【若手社員の心をつかむコツ】時代遅れの上司にならないための条件

「素直さ」の弱み

例えば、上司からの些細な注意でも素直に受け取ってしまうところです。

技術を極めた職人であり、仕事にプロ意識が強い上司から

  • 「そんなんじゃ話しにならない」
  • 「全然ダメだ。お前は向いていない」
  • 「そんなことで弱音を吐くのなら辞めてしまえ」

など、一昔前であれば当たり前だった叱り方をされたとします。

 

何が何でもやってやるんだという気概を持った人であれば、

  • 「なにくそ!いつかギャフンと言わせてやる!」
  • 「今に見てろよ、、できないのは今だけなんだから!」

という気持ちになれるでしょう。

 

でも、今の若手社員は違います。

  • 「確かに、私はダメだわ」
  • 「やっぱり私って使えない。辞めよう」

と、上司の言葉の裏にある愛情を推し量ることができずに、素直に落ち込んでしまいます。

 

以前だったら、厳しい言葉が若者を奮起させることにつながっていたかもしれませんが、

今の若者にはなかなか通用しないようになってしまいました。

 

ほんの些細な注意をしただけでも、会社に来なくなったり、

パワハラだ何だと騒ぎ立てる若者だっています。

 

【若手社員の心をつかむコツ】時代遅れの上司にならないための条件2

 

今の若者が育ってきた環境に身を置いて考えてあげれば、昔気質の意見を押し付けない方が賢明なのでしょう。

今の若者が言葉に敏感であることは間違いありません。

でも、上手に活かすことができれば「素直さ」は確かな強みになるのです。

 

「素直さ」を活かす

奮起させようとわざと厳しくすることも大事ですが、言葉選びには慎重になることが重要です。

そのためには、

  • 辞めてしまえ
  • 使えない
  • ダメな奴
  • 今どきの若者は

などの言葉は使わないこと。

 

素直に受け取ってもプラスになるような言葉を使うことです。

例えば、「どうしたらいいか自分で考えなさい!」などの叱り方であれば、部下に気づきを与えてプラスに響く言葉になるでしょう。

 

素直であるという強みを上手に活かす言葉を投げかけ、期待したり、チャンスを与えたりすれば、素直に成長していく。

それが『いまどきの若手社員の特徴』なのです。