
もちろん上司の目を見て話を聞いているだけでは足りません。そこで相づちを打たなければ、上司は「私の言っていることが理解できていないようだ」と思い、意地でも理解させようとするからです。
タイミングが大事
相づちで最も大切なのは「タイミング」です。
話の内容が見えないうちに頷いて見せたり、「はい」と返事をしてしまうと、それこそ「人の話を聞いていない、聞こうとしない」態度と見なされ、火に油を注ぐことになりかねません。少なくとも、話の「読点(、)」ではなく『句点(。)』のタイミングで相づちを打つようにしましょう。
謝りを入れるタイミングも同じです。必要以上に「すみません」を連発する人もいるようですが、それでは「口だけ」と思われても仕方ありません。
相手が話をたタイミングで伝えるようにしましょう。
(例)上手な叱られ方
上司
電車の遅延で遅れそうなら、その時すぐ私に連絡できたはずだろう。
部下
(相手の目を見て)はい、おっしゃる通りです。
上司
同じ誤ちは繰り返すなよ。
部下
はい!この度は、大変申し訳ございませんでした。
おわりに
上司が部下を叱っている時は『仕事上の重要なノウハウを伝えている』ことが多いもの。もちろん、上司の考え方も満載でしょうが。(笑)
いずれにせよ、仕事のノウハウと上司の考え方を同時に知ることが出来るチャンスとも言えます。
上司の叱りがくどくどモードに入った場合は適当に聞き流す必要がありますが、すべてを聞き流してはいけません。
とても感銘を受けたアドバイスがもらえた時には、素直に「今のお言葉を大切にします」などと敬意を伝えることも大切ですよ。
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