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「大人女子の賢い上手な断り方」仕事でも私生活でも使える相手を傷つけない言い方3つ

「大人女子の賢い上手な断り方」仕事でも私生活でも使える相手を傷つけない言い方3つ

「断るのが苦手…」「NOが言えない…」

断り下手な女性のために『大人女子の賢く上手な断り方』をご紹介します。

  • 「嫌われたくないから無理して引き受けてしまう…」
  • 「相手を傷つけずに断る上手い言い方ってあるの?」
  • 「下手に断るとヤバイ、断るに断れない相手にはどう応答すればいい?」
BPL Woman Editor

こんにちは、BPLaboです。

本記事は、私が過去に断り方で悩む3人の女性から「実際に相談されたリアルなお悩みに基づく回答内容」となっています。(※ご相談者の同意を得た上で内容を編集し公開しております)

もしも今、あなたが上手い断り方を探しているのなら、私が彼女たち3人にお伝えした助言を手がかりに、自分自身が納得できる断り方を見つける参考にしてみて下さい。

【1人目】断り上手になりたい。

人の誘いや頼み事を断るのが苦手で困っています。つい先日も職場の同僚から「帰りに飲みに行こうよ」と誘われ、終電まで付き合いました。私はそれほど飲めませんし、結局同僚の愚痴を聞くばかりでかなり疲れました。私は一体何してるんだろうといつも思います。別な日には友人から「来週か再来週の土日のどっちかで2対2の飲み会をセッティングしていい?」と頼まれ、本当は行きたくないのですがOKしました。正直もうパンクしそうです。会社も辞めたいし友達もいらないとさえ考えてしまう自分がいます。(Aさん)

断ることが苦手な人を「優しすぎるから」「嫌われるのが怖いだけ」などと指摘しても、それで断り上手に変われる人はほとんどいないのではないでしょうか。

原因を突き止めることよりも『これからどうするか』という具体的な行動にフォーカスするほうが効果的であると私は思います。

今のAさんは『自分は断ることが苦手な人間だ』と思い込んでいるだけで、実際は、断り方や断る時の言い回し・フレーズを持っていない、断り上手な人と比べて引き出しが少ない状態と言えます。

気持ちをラクにするためにも、『今は“断り下手を演じている”だけ』と考えてみてはいかがでしょうか。

あくまでも今の自分は、“人の頼みを断れない良い人の役を演じている”だけ。違うタイプの役も演じることができるという考え方です。

断り上手な役を演じるためには台本が必要です。この台本の多さが断り上手な自分に変わるための重要なアイテムになります。

『断り上手な女性』を演じる台本

早速ですが、Aさんには今日から新しい役“断り上手な女性”を演じて頂きます!

それでは、台本をお渡しいたします。この台本を基本に、時にはアドリブを入れながらAさんなりの“断り上手な女性”を演じてみて下さい。

用意はいいですか?
それでは、始めて下さい!

友人編

友人
来週の土曜日なんだけど、飲み会のセッティングしてもいい?
Aさん
来週の土曜日?困ったなぁ・・・OK!と言いたいところだけど予定があるの。
友人
そっか、予定があるんだね。残念だけど仕方ない。他を当たってみるよ。

同僚編

同僚
今日仕事帰りにちょっと飲みに行かない?
Aさん
今日?困ったなぁ・・・行く!と言いたいところなんだけど予定があるの。
同僚
そっか、何か予定があるんだね。残念だけど、また今度。

 

ポイント!
相手が伝えてきた“予定の日時をそのままオウム返し”して、一言「困ったなぁ」と言って下さい。そして、本当に残念で仕方ないという感情を込めて「OK!と言いたいところだけど」「行く!と言いたいところなんだけど…」と言いましょう。これで終わりです。

具体的な理由を伝えなくても、たいていの相手はすんなり引いてくれるものです。

下手に「その日は仕事があって」とか「今日はこれから英会話のレッスンがあるので」などと具体的な嘘の理由で繕ってしまうと、とっさに発した自分の嘘に後々悩まされてしまいます。

台本に書かれている台詞はとてもシンプルですが、実に効果的なんですよ。

断り上手は『常に自分に合った台本を持っていて演じることができます。ベラベラと理由を並べずに断る』ものですよ!

【参考記事】
仕事の依頼を断るコツ「角が立たない、機嫌を損ねない、むしろ好印象を残せる断り方」

【2人目】お客さんからの誘いを上手く断るには?

アルバイト先(飲食店)の常連さんは話し方も丁寧で私のことを色々と気にかけてくださる方で、自然と楽しくお店で会話をするようになりました。しかし、つい最近、私以外のスタッフがホール内にいない時にこっそり名刺を渡され食事に誘われました。そのことを信頼できる社員さんに相談し、嘘ではありますが社員さんの方から「携帯が壊れてしまってすぐには連絡できないみたいですよ」と常連さんに伝えていただきました。とにかく時間が欲しかったからです。お店絡みですし、常連さんが来なくなったら私が引き起こした損害になってしまいます。それと、今は私自身どんな男性ともお付き合いするつもりがなく、そのような雰囲気になるのは避けたいと考えています。相手の気持ちをもてあそぶようなことはしたくないので、対応に困っています。(Bさん)

Bさんご自身に「今はどんな男性ともお付き合いするつもりがない」という気持ちがあること、自分の対応のせいで常連さんが来店しなくなるリスクの可能性もあることから、どうすれば常連さんと以前のような関係に戻れるのか対応に困っているのですね。

