今回は、就活中の学生や新社会人の方、転職活動中の方や新年度を迎えフレッシュな気持ちを取り戻したいベテラン社会人に向けて『女性のスーツ着こなし術』についてお伝えしたいと思います。
まさに今、就職・転職活動中という女性は面接の時に印象アップが期待できますよ。
こんにちは、BPLaboです。
スーツの着こなしマナーについては、この春に晴れて新社会人になられる方だけでなく、意外とベテラン社会人の中にも知らない方が多くいらっしゃるようです。
スーツを格好良く着こなしてデキル女性を演出したいと思っていても、正しい着こなしマナーを知らないと様になりませんよね。
さて、スーツがビシッと決まっている女性たちは、どのような着こなしマナーを心得ているのでしょうか。
【ここで他の女性と差が出る!】ボタンの留め方、外し方。
そもそもスーツは立っている状態でボタンを留めた時に最も体にフィットするよう仕立てられています。
つまり、立ってボタンを留めた状態こそがスーツのシルエットも着ている自分自身も一番映えるのです。
しかし、リアルな仕事の現場ではどうでしょう。立っている時や歩いている時にスーツのボタンを外してはいませんか?
服装に“ラク”や“動きやすさ”を求める人は多いもの。休憩中にボタンを外してリラックスすることも、ランチ後にお腹が苦しくてボタンを外して過ごすこともあるでしょう。
問題は、TPOを意識せずにボタンを外したまま過ごしていると『だらしなく見えてしまう』ところにあります。
特に、次のような大事な場面ではスーツのボタンを留めましょう。
- 就職活動・転職活動で企業関係者と会う時
(例:会社説明会や面接など) - 会議中に立って意見を述べる時
(例:プレゼンテーションなど) - 立って挨拶や握手を交わす時
(例:商談や懇親会など) - 大勢の注目を集める時
(例:表彰される時など) - 取引先を訪問する時
(例:担当者と同行する時、取引先内を見学する時など) - 上司や先輩と行動を共にする時
(例:社内外で同行する時など)
意外に思うかもしれませんが、上司と一緒に飲みに行った時はチャンスです!
ほどよく飲んでお開きという状況であれば、お店を出る時に意識してスーツのボタンを留めておきましょう。
なぜなら、たったそれだけのことで、上司の目には『お酒が入っても、ちゃんとしている人』と映るからです。
【知らないと恥ずかしい!?】ボタンの留め方にもルールがある。
最後に大切な点をもう一つ。実は、ボタンの留め方にもルールがあります。
レディーススーツの場合、最近は“一つボタン”のスーツが多いようですが、立っている時は「ボタンを留める」のが正式とされています。
一方、“二つボタン”と“三つボタン”のスーツの場合は、どちらのタイプも立っている時は「一番下のボタンを外す」のが正式です。
つまり、“二つボタン”のジャケットは「上のボタンだけ」を留め、“三つボタン”のジャケットは「真ん中のボタンだけ」もしくは「上二つのボタン」を留めるのが正式ということになります。
但し、ボタンを留めたまま座るとジャケットのシルエットがくずれてしまい、スーツ姿が返って不格好に見える場合もあります。また、お腹まわりのジャケット生地が張っていると相手に窮屈な印象を与えかねません。
“座る時はあえてボタンを外す”ことが相手への心遣いになるものと考えましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
多くのマナー本にも『立っている時はボタンを留めること』と書かれています。
その理由は、そのほうがスーツ本来の持つ美しいシルエットが際立ち、着用している人間をより魅力的に見せてくれるからです。
スーツに限らず、そのモノの持つ良さを上手に活用することが出来れば、どのようなモノであってもあなたの魅力を引き立たせてくれるアイテムになるのではないでしょうか。