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相談:「夫のDV・モラルハラスメントに苦しんでいます。子供が小さく経済的に離婚できません。」
相談者:あられさん(ニックネーム)
はじめまして。
夫から子どもの前で嫌がらせを受け、上の子どもと一緒に私をバカにする態度に傷ついています。
上の子どもにはパパの言葉を真似しないように言って苦労しています。
夫は私を訴えると言って、無断でビデオをとって嫌がらせをします。
あまりにも私への攻撃がひどいので、子どもを連れて家を出ようとすると、私の腕をドアに挟み嫌がる私と子どもを引き離そうとして、私を家から追い出そうとします。
両家の実家に相談しても、私が悪いせいにされて、取り合ってくれません。
以前はDVもありました。離婚は子どもがまだ小さく経済的にできません。警察に相談したこともあります。夫は教会に通っていますが、DVは改善されません。何かアドバイスをお願いいたします。
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。あられさん、ご相談ありがとうございます!
大森篤志からの回答内容
あられさんの苦しみが痛いほど伝わってきます。「もうどうしていいかわからない」というやり場のない気持ちも。でも、そう悲観的になることはありませんよ。
あられさんご自身が変わろうとする勇気さえ持てれば、今のような苦しい生活がずっと続くことはありません。本回答を参考に「これからの方向性」を見つけてみて下さい。
決して感情的になってはいけない
DVを含むモラルハラスメントに対して効果が期待できる対処方法はいくつかありますが、その方法が必ずしもあられさんの旦那さんに効果をもたらすかどうかは誰にもわかりません。あられさんの旦那さんが正真正銘のモラハラDV夫であれば、そもそも「手の施しようがない(離婚するしか方法がない)」からです。
あられさんがそのことを理解された上で、私があえて対処法をお伝えするとしたら『決して感情的になってはいけない』ということに尽きます。
旦那さんをひどく警戒してビクビクしたり、敵意を燃やしてイライラしたりしてはいけません。顔や言葉には出さず「心の距離を置く」ことに努めましょう。
DVを含むモラルハラスメントに対して「正面から向き合っていこう」という考えは、底なし沼でジタバタするようなもの。沈むのが早くなるだけです。
期待と絶望は背中合わせ。「優しかった頃の旦那さんに戻って欲しい、昔のように仲良くやっていきたい」などと考えないほうが、あられさんの心は健康でいられるはずですよ。
あえて空気のような存在になったほうが功を奏すことも
旦那さんによるハラスメントの抑止効果を高める最善の道は、『どんなに旦那さんから悪意のある言動をされたとしても、あられさんは自分のやるべきことを淡々とこなしていく』他にありません。
感情を乱さず淡々と自分のやるべきことをこなすことで、あられさんは『何を言っても反応がなくてつまらない妻』という存在になれるからです。あえて『空気のような存在』になるだけでも、旦那さんをいたずらに刺激することは少なくなるかもしれません。
但し、旦那さんの悪意ある言動を柳のようにかわす必要があるため、初めからうまく実践できるものではないかもしれません。うまく実践できても効果を実感できないこともあるでしょう。
しかし、たとえ「あられさんがいくら努力しても何も変わらない」という結果だったとしても、それは次につながる結果です。それが、本気で離婚を決意するきっかけになるかもしれません。
いずれにしても、「何もしないよりはずっといい効果が期待できる」はずですよ。
【参考】
あられさんの参考になるであろう記事を2つご紹介しておきます。宜しければ合わせて読んでみて下さいね。