テレワークが一般的になり、自分でワークスタイルを選べる時代になりつつあります。
情報共有やコミュニケーション、会議に至るまでオンラインで行う仕事スタイルは、もはや珍しくはありません。
すでに新しいワークスタイルに慣れたという人も結構いるのではないでしょうか。
一方、オンラインだからこそ、相手に不快感を与えていることに気づきにくい面もあります。
いたずらに自分の評価を下げないよう、この機会に『テレワーク時代の新しいビジネスマナーや新しいメール術』をチェックしておきましょう!
オンライン会議のマナー
SkypeやZoom、Meetなどを使ったオンライン会議では、いざ会議が始まった時に「声が聞こえない」「カメラに映らない」など慌てないよう事前にカメラやマイクをチェックしておいて下さい。
時間ギリギリに参加すると、Wi-Fiへの接続不良で繋がらないトラブルが発生することも…。できれば5分前には参加しましょう。生活音や車の音などが入らないように可能な限り静かな環境で参加するのもマナーです。
背景に洗濯物などが入らないよう壁を背にして座るか、相手がOKであればバーチャル背景を設定するのもいいですね。
自分が話す時以外はマイクをミュートにすることも忘れずに。子供やペットが映り込むのは、微笑ましいアクシデントですが、中には不快に思う方もいるので注意しましょう。
改めて気をつけたいメールのマナー
メールの件名は要件がひと目でわかるようにするのがマナーです。後で見返したい時に検索で探しやすい具体的なワードを使うと親切ですよ。
「おはようございます」「いつもお世話になっております」など、挨拶を件名にすると迷惑メールと間違われる可能性もあるので注意しましょう。
特に社会人1年目の方は、メール送信に気をつけて下さい。「To」は宛先、「Cc」はカーボンコピー(情報共有する相手)、「Bcc」はブラインドカーボンコピー(情報共有はするがToとCcにはメールアドレスを不表示にしたい相手)です。再認識しつつ、情報漏洩にならないよう使い分けましょう。
また、添付ファイルを送る場合、容量が大きいものは圧縮して送ることを忘れずに。添付ファイルの容量はおおむね3MB程度が上限となっています。
その他にも、宛先が間違っていないか、誤字脱字がないか、要件がわかりやすいかなど、送信前に必ずチェックして下さい。テレワークが一般的になってきているからこそ、改めて気をつけたいメールマナーですね。
業務連絡にLINEを使うのはOK?
新しいビジネスマナーを語るうえでLINEに触れないわけにはいきません。メールよりも気軽に送れて、既読されたかどうかが確認できるLINEはビジネス上でも便利なツールです。
ただし、機密性の保持が万全とは言えませんので、職場で使用が認められている場合のみルールに則り有効利用して下さい。
「午後のミーティングで報告してもよろしいでしょうか?」など端的に業務連絡を行う場合はほとんど問題ないと思いますが、スタンプや絵文字の使用は極力控えましょう。
「こんな人とは一緒に仕事をしたくない!」嫌われる社員の特徴5つテレワーク時代のファッション&メイクマナー
ファッション
オンライン会議などで基本的に画面に映るのは上半身です。とはいえ、資料を取りに立ち上がってうっかり下半身も映ってしまった、という恥ずかしい報告も耳に入ってきます。下半身はパジャマやショートパンツなんてことがないように気をつけましょう。
見られても恥ずかしくない適切な服装で臨んで下さい。テレワーク時代、わざわざジャケットを着用する必要はありませんが、カジュアルになりすぎないのもマネーです。
トップスの色は顔映りが良くなるよう鮮やかなカラーがおすすめ。白っぽいトップスは、背景と同化したり、顔色が悪く見えがちです。千鳥格子やギンガムチェック、ピンストライプなど細かく規則性がある柄は、歪んで見えますので大事な会議ではなるべく避けたほうが賢明ですよ。
メイク
どうしてもメイクに時間がかけられない場合、メイクはポイントメイクだけでも問題ありません。シミやクマが目立ちやすい目頭から頬骨の一番高い所にファンデーションを塗るか、部分的にコンシーラーをつけるだけでもキレイに見えます。
それ以外の場所はファンデーションをつけなくて意外と大丈夫。眉が薄い人はペンシルで描き足して、しっかり生えている人はアイブロウで整えるだけで十分と、女性人事部長としてオンライン面接を何十回(何百回?)と行っている私の知人が話してくれました。
オンライン会議メイクのポイントはチークとアイメイク。画面越しだと顔色が悪く見えがちなので、頬の真ん中にふんわり丸くチークを入れて血色を出しましょう。アイライナーをしっかり目にひけば、マスカラは必要ありません。リップはベージュなどを避け、発色の良いカラーを選びましょう。
新しいテレワーク時代に突入している今、直接会ってコミュニケーションが取れない距離があるからこそ、マナーは大切です。