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今回は、「今さら聞けない、知らないと恥ずかしい…」ビジネスカタカナ用語10選をご紹介します。
こんにちは、BPLaboです。
「今さら聞けない、知らないと恥ずかしい…」ビジネスカタカナ用語10選
1. マター
英語では「事柄・問題」などを意味するマター。
このマターですが、日本のビジネスシーンでは「○○さんの担当」という意味で広く使われています。
ただし、敬意を含む表現ではないため「先輩マターですね」などと使うと、目上の人に対して不快感を与えてしまうのでご注意下さい。
2. イシュー
英語では「論点・問題・課題」などを意味するイシュー。
会議の場面で「イシューを特定する」と言えば「議論の目的を再確認する」、「イシューを整理する」と言えば「論点や問題点を整理する」という意味になります。
「郵政民営化に賛成か反対か」「原発推進か反対か」など、論点を絞り国民にわかりやすく伝えることで有名な小泉純一郎氏(第87-89代 内閣総理大臣)の手法が「シングルイシュー選挙」「ワンイシュー選挙」などと呼ばれるのはそのためです。
3. バーター
英語では「物々交換」などを意味するバーター。
このバーターですが、日本のビジネスシーンでは「交換条件」という意味で広く使われています。
「Aする代わりにBしてもらう」という『Give and Take(ギブアンドテイク)』と同じ使われ方をすることが多いようですよ。(例:「そのバーターでは折り合いません」など)
また、テレビなどのメディア業界では「ある売れっ子タレントさんと一緒に同じ事務所の別のタレントさんを出演させること」を『バーターで出演する』などと言ったりします。
4. サスティナブル
英語では「持続可能な」という意味のサスティナブル。
例えば、「サステイナブル・ディベロップメント(持続可能な開発)」のように、環境・資源・地域などをからめて使われることが多いようです。
ビジネスシーンでは「顧客とのサスティブルな関係を築く」などと言うこともあります。
5. ペンディング
英語では「保留状態・未解決状態」という意味のペンディング。
会議や商談などで決定したくない時は「とりあえずペンディングで」と保留案件にして様子を見る場合も多いです。
また、「○○の件がペンディングしているようですが…」など解決を促す時などに使うこともあります。
6. レトリック
英語では「巧みな言語表現」という意味のレトリック。
「スティーブ・ジョブズのレトリックは参考になる」などポジティブな意味で使われる場合もあれば、「見せかけ」「ハッタリ」などネガティブな意味で使われる場合もあります。
7. カウンターパート
英語では「二つあるモノの片方」という意味のカウンターパート。
ビジネスシーンでは一般的に「対等な立場で共に仕事を進めていくパートナー」を指す言葉です。
「総務部プロジェクトを成功させるには、部署の垣根を越えて取り組む必要があります。そこで、今回の私のカウンターパートは営業部の○○部長に決まりました」というように“カウンターパート側を立てる使われ方が多い”ようです。
8. エピゴーネン
ドイツ語で「模倣者・亜流・身代わり」などを意味するエピゴーネン。
オリジナリティのない模倣者や追随者という意味を持ち、二番煎じ以下の者達を“ディスる”というニュアンスを含む言葉でもあります。
「しょせんエピゴーネンでしょ?」などと使うことが多いです。
9. ドラスティック
英語では「徹底的・思いきった・過激な」という意味のドラスティック。
「社員たちも会社のドラスティックな変化を求め始めているようです」「ほとんどの社員はドラスティックな変化を求めていません」「ドラスティックな改革により社内の雰囲気がガラッと変わった」などと使います。
10. ギミック
英語では「仕掛け」という意味のギミック。
「意表をついたアイディア・新手法」という良い意味で使われることもあれば、「策略・インチキ」など悪い意味で使われることもあります。
ビジネスシーンでは、「ギミックの効いた商品」などと使われることが多いです。
いかがでしたでしょうか。
うまく適切に使えば“デキる女性”を演出できますが、カタカナ・横文字の言葉をひけらかすように使うとウザがられる危険もあります。
今回ご紹介したビジネスカタカナ用語は、社会の中でうまく立ち回れるように、相手との会話をスムーズにするために知っておきたい用語です。くれぐれも知識をひけらかすことのないようにご注意下さいね。