もし、その常連さんが来店しなくなるとお店が潰れてしまうというのなら死活問題ですが、そんな経営状態であればアルバイトを雇うことも出来ないはずです。

社員・アルバイトという雇用形態に関係なくお店の経営を心配する当事者意識があるのはとても素晴らしいことですが、常連さんお一人の影響をそこまで飛躍させて考える必要はないと私は思います。

それよりも、その常連さんをお店につなぎとめておくために、Bさんや社員さんなどが常連さんとの対応に時間と労力をかけていること自体が問題なのではないでしょうか。

新しいお客さんに常連さんになって頂くことも大切

常連さんをつなぎとめておくことも大切ですが、新しいお客さんに常連さんになって頂くことも大切ですよね。

もしその常連さんが来店されなくなったら、新しい常連さんを増やすよう努めればいいのです。どこか不穏な雰囲気の漂う店内で何か思い詰めた様子の店員さんに接客されて「また来よう」と思うお客さんはいないものですよ。

誠意を持って答える

おそらくその常連さんは周囲に誰もいないタイミングをはかり、勇気を振り絞ってBさんに名刺を渡し食事に誘ったのでしょう。その勇気に誠意を持って答えてあげれば、その返事が良い悪いに関わらず、常連さんは納得してくれるのではないでしょうか。

以前のような関係に戻ることを考えたら、少なくとも『誰かを介して遠回りに応答するよりはずっと可能性が高くなる』と私は考えます。

メッセージカードで伝えるのもひとつの方法

Bさんが常連さんに直接言葉で伝えるのが難しい場合は、

「お食事に誘って頂きありがとうございました。今はお気持ちだけ頂いておきますね。これまでのようにお店では楽しくお話したいので今後とも◯◯(お店の名前)をよろしくお願いします。」

などと、Bさんの気持ちが伝わるメッセージをカードに書いてそっとお渡しするのでも構わないと思います。

ぜひ本回答を参考にBさんにとって最善の応答・断り方を考えてみて下さい。

【3人目】雑務ばかり押し付けられ、きっぱり断れない。

同僚が誰にでも出来るような雑務を私にだけ押し付けてきます。かなりストレスになっており大変困っています。きっぱり断らない(断れない)私もいけないのですが、同僚からすると私はどうやら『任せられる人』のようです。そう思われるのは嬉しいですが、一方で“あまり邪険にはできない”というか、なんだか複雑な気持ちです。私は3姉妹の次女ですが、思い返せば、実家にいた時も親や姉から妹の世話を私一人が押し付けられていたような気がします。私自身が昔からそういう性格だったのかもしれません。けれど本音は、私ばかり雑務なんて嫌です、御免です。今の自分の性格も変えたいんです。(Cさん)

同僚の方もそう思っている通り、きっとCさんは『仕事を安心して任せられる人』なのでしょう。その上『無理を言っても受け入れてくれる人』という人柄。

だからこそ、周りから頼られるし任される。Cさん自身、そのことを自覚し期待に応えようとしているがゆえに雑務でも我慢して受け入れてしまうのではないでしょうか。

しかし、それが返ってストレスになっているようですので、やはり早めの対処が必要であると私は思います。

同僚
会議室の予約しておいて。
先輩
この資料を経理部に届けてほしいんだけど。
上司
忙しいところ悪いんだけど、これ5部コピーお願い。
Cさん
忙しいのがわかってるなら自分でやれっつーの!

このように相手都合で一方的に頼まれる。あるいは、、、

同僚
ねえ、会議室の予約頼めないかな?俺今から外回りなんだ。
女性
あのさ、私だって忙しいんだから。それくらい自分で…
同僚
そこを何とか!埋め合わせはするから、お願い!
女性
もうっ。。。

このように、断ろうとしても押し切られてしまう。そういう場面のほうが実際は多いかもしれませんね。

それと、面倒見の良い女性ほど“大人になってからも用事を押し付けられやすい”のは想像に難くありません。良い意味でも悪い意味でも。

お姉さんからすると、一番下の末っ子に押し付けるわけにはいかないので、真ん中であるCさんが主なターゲットにされてきたのでしょう。親にも少なからずCさんに任せておけば大丈夫という安心や甘えがあったはずです。

Cさんご自身にも任せられたら「私がやらなきゃ」という責務として受け入れてきた面もあったのではないでしょうか。さらに、押し付けられても露骨に不満を顔に出したり、きっぱりと拒否しないCさんの態度も押し付けられやすさに拍車をかけてきた可能性があります。

他にも、親から怒られた時に「だってお姉ちゃんが」と言うと、「すぐにお姉ちゃんのせいにするんだから」などと怒られる。すると、「姉と妹は守られるのに…」「私は誰のせいにもできない」などと思い込んでしまい、感情を抑圧する癖が勝手に身に付いてしまうこともあります。

相手を尊重しながら自分の意見を伝える

同僚の頼みは責務ではありません。必ずしも自分が引き受けなければならないと思わなくていいんですよ。

無理だと思ったら、きっぱりと断って下さい。ポイントは、相手を尊重することです。

Cさん
そっちも大変そうだね。ただ、私のほうも(お手上げのジェスチャーをしながら)見ての通り手が離せなくて。(手を合わせるジェスチャーをしながら)ごめん!

 

このように言葉だけでなくジェスチャーを加えながら応答すると、うまく伝えることができ断りやすくなると思いますよ。

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