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相談:お互いにバツイチ同士で遠距離恋愛中。しかし、彼は常に私よりスマホゲームを優先する。
相談者:りょこさん
大森さん、はじめまして。恋愛について相談させてください。
あるサイトで彼と出会い交際がスタートしました。交際期間は2年3ヶ月、彼は私より一回り以上年齢が上(17歳年上)、車で高速道路を使っても4時間以上かかる遠距離恋愛です。また、お互いにバツイチで、私は娘1人と同居、彼は元奥さんと子供と敷地内別居しています。
付き合い始めてすぐに彼が体を悪くし、経過観察しています。
付き合い始めの頃はよく飲みに連れて行ってくれましたが、付き合って半年を過ぎたあたりから、彼は『私の自宅まで来る→ホテルへ移動→終わったらすぐ寝る→起きて帰る』という日帰りパターンになりました。
それ以外のデートを提案したら嫌そうな返事をされます。私は彼に嫌われるのが怖いので、ちょっと嫌そうにされるとすぐに自分の意見が言えなくなってしまいます。本当はこんなデートがしたいと思っても、彼の反応を見て決めてしまうのです。なのでいつも許していました。
しかし、このようなデートを1年も続けるとやはり「それだけが目的なのではないか?」と考えてしまい、その事を聞きたくても聞けず、不機嫌な態度を取ったりして喧嘩も毎月していました。
「今までの彼女とはどんなデートをしていたの?」と気になって聞いてみたら、飲みに行ったり、買い物をしたり、旅行・観光など色々したと言われました。それを聞いて“私の存在は一体何なのか…”と絶望してしまい、一度別れたのですが、彼の体の具合が気になって復縁してしまいました。
先月からやっと近隣エリアですが泊まりがけでデートしてくれるようになりました。が、、、このデートも彼の趣味であるゲーム(主にポケモン)を楽しむデートです。彼は常にスマホ画面とにらめっこ。食事の時もです。
実は最近もお泊りデートに行ったのですが、その間もずっとゲームでした。おまけに歩くペースが早いのでいつもおいてけぼり。なのでほぼ一人で観光を楽しみました。
写真も撮りました。とてもキレイなのですが、見ると涙が出てきます。翌日もずっとゲーム、ゲーム、ゲーム。手をつないだり、遅れて歩く私を気にして声をかけることもありません。一緒に食事しているのにゲーム。完全に『私<ゲーム』です。
デート代は彼が出してくれているのですごく感謝しています。彼は頭の回転がとても早く論理思考なので一緒にいて勉強になるところもありますが話は全く合いません。お互い無言のことのほうが多いくらいです。
そのデートは彼本位のデートで本当に辛かったです。自宅に帰った後、彼にお礼のラインをした際、彼から「不機嫌な時があったので気になった」みたいな返事が来たので、私は「スマホ画面ばかり見つめて嫉妬してた」と伝えたら、彼からは言い訳のラインが返って来るだけでした。
また近々、今度は日帰りでデートをする予定です。しかし、ゲーム中心のデートなので楽しみではありません。私も正直にゲーム中心のデートは嫌、『私<ゲーム』の構図になっていないか?、私は観光とかしたい、そう自分の意見を伝えました。
なんかもうフラれちゃってもいいやと思ったからです。
相談に戻りますが、恋愛ってこんな感じなのでしょうか?
よく私は冗談の通じない自己中のワガママと言われます。正直彼の体の具合は気になるのですが、現在の状況では彼についていけそうにありません。
大森さんの男性側の意見をお聞かせいただけたらと思います。よろしくお願いします!
(***ご相談内容は一部編集しております***)
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。りょこさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
彼のりょこさんに対する気持ちは本物なのかと聞かれたら、私は「微妙です」とお答え致します。では遊びなのかというとそうとも言い切れません。
確かにお二人の交際がスタートして半年が過ぎたあたりの彼の行動パターンからは遊びの可能性も否定できません。むしろ“その頃は”その可能性のほうが高かったと言うべきでしょうか。
体を悪くして精神的に追い詰められている可能性は大きい
しかし、彼は体を悪くしているとのことですので、精神面で不安定になりやすい状態であるとも言えます。
近々りょこさんと日帰りデートをする。この彼の行動(選択)からは、りょこさんと一緒にいると『どこかホッとする、安心する、気が晴れる』そんな気持ちがあるようにも思うのです。
良い意味で彼はりょこさんを“気を使わないでいい相手”と思っているのかもしれません。甘えている部分もあるのでしょう。りょこさんにしてみれば「もっと気を使ってよ」と言いたいところでしょうけれど。
たとえ表向きは平気そうに振る舞っていても、りょこさんの前では弱気な自分を、あるいは弱っていく姿を見せたくないのかもしれません。もしそうであれば、大好きなゲームの中に逃げたくなる気持ちも、体力を消耗するデートを避ける理由も理解できます。今は飲みデートというわけにはいかないのでしょう。
もちろん、りょこさんの気持ちもとても良く理解できます
一緒に観光したい。手を繋いで普通のカップルのように街中を歩いてショッピングしたり、食事したり、飲みに行ったりしたいというりょこさんの気持ちも理解できますよ。
今のお二人の状況を中立的な立場から整理させて頂くならば、彼の体の具合や遠距離の問題、彼とりょこさんの求めるものやその温度差など、今の状況や環境要因。
さらには、それに伴う心理状態などが“お互いに求める付き合い方が合致しない要因”になっているのではないでしょうか。
そんな状態では、彼に嫌われたくないから彼の反応を見て言葉を選び行動してしまう。彼は体が悪いんだから少しくらいのワガママは許してあげよう。どうせ私よりゲームを優先させるのだろうけど仕方ない、割り切ろう…。
りょこさんがそう考えてしまうのも無理はありません。同じ状況下にいたら、りょこさんに限らず同じような思考状態に陥る女性は多いと思いますよ。
「普通の恋愛」なんてない
普通の恋愛とは何か、そのようなものはありません。
二人の男女が暖炉の薪をくべ合って愛の炎を燃やす、二人が縦糸と横糸になって愛を織りなす、恋愛とはそういうものです。それをお互い助け支え合い、足りないものを補完し合いながら継続させていくことが結婚生活ということになるのでしょう。
そういう関係を続けることが今の彼とできるのか(できると思えるか)、この機会にもう一度じっくり考えてみて下さい。
「もうフラれちゃってもいいや」と言う、りょこさんの発言にその答えがあるようにも思えますが、今回りょこさんが自分の意見をちゃんと彼に伝えたことは間違っていないと私は思います。とかく恋愛は、そうやって自分に正直になって判断することが賢明だからです。
もちろん、衝突が別れのきっかけになることもありますが、一方で恋愛は時にぶつかることを避けては成熟しません。今回は勇気を振り絞ってというよりは諦めの気持ちで彼にぶつかっていったのだと推察していますが、どんな理由であれお二人の恋愛の行く末を決めるとても大事な一石を投じたことに間違いないでしょう。
彼をコントロールすることはできない
りょこさんがどんなに彼に嫌われたくないと願っても、彼がりょこさんを嫌いになるかどうかは彼が決めることでしかありません。
りょこさんは彼を思い通りにコントロールすることはできないのです。
ですから、下手に遠慮せず、我慢せず、諦めず。自分の気持ちに正直になること。そのうえで、彼自身に判断してもらうことがいいと私は思います。