大森篤志からの回答内容
詳しい内容をありがとうございます。みうさんの「彼にひどいことを言われても、まだ好き」という気持ちが伝わってきました。さぞかし、苦しいことでしょう。
本回答をどう役立てていくか。それは、みうさん次第です。もしかしたら「まだ好きな相手との別れを本気で覚悟しなければならなくなる」かもしれません。そうなれば、悲しい思いをすることになるでしょう。ですが、恋愛には『我慢して続けてはいけない恋』もあります。
いずれにししても、本回答が、みうさんご自身で賢明な判断をするための材料になれば本望です。
みうさんは『モラハラ被害者の心理状態に陥っている』
彼がモラハラ男かどうかはさておき、ご相談内容を拝見するかぎり、みうさんは『モラハラ被害者の心理状態に陥っている』と言えそうです。「彼にひどいことを言われても、まだ好きでいられる」のは、そのためでしょう。
おそらく、みうさんは「ツライから、苦しいから、悲しいから」という被害を訴えながら彼に何度か別れを告げているのではないでしょうか。
しかし、みうさんは「寂しい、君しかいない、捨てないで」と彼に泣きつかれると別れられなくなってしまう。それこそ「優しかった頃の彼に戻ってくれるかもしれない」という期待が、みうさんの心のどこかにまだある証拠です。
彼に対する情ということも考えられますが、その情もまた「期待がなければ生まれない」ものです。
一方、彼は「みうさんの苦しみや悲しみを理解できていない」のでしょう。
理解できていれば、みうさんの「ツライから別れて」という訴えに対する回答は『もっと誠意あるもの』ですし、何より『以後の言動にも改善が見られる』はず。
「もうひどいことは言わない、傷つけたり、悲しませたりしない」という誓いは当たり前で『実際に行動が伴ってはじめて、みうさんへの償いになる』ものです。
少なくとも「自分が寂しいから」と泣きついたり、「その後の言動が変わらない」のは自己中心的すぎると思いますよ。残念ながら、モラハラ加害者の特徴そのものです。
それと、はっきりお伝え致しますが「みうさんがおっちょこちょいであるのと、彼が思いやりがなくて自己中なのは同じ」という論理は、かなり理解に苦しみます。
私には「おっちょこちょいなお前に怒りをぶつけて何が悪い？」くらいトンチンカンで低次元な主張にしか聞こえません。それを、みうさんが「私にも問題があるように思えます」と受け止めておられるあたり、やはり『みうさんは、モラハラ被害者の心理状態に陥っている』と言わざるを得ません。
彼を「直そう」などと考えないほうがいい
彼が本物のモラハラ男なら、みうさんがどうこうできる相手ではありません。彼を「直そう」などと考えないほうがいいですよ。
「カウンセリングでも受けてみたら？」などと言おうものなら、どんな罵詈雑言が返ってくるかわかりません。彼からすれば『自分は正常、お前が異常』くらいにしか思っていないでしょう。モラハラ加害者は、むしろ『自分のほうが加害者だ』と思っているはずです。
もちろん「いつも一緒にいるからこうなる」わけでもありません。もしそうなら夫婦になど絶対になれませんよね。お互いが望んでいないのにそうなるのですから、もはや「相性の問題」と割りきったほうが賢明かもしれません。残念ながら「一緒にいるとお互いが不幸になる相性」というのも実際にあるんですよ。
みうさんは、まだお若い。これからも素敵な出会いがいっぱいあって、今よりもずっと幸せな恋が出来るはず。今の彼にみうさんの貴重な時間を捧げていいものか、あらためてじっくり考えてみてください。すべては、みうさん次第です。
