こんにちは、BPLaboです。
このコラムを読めば、『自分の言葉で伝えるコツ』が分かります。
さて、
- 「わたしがどんなことを言ったら、皆の心に響くのだろう…」
- 「あの人が言うから響くのであって、わたしが同じことを言ってもダメ」
そんなふうに思うことってありませんか?
でも、それはただの「思い込み」。
「自分の言葉で伝える」ことができれば、あなたのメッセージは必ず相手に響きます。
確かに、「あの人が言うから説得力があるんだよね」って思うことは誰にだってあります。
でも、そう言ってしまえば終わり。
それでは、いつまでたっても「わたしが言ってもダメ」という自己評価の低い状態から抜け出せません。
『できた人が「こうやってできた」と言うこと』や『実績のある人が格好いいことを言うこと』だけが説得力のある発言だと思い込んでいたらもったいないんです。
やっぱり、「オープンハート」でしょ?
「自分の言葉で伝えるって一体どうすればいいの?」ってことなんですが…
それは、『自分の弱みと、その弱みの改善プランを伝える』だけ。
自分の「弱み」や「ダメなところ」を伝える。
それに加えて「こうやって改善しようと思っている」ということを言葉にすれば、それだけで聞き手の心に響くものなんです。
大事なのは「自分の弱みを隠さない」こと。
なぜなら、それが自然と『自分の言葉』になるからです。
それではさっそく、あなたの「弱み」を見つけるための質問から。
あなたのタイプは次の4つのうち、どのタイプ?
1. 行動タイプ
『行動してから考える』タイプ。
- 「まずはやってみる」
- 「すぐやる」
- 「行動あるのみ」
- 「やってみなければ始まらない」
といった表現が多くなり、考えることよりもまず行動することを重視する傾向がある。
例えば、上司が行動タイプである場合。
◆上司「例の件は、もうやったのか?」
◇部下「実はあの件には、問題がありまして・・・」
◆上司「質問に答えなさい。やったかどうかを聞いてるんだ。やったのか?」
◇部下「あ・・いえ、まだ・・・その・・・」
◆上司「バカもん!いいからやるの!!」
◇部下「は、はひぃ~!!(汗)」
・・・と、こんな具合。
2. 分析タイプ
『考えてから行動する』タイプ。
- 「まずは分析する」
- 「すぐやるには早すぎる」
- 「まずは検証してから」
といった表現が多くなり、行動することよりもまず考えることを重視する傾向がある。
例えば、上司が分析タイプである場合。
◆上司「例の進捗状況はどうなってる?」
◇部下「今のところ問題なく進んでいます」
◆上司「では、あの問題点はクリアになったのだね?」
◇部下「・・・部長。あの問題点とは何のことでしょうか?」
◆上司「進める前に○○の確認をしないと、後々大変なことになるだろう?」
◇部下「あの・・・すみません」
◆上司「まさか!確認していないのか!?」
◇部下「は・・・はい・・・すみません」
◆上司「バカもん!問題をクリアにせず見切り発車してどうするつもりなんだ!」
・・・と、こんな具合。
3. 獲得タイプ
利益の獲得、目的への到達を重視するタイプ。
- 利益
- メリット
- リターン
などの『得るもの』についての表現が目立つ。
他にも、
- ゴールから逆算して物事に取り組むため、目標達成にエネルギーを集約させることが得意
- リスクに目が向かず、問題を見つけたり、それを回避することは苦手
といった特徴がある。
4. 回避タイプ
リスクを回避し、問題を解決することを重視するタイプ。
- 問題
- リスク
- デメリット
などの『避けるもの』についての表現が目立つ。
他にも、
- 問題解決にエネルギーを集中させ、問題を予測することが得意
- 好ましくない状況に敏感に反応してしまうため、優先順位に従って行動するのが苦手
といった特徴がある。
さあ、いかがでしたか?
これら4つのタイプの中で、あなたに最も近いタイプを確認できましたか?
弱みが分かれば、強みも分かる。
これら4つのタイプには「弱み」があります。
たとえば、
- 行動タイプの人は「あまり考えない」
- 分析タイプの人は「動きが鈍い」
- 獲得タイプの人は「リスクが見えない」
- 回避タイプの人は「物事が進まない」
このような傾向があるということです。
これらの傾向を上手に活かせば「自分の弱みと、その弱みの改善プランを伝える」ことができますよね。
つまり、「自分の言葉で伝えることができる」ようになるわけです。
中には「分析は抜かりないし、すぐに行動だってします」というバランスの優れた人もいるかもしれません。
でもそれは、強みも弱みもハッキリしない人。
なんでもキチッと完璧にこなすタイプとでも言いましょうか…。
でも、完璧な人っていませんから。多かれ少なかれ「どちらかが弱い」はずなのです。
それでは話を戻します。