仕事で大事なのは、まず『出世すること』です。
誤解のないように「まず」という言葉を付け加えておきます。そもそも「出世する」という考えは、今でもほとんどの働く女性が持っていない考え方なので少なからず抵抗があるかもしれません。
しかし、考えなしに「出世はしたくない」と決めつけるのはうまくありませんよ。それでは、その理由をお伝えしていきます。
仕事では、なぜ『出世すること』が大事なのか?
仕事では「やりがい」よりも先に「出世」を求めたほうが良い理由があります。なぜ「出世」を先に求めたほうが良いのかと言いますと、ほとんどの仕事は『出世しないと、あまりやりがいを感じられないようにできているから』です。
組織の中で仕事をする場合は特に、出世とやりがいの関係は密接なもの
例えば、スーパーのレジ打ちの仕事が周りのスタッフよりも素早く正確に出来るようになってくると、レジ担当スタッフのチーフを任されたりします。また、商品の品出しから発注まで抜かりなく一生懸命やり続けていると、お店全体の商品管理を任されるようになったりするものです。
そうやって少しずつ責任を与えられるようになると、仕事は楽しくなります。楽しくなると、もっと頑張る。もっと出世していく。それが仕事のやりがいを生み出すのです。
仕事を一つ一つステージを上げていくゲームのように思っておくと、働くことが今よりもずっと楽しくなるはず。「どうすれば一つ上のステージに進めるのだろう」と、ゲームの攻略方法を考えながら仕事に取り組んでみるのです。
例えば、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の声を誰よりも通す。どんなレジ対応をすればお客様が喜ぶかを考える。そういうことを地道に実践しているうちに、たいがい出世しちゃうんですよね。
「出世なんて絶対したくない」と言っている人に限って、仕事の終了時間がくることばかり考えてるものです。これでは「やりがい」なんてものはどこにもありません。まして、早く帰りたがっているような人に、誰がものを頼んだり、任せたりするのでしょうか。
人からものを頼まれないような人は、出世もやりがいも手に入れることは出来ません。
仕事に大きなやりがいを持ちたいのなら、まずは目の前の仕事に一生懸命打ち込みましょう。
「あの人になら安心して頼める」という人間になって出世すれば、やりがいは後から必ずついてくるものですよ。しかも、かなりのやりがいが…(笑)