大森篤志からの回答内容
彼と出会った当初は、少なからず「この人と一緒なら自分の人生をやり直せるかもしれない」という期待があったはずです。「妻子がいた」ことを知った今のルナさんが絶望するのも無理はありません。
大きな嘘をつく男は必ずまた今以上にとんでもない嘘をつくものです。そういう観点から考えれば、今後は『もっと傷つけられることを覚悟しないといけない』と言えるでしょう。
もしかしたら、彼はこれまでもルナさんに対して小さな嘘をたくさんついてきたのかもしれません。
「一事が万事、氷山の一角」とはよく言ったもので、ずるくて卑怯な男ほど小さな嘘からスタートしますし、小さな約束を忘れます。
例えば、「実は俺も◯◯が好きなんだ。CDのベストアルバム持ってるから次に会う時は持ってきてあげるよ。ドライブしながら聞こう」と言いつつ、次に会うと「あっ、ごめん忘れちゃったよ。次は必ず持ってくるね」と忘れていることが多いもの。
女性もまた、CD一枚くらいの話ですから「全然気にしないで。今度でいいわよ」と軽く答えがちですが、こういう男こそ、そのうち大きな約束をすっぽかしてしまうのです。
それこそ、「今の奥さんとは離婚するから」という約束を白紙に戻すような大胆なこともしかねません。
ちゃんと話し合うべきか
「ちゃんと話し合うべきか」ということですが、彼がちゃんと話し合いの出来る相手であるのならそうするべきでしょう。
ただし、話し合うにしても『決して感情的にならず、二人の気分が快の状態にある時に話し合う』ことが肝心です。
これはランチョンテクニックと言います。『おいしいものに舌鼓を打っているときほど、こちらの言い分を受け入れてもらいやすい』という心理作用があるんですよ。
また、「別れるべきなのかどうか」ということに関しては、現時点では『まだ再婚は考えないほうが賢明』でしょう。それと、現時点で別れるのも少し早いように思います。
たしかに不倫はいけませんし、もってのほかです。しかし、不倫と言っても、今回は「彼に偽装された結果の悲劇」ですから、一概に不倫だからとバッサリ切り捨ててしまうのも違うかなと。
まず、「絶対に離婚するからもう少しだけ待ってほしい」と言う彼の言葉が真実なのかどうか、それをきちんと話し合って見極めることから始めてみてはいかがでしょうか。
別れるにしてもちゃんと話し合ってから別れるほうが今後のルナさんの精神衛生上良いはずですよ。