大森篤志からの回答内容
「結婚した途端に『愛してる』と言われなくなった」という女性の嘆きはよく耳にします。
とかく男という生き物は、女性から「男なんて『最初だけ』なんだから」などと揶揄されがちですが、愛さんの旦那さんに関しては、さすがに『一緒に生活していくうえで必要な最低限のコミュニケーションも不足している』と言えそうですね。
しかし、だからと言って「旦那を思いやりのある人間にしつけよう」と考えるのは賢明ではありません。愛さんが旦那さんにイライラしてしまう状態が続くことも夫婦にとって危険な状態です。
もちろん、旦那のすることをなんでも良しとするのかというと、そういうわけでもありません。
現実的な具体策をとる
旦那さんの性格を正そうとするのではなく、『現実的な具体策をとる』のです。
例えば、旦那さんが朝自宅を出る前に「今日は遅くなりそう?」「夕食は用意していい?」などと『帰宅予定を確認』したり、「とりあえず帰宅時間がわかったらLINEして」などの『一言を添えておく』ことが重要です。
あるいは、旦那さんのほうから「仕事で手が離せなくて連絡が出来ない時もあるから、18時までに連絡がなければ俺の夕食はナシでいいよ」などといった条件付きの提案を予めもらっておくのもいいかもしれません。
夫婦間だけのルールを持つ
夫婦の間に起こる些細なケンカやすれ違いというものは、得てして『二人の間にルールがなかったり、確認や共有が行われていない』ことが原因で生じるもの。夫婦たるもの、コミュニケーションの怠慢があっては成り立ちません。
愛さんが「どうしていつも思いやってくれないの?」と言えば、旦那さんは「おまえこそ、仕事の事情というものがわかっていない!」と言い返されることになり、どちらも『ただ疲弊するだけ』です。
お互いが意見だけでなく性格まで非難し始めると『あえて愛さんから具体的な確認をしなかったり、あえて旦那さんも連絡を入れなかったり、あえて愛さんが食事の準備をしなかったり、あえて旦那さんは準備されている食事を食べずにスルーしたり』と意地になってしまいかねません。それこそ「まったく無意味なこと」ではないでしょうか。
旦那さんの性格を変える事にこだわらない
旦那さんの性格がどうこうとあまり深入りしないことです。「旦那を思いやりのある人間にしつけよう」というのは、愛さんのする仕事ではありません。
それよりも「帰宅時間がわかったらLINEする」とか「18時までに連絡がなければ夕食は先に食べる」などという具体策をとるほうがよっぽど『お互い気分がいい』はず。
おわりに
夫婦円満とは、そんな具体的な会話によって引き出されるものなのかもしれませんよ。
新婚の頃には出来ていたことでもありますし、あらためて二人で話し合ってみてはいかがでしょうか。