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大森篤志からの回答内容
人が「人生の転機」を迎えた時、『過去を後悔する気持ちを抱いて将来が不安になる』ことは珍しくありません。
どんなに立派な人にでも「あの時にあんな決断をしていなければ」という後悔はあるものです。
その一方、そういう後悔が人を成長させるのも事実。やよいさんの後悔もまた『人生を前進させる原動力に出来る』はずですよ。
それでは、私なりのご回答をお伝え致します。
「生理的に無理になり、愛情もなく」とのことですが、それに改善の余地はありますか?
まったく改善の余地がないという場合、今の状態のまま過ごすことは『人生の無駄遣い』になりかねません。
改めて離婚について真剣に話し合うべきでしょう。
離婚について旦那さんとは話し合っているようですが、お子さんにも話しているのでしょうか?
「離婚をする」ということは『やよいさん、旦那さん、お子さんの人生に影響を及ぼす』ことでもあります。
もし本当に離婚の道しかないのなら、事前にお子さんにも話しておくべきです。それは、たとえお子さんが『まだ小さくても』ですよ。
お子さんの目を見て真剣にご自身の思いを伝えて、お子さんの気持ちもちゃんと聞いてあげる。分かり合えるまで何度でも。それが「離婚する親が子にするべき最低限のこと」ではないでしょうか。
お子さんの口から「二人は離婚したほうがいいよ」と言ってもらえたら、離婚する親は救われるはずです。
やよいさんも旦那さんも安心して離婚を決心できるでしょう。結果的に円満な離婚につながるものです。
親の幸せは子の幸せ。子の幸せもまた親の幸せ。
まず、お子さんの幸せについてもう一度考えてみて下さい。
「今すぐにでもお父さんと離れたいと思っているお母さんを見て、自分のために離婚せずに一緒にいる苦しそうなお母さんを見て」お子さんは本当に幸せなのでしょうか?
離婚しないで一緒に居続けることは、本当に子供のためになっているのでしょうか?
親が「子供のため」と言う時ほど「実は『自分のため』になっている」ものです。「子供が可哀想」という言葉は、親が軽々しく使う言葉ではないのかもしれません。
結論を急がず、まずは「子供の幸せが『親の離婚にあるのか、ないのか』を考え直す」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
私は、やよいさんの離婚を推奨しているわけでも、抑止しているわけでもありません。夫婦の離婚問題は、最終的に夫婦が結論を出すべきものだからです。ただ、ご縁あって家族になったのだから『家族の幸せにつながる結論を出す努力をする』ことが大切なのではないか。私はそう考えているのです。
親の幸せは子の幸せであり、子の幸せもまた親の幸せです。どうすることが家族の幸せにつながるのか、じっくり話し合ってから結論を出しても遅くはないはずです。