大森篤志からの回答内容
まゆみさんご自身が「転職したほうがいいと思っている」ようですので、転職に踏み切れるようなアドバイスを心がけて回答させて頂きますね。(最終的に転職するしないを決めるのはもちろんまゆみさんご自身ですからご安心ください)
当たり前ですが、何かを実行すれば、悪くても良くても必ず「何かしらの結果が出る」ものです。
もちろん転職も同じ。転職をすれば、そのメリットとデメリットが必ず生まれます。給料が上がるかもしれないし下がるかもしれない。職場の人間関係が良くなるかもしれないし悪くなるかもしれない。いずれにしても、何かしらの結果が出るはずです。そして、それは自然現象です。
しかし、悩んだ末に動けなくなる人の多くは、転職をして給料が下がれば「やっぱり動くんじゃなかった」と悔やみ、転職せずにどんどん気持ちが落ちていけば「早く動けばよかった」と悔やむばかり。『転職すれば悪くても良くても何かしらの結果が出る』という自然現象があることを忘れてしまっているのです。
「動くことには、常にメリットもデメリットもある」
このことを心得ておくだけで、まゆみさんの足もずいぶん軽くなるのではないでしょうか。「このままで後悔するくらいなら、動いて後悔しよう!」という気持ちにもなりやすいはずです。
「次の仕事が自分に向かない仕事かもしれない」と思っていたら、やってみたら面白くて『ずっと続けていきたい仕事になる』かもしれません。「給料は下がるだろうな」と思っていたら、実際は『最初は下がったけど、転職1年後には前職の給料を大きく超えるようになった』という事例も少なくありません。
転職に限らず、日常でも同じようなことが繰り返されています。例えば、「失敗したら恥ずかしい」と思っていたのに、いざ失敗しても誰も気にしていないとか。「成功したら注目される」と思っていたのに、いざ成功しても誰も褒めてくれないとか。
動けば必ず何かしらの結果が出る、それだけのこと。
動けないのは「デメリットばかり考えてしまうから」でしょう。デメリットもあれば『メリットもある』ことを忘れてはいけません。そのメリットやデメリットの大きさは「動いてみなければ」わかりません。動く前にクヨクヨ考えていても答えは出ないのです。
答えが出ない時、得てして人間は「動かない」という結論に至るもの。まゆみさんが動こうと本気で思うなら、『答えの出ないことは考えすぎないこと』です。動けばメリットとデメリットは「つきもの」と考えたうえで、最終的には『結果を受け入れる覚悟』が必要なのではないでしょうか。どうせなら、結果として得られるメリットもデメリットも「自分でつかむ」という意識を持ってみてください。
どんな結果であっても「自分でつかむ」という意識でいると、転職結果が上々なら素直に喜べますし、デメリットのほうが大きかったのなら「ここから上がっていくしかない」と腹が据わるはずです。結果がどうであれ、自分でつかめば納得できるのではないでしょうか。(ファイト!)