扱う商品やサービスの本質的な価値を考える
営業。販売。接客。
人間を相手に商品やサービスを提供する人は、相手のニーズを正確に把握して“そのニーズを自分の提供する商品やサービスで叶えようとする姿勢でいること”が肝心です。
そして、営業力のある売れる人間は、自分が提供したい商品やサービスの『本質的な価値』を絶えず追求しています。
なぜなら、本質的な価値は、他の商品やサービスと比較されにくい価値や差別化を生み出すことを知っているからです。
例えば、高級腕時計で考えてみましょう。
ケースがゴールドであったり、文字盤にダイヤがあしらわれているような数百万円以上の高級腕時計をイメージしてみて下さい。
価格が高いことや、高級腕時計と呼ばれる意味は理解できると思います。
しかし、ゴールドやダイヤが使われていることは、腕時計にとって『本質的な価値』ではありません。
それらは単なる装飾であり、高級感を演出することで付加価値を高めているにすぎないのです。
それよりも、「視認性が良いこと」や「正確に時を刻むこと」のほうが『本質的な価値』であって、その「本質的な価値によって相手にどんな利益があるのか?」「他に本質的な価値を生み出せないか?」という追求こそが、相手のニーズを達成させるために必要なことなのです。
本質的な価値が多ければ多いほど“お客様のニーズを達成させることができる”ということも覚えておいて下さい。
本質的な価値の追求に終わりはない
あなたがお客様に提供したい商品やサービスは何ですか?
それらの『本質的な価値』は何でしょうか?
あまり深く考えたことがないという人は、この機会にじっくり考えてみて下さい。
扱う商品やサービスの本質的な価値の追求に終わりはありません。
自分でも思いもよらなかった本質的な価値がまだ眠っているかもしれませんよ。