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大森篤志からの回答内容
ぱせりさんご自身の安全を確保してください。
DVともなると、一般的には「一緒に住んでいる(同棲している)」カップルに多いのですが、ぱせりさんはどうでしょうか。もしそうなら、早急に荷物をて部屋を出たほうが賢明です。今の彼氏にとって、ぱせりさんと二人だけの密室空間こそ「DVに最適な場所」だからです。
ぱせりさんから彼に別れを伝えるとしても、それを自宅で行うのはやめましょう。感情を抑えることが出来ない彼氏と二人きりで別れ話をするのは危険すぎます。
そもそも別れ話は通用しません。ぱせりさんの別れの理由がどんなに正論でも、彼氏が納得することはまずないでしょう。
「彼氏と話し合う(別れ話をする)」ことよりも『ぱせりさんご自身の安全を確保する』ことを第一に行動してください。
ぱせりさんの置かれている状況にもよりますが、一般的な判断としては「一時的に実家へ戻る」のが現実的ではないでしょうか。
「別な場所に部屋を借りる」という選択もあるにはありますが、つきまとわれてしまえば簡単に居場所を掴まれてしまう恐れがあります。
彼氏の「その後」に注意を払い、完全に関係が断ち切れたことを確認するまでは『一人で過ごすこと自体が危険』です。そういう観点からも、まずは「守ってもらえる人がいる環境に入る」のが身の安全の確保につながると言えます。
別れ話に関しては、ぱせりさんが早急に今の部屋を出て(彼氏と二人きりになるような状況から抜け出して)、ひと呼吸置いてから行えばいいでしょう。
警察には根気強く何度も相談してください。
ぱせりさんは一度警察に通報されているようですが、本当に身の危険を感じているなら『警察には根気強く何度も相談する』べきです。
情況証拠になるもの、例えば「DVによるアザの写真」や「医師による診断書」、あるいは「暴言の録音記録」などを持参したうえで警察に相談するようにしましょう。
ぱせりさんの強い意志が必要です。
ご相談内容の一部に「一度警察には連絡したものの結局怖くて内緒で復縁してしまいました」とありますが、彼氏と本気で別れるには『ぱせりさんの強い意志が必要』になってきます。「内緒で復縁してしまう」ようでは警察への相談の意味がありません。恐怖に屈してしまうと、彼氏の支配下から抜け出すことは出来ません。
彼との別れを渇望しているなら「なにがなんでも別れる」という強い覚悟を決めてください。別れ際に彼から何度も何度も「愛してる」と言われても、泣きながら「許してくれ」と言われても、ぱせりさんはブレてはいけません。
彼を露骨に拒絶してはいけません。
別れを決意し、そこからブレてはいけませんが、だからといって彼に別れを伝える前にスパっと連絡手段を断つことは好ましくありません。
LINEをブロックしたり、電話を着信拒否したり、メールが届かないようにしたり、あるいは携帯電話を解約してしまうのも避けたほうが賢明でしょう。なぜなら、彼氏の怒りをいたずらに誘引してしまう可能性があるからです。
怒りのまま、ぱせりさんを血眼になって探すこともあり得ます。彼がぱせりさんの実家を知っているなら怒鳴り込んでくるかもしれません。
怒りの誘引を避けるためにも、彼に対して「拒絶している感じ」を与えないことは大事です。彼から連絡があったら、親や信頼できる相手に「どんな返答をするか」相談して早めに対応するといいでしょう。
彼と二人だけで会って別れ話をしてはいけません。
彼から「会って話がしたい」と言われても、決して『二人だけで会ってはいけません。』冒頭でもお伝えしましたが、感情を抑えることが出来ない彼氏と二人きりで別れ話をするのは危険極まりない行為だからです。
最低でも複数の人の目に触れるところ、例えばカフェやファミレスなどで会うほうがまだいいでしょう。加えて、第三者と一緒に会うようにするのが賢明です。それが彼への抑止力になるからです。彼が腕力で訴えることができない状況をつくること、たとえ事が起きても複数の人たちの目に触れて情況証拠を得られるようにしておくことが大切です。
DV専門の相談機関も利用してください。
警察に相談するまでではないけど、親には頼れないし、信頼できる相談相手もいない。そういう状況なら『DV専門の相談窓口』に相談しましょう。「一時保護」「保護命令」などで彼氏から保護してもらえたり、「資金貸付」「生活保護」などで経済的な支援が受けられる場合もあります。
「DV相談専門」「ぱせりさんの住んでいるエリア」等のキーワードで検索してみると、ぱせりさんの自宅付近の専門相談機関が出てきたりします。逃げ場がなくなってきたら、専門機関に頼ることも考えてみてください。
(※重要)おわりに
くれぐれも一人で彼氏に立ち向かおうとしないこと!
必ず専門機関や警察、親やその他の第三者と一緒に早期解決を目指すこと!
本記事のご回答が少しでもぱせりさんの一助になれば幸いです。