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大森篤志からの回答内容
育児に専念できるママ(専業ママ)でさえも「出産後に旦那を嫌いになる」ことは珍しくありません。
旦那の非協力的な側面を敏感に感じ取ってしまうからです。
ましてフルタイムで働きながら子育てもとなると、旦那さんの少しの協力では「たったそれだけ?」と不満に思うのも無理はありません。
時間とともに旦那の怠慢は浮き彫りになってくる傾向があります。
例えば、交際している時は「自分から離れていかないように格好つける」のが男。結婚してからも「子供ができるまでは嫌われないように頑張る」のが男。
そして、子供ができてからは「もう妻は離れていかないだろう」と安心して『一気に怠慢になる』のもよくある男性のパターンです。
一方、「ありのままの自分を受け入れて欲しい」と切望するのが女。
「それが愛よ!」と主張するのも女。しかし、出産後になると『とてもじゃないけど旦那のありのままは受け入れられない』と拒絶するのもよくある女性のパターンです。お互いがダメな部分を許し合えたらどれだけラクになれることでしょうか。
今の時代、京子さんのように「フルタイムで働いて子育てもこなす働くママ」は少なくありません。京子さんのような働き方は、突然の旦那のリストラ、病気、怪我、災害・・・いつ何が起こるかわからない時代だからこその『今どきママの在り方』とも言えます。
「いかにして朗らかに楽しんで毎日を過ごせるかを考えて実践する前向きな姿勢」が今どきの働くママには必要不可欠なのかもしれません。
どうしても前向きになれないという場合は、家計的に大きな問題にならないようであれば「仕事をやめる」という選択もあっていいと思いますよ。仕事をやめてしまうのが問題なら、せめて「フルタイムから『時短勤務』へ」変更されてみてはいかがでしょうか?
また、京子さんが「仕事は楽しいけれど、子育てや家事はツライ」という場合なら、信頼できるプロに子育てや家事を代行してもらって仕事に精を出すというのも一つの方法でしょう。自分で稼いだお金の一部で家事や子育てを助けてもらえるのなら、無理をして鬱っぽくなってしまうよりはずっとマシです。
旦那さんに対しても今より少しだけ「適当、いい加減」になってみる。
京子さんは、ご自身にも、旦那さんに対しても今より少しだけ「適当、いい加減」になっていいと思います。
京子さんが「子供と二人だけの休日を楽しめない」のは、子育てに生まじめすぎるからかもしれません。
旦那さんにしてみれば「休日に上司のゴルフ接待をするのはリストラ防止対策(家族のため)」なのかもしれませんし、「休日の会議招集に関しては『せっかくの休日なのにお仕事で大変ね』とねぎらってあげよう」と考えてみてはいかがでしょうか。
旦那に泣いて訴えたら「最近は少し協力的になった」ということでしたが、もうこれ以上は期待しないほうが賢明かもしれません。京子さんの期待が大きくなるほど、旦那の少しの協力では満たされなくなり、やがて京子さんが不満を爆発させてしまう怖れがあるからです。
それ以上期待しないほうが京子さんの精神衛生的にも夫婦円満の為にもいいはずですよ。