“職場あるある”の一つに『悪い噂ほど、アッという間に広がる』という現象があります。
職場では誰かの噂が会話のネタになりやすいものですよね。
そこで今回は、職場で自分の悪い噂が流れた時の対策と誤解された時の対応方法をお届けいたします。
職場には、ポジティブな人、ネガティブな人、素直な人、批判的な人など、様々な価値観や考えを持った人たちが集まっています。
なんてことのない出来事や発言が人づてに伝わるうちに、事実とは異なった余計な尾ひれがつき、気がついた時には悪い意味になって職場中に広がってしまうことも珍しくありません。
自分への悪い噂は不意にやってくるもの
私の知人女性は、ある日突然部長から呼び出されて「会社の方針なんて守る必要ないよ!とRさんに言ったそうじゃないか。どういうつもりなのか説明しなさい」と言われたそうです。
もちろん身に覚えのないことですから、すぐに「私はそのようなことは言っていません」と反論したそうです。
しかし、結局のところ何の証拠もないため、話は水かけ論に。部長なりの落としどころなのか、「以後気をつけるように!」と厳重に注意されるという損な気分を味わい、いまだにスッキリしないと悔しい思いを話してくれました。
実際は、「チームで勝つ!という会社のスローガンはあるけれど、そのためには“まず個を高めることが先決”だと思うよ」と、他力本願が目立っていたRさんに先輩としてアドバイスをしただけだったそうです。
誤解された時の賢い対応方法はコレ!
身に覚えのない問題が降り掛かってきた時は、焦って対応を急がず、まずは冷静に状況を把握することに専念しましょう。
なぜなら、焦りは人を感情的にするからです。感情的に「そんなことは言ってません!」と反論してしまうと、かえって疑われやすくなるんですよ。
本当に誤解であるなら、誤解であることをわかってもらうために『戦略的に相手の感情に訴えかける』ことが効果的です。
たとえ部長から圧力をかけられても、犯人扱いされたとしても、感情的にならずに次のような応答を心がけて下さい。
落ち着いて、ゆっくりとした口調で相手の目を見て伝えましょう。
「一番信頼している」と言われて、気を悪くする上司はいません。
部下の真剣な言葉を聞いて、「いやいや、私は君の悪い噂を信じているわけではないんだ」「そうか、私は君の言うことを信じているよ。悪かったね」と、こちらの味方になってくれる上司もいます。
いずれにしても、誤解を解くためには、まず“相手に中立的な視点に立ってもらうこと”が重要です。
公平にこちらの話を聞いてもらえる状況をつくる必要があるのです。水かけ論になることも回避できると思いますよ。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
誤解は、上司や同僚との間にとどまらず、お客様、恋人、家族、友人など、あらゆる人間関係において招き得るものです。
今回ご紹介した対応方法はどんな相手にも使えますので、自分を守るためにも押さえておいて損はないと思いますよ。