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いたたまれない悲惨な出来事が全国で起きています。
そのニュースを見る度に胸が締め付けられて、涙が出てくることがよくあります。
こんにちは、BPLaboです。
男性が救急隊員に手を上げる。「救急車を要請してもなかなか来なくて腹が立って手を上げた」と供述。(産経新聞)
男性2人が電車線路上でもみ合い。ホームで口論となった末の惨事で二人はなんと親子。親子喧嘩で電車が遅れて2500人以上に影響した。(産経新聞)
父親が5歳の次女の腹を蹴る。「嘘ついたので腹が立った」と供述。(産経ニュース)
車で男性の足を故意にひき、けがを負わせた。直前にプールでスポーツ少年団を指導していた男性とトラブル。被害者の男性は「『おめえら何考えてんだ、なんで2人しか泳いでいないのに(プールを)3レーンも使ってるんだ』とか、泣いてる子どももいましたし」と話した。(フジテレビ系 FNN)
以前に交際していた女性に何度もメールを送りつけたり、電話をかけるなどの行為を繰り返した疑いが持たれている。(産経新聞)
もちろん、このようなニュースの見出しだけでは解らない事もあります。しかし、すぐキレる、いわゆる「感情コントロールが出来ない」人が増えてきているように思います。
そこで今回は、『怒りを抑えて感情をコントロールする3つの方法』をご紹介します。
本記事が、特に「自分の感情とうまく付き合えていない、怒りっぽい」という方の役に立てれば嬉しいです。
1. 「ありがとう」を口に出す。
1つ目は、「『ありがとう』を口に出す」ことです。
相手があなたの望むことをしてくれなかった時、あなたの中のイライラや怒りという感情がのたうちまわり始めます。
冷静に考えてみましょう。「あの人は〇〇をした、〇〇しなかった」ということを言い出したら切りがありません。しかし、感情がコントロール出来ない時はいつも「言い出したら切りのないことに意識が向いてしまう」ものです。
言い出したら切りがないことにエネルギーを注ぐのは、夏の湿地帯の中で無数に存在する蚊をパンパン叩き潰すのと同じ。いくらパンパンしても蚊がいなくなることはなく、結局は何箇所も刺されることになります。
大事なのは、「切りのないことにエネルギーを使わないこと」。一刻も早く湿地帯を抜け出すことなのです。
「キリがないな。もうこれくらいでやめておこう」と感情の切り替えが出来れば、それだけで熱していた感情は冷やされていくものです。そして、その切り替え方法は簡単!『ありがとう』を口にするだけです。
不思議なもので『ありがとう』を口にすると、相手が「してくれなかったことではなく、してくれたことに目が向く」ようになるため、相手に「怒りをぶつけるのではなく、思いやれる」ようになります。
一瞬ムッとすることがあっても、「何か理由があるのだろう」と相手の気持ちを考える余裕が生まれるのです。それが『ありがとう』という言葉の力。
そう言うと、中には「嫌なことされたのに『ありがとう』なんて言えるか!」とおっしゃられる人がいますが、それは危険です。
素直に『ありがとう』を口に出してみようと思えない人は、そもそも自分の感情をちゃんとコントロールしようという姿勢がないからです。はじめから「怒りは怒り、出ちゃうものは仕方ない」と考えているのでしょう。
まずは、素直に『ありがとう』を口に出してみてください。これが感情コントロールのファーストステップ、大前提になります。
2. 自分の感情と向き合う。
2つ目は、「自分の感情と向き合う」ことです。
あなたが相手にイライラするのは、相手がやったこと、やらなかったことに対してではありません。まずは、そのことをきちんと理解しておく必要があります。
あなたが相手にイライラしたり怒ったりするのは、「あなたの中のルールが相手に冒されたと思った時」なのです。
わかりやすく冒頭にお伝えした事例から考えてみましょう。
このように、誰にでも「べき」という独自ルールがたくさんあって、それに対して相手が間違ったことをすると、見ていてイライラしたり、怒りが出てきたりするわけです。「人は鏡」とはよく言ったものですね。
あなたの中の「べき」が発動したら、次のように考えてみましょう。
「相手によって引き起こされた自分の感情は、どんな時でも自分自身の感情であって、相手はたまたまその引き金を引いたにすぎない」のです。
そう考えるだけでも、おのずと自分の感情に責任を持つようになるはず。
こんなふうに考えてみるのも有効です。
そう考えると、自分の怒りが創り出す未来をイメージ出来るもの。決して幸せな未来でないことは想像に難くないはずです。
このようなことを繰り返していくうちに、自分自身を俯瞰で見ることが身に付き、自分の感情をうまくコントロールすることが出来るようになるでしょう。もちろん、いたずらに相手に怒りをぶつけることは少なくなるはずです。
3. どんな時も「愛」を選ぶ。
そして3つ目は、「どんな時も愛を選ぶ」ことです。
例えば、相手があなたのカンに障る行動をしたとしましょう。
批判されたとか、バカにされたとか。相手の言動にイラッとした時にこそ、「愛はどっちだろう?」と考えてみるのです。
愛があるなら相手を許せるはず、愛があったら相手に怒りをぶつけることはないはず、そんなふうに考えて「愛」を選ぶようにするのです。そして、極めて大事になってくるのは『どんな時も』という部分。
あなたの感情がどんなに乱れていても、いつでも「愛」を選べるかどうかが鍵になってきます。
自分に余裕がある時だけ愛を選ぶというのでは感情がコントロール出来ているとは言えません。大事なのは、どんなに疲れていても、イヤな出来事があった時でも、どんな時でも。いつでも「愛」を選べるかどうかです。
相手から「ここがダメ!」と批判されたら、『愛はどっち?』と考えて、素直に「仰る通りです、ご指摘ありがとうございます!」と感謝する方を選ぶ。そういった身近な一つ一つのことに対して「愛を選ぶのか?選ばないのか?」という選択肢が必ずあると思っておくといいでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
怒りを鎮めて感情をコントロールする3つの方法
- 『ありがとう』を口に出す。
- 自分の感情と向き合う。
- どんな時も「愛」を選ぶ。
以上3つの方法を習慣化させてみて下さい。