今回は、「相談上手になれる4つのフレーズ」についてお伝え致します。
こんにちは、BPLaboです。
【1】 自分をポジティブに見せる
相手の意見が欲しい時は「○○さんのお知恵を拝借したいのですが…」というフレーズを使ってみましょう。
上司に相談を持ちかける時や、頼りにしている相手に私生活の悩みを打ち明ける時など、様々なシーンで使える便利なフレーズです。
「知恵を拝借したい」という言葉には、「私よりもあなたの方が賢い」という意味が含まれています。そのため言われた方も悪い気はしません。むしろ、「何でも話してごらんなさい」と気持ちよく相談に乗ってくれるでしょう。
他にも、仕事の結果が思うように振るわなかった時に「私のやり方ではなかなか結果が出せません。ぜひ、部長のお知恵を拝借したいのですが」と相談すれば、成績不振の部下という印象よりも『前向きに取り組んでいる姿勢』を印象づけることができるでしょう。
使い方によっては、ダメな人ではなく、期待できる人というポジティブな印象を与えられるのです。
結果が出ない、ミスをした、などのネガティブなシーンで上手に使うと効果的ですよ。
【2】 リスペクト感を与える
経験の深い方や専門家などに相談する時は「どうにも私の手に余る問題がありまして」というフレーズを使ってみましょう。
「自分の知識や経験だけでは対処できません。やはり、その道のプロに手助けをお願いしたいのです」という意味になります。自分を下げて、相手を上げる。そのリスペクト感をさりげなく与えることができる上品な言い方です。
これは、B to B(企業間取引)のシーンでも使えますよ。
「どうにもわたくしどもの手に余る問題がありまして、よろしければ御社のお知恵を拝借したいのですが…」
と、【1】でご紹介したフレーズと組み合わせれば、喜んで協力してくれるようになるかもしれません。
【3】 結論から伝える
相談では相手の貴重な時間を頂戴することになるため、まず結論(何が問題なのか)という点から伝えることがマナーです。
しかし、まず枝葉を説明しないと理解できないような内容の場合、結論から伝えるのが難しかったりしますよね。
そこで使えるのが「実は、○○のことで頭を痛めておりまして」というフレーズです。
相談する時に「1週間ほど前に○○社の○○様と私で話をしまして、その時の話では・・・」とプロセスから話す人がいます。
本人は順を追って詳細に伝えているつもりでも、聞かされた方は『何に悩んでいるのか、何が問題なのかが掴みにくい』ものです。
そんな時は、「実は、X社からの依頼に頭を痛めておりまして」と切り出してから具体的な内容を伝えればいいのです。
もちろん相談に限ったことではなく、ビジネスシーンでは結論から伝えることが望ましいですし、好まれます。
結論から伝える癖が身についている人は、時間が有限であること、この間にもお金が発生していることを認識している人です。
「何を伝えたいのか?」がすぐにわかるような伝え方を意識して相談するようにしましょう!
【4】心遣いを付け加える
相談相手に対して「ご迷惑ではありませんでしたか?」というフレーズで気遣いを示しましょう。
「とても貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。ご迷惑ではありませんでしたか?」など、感謝の気持ちに加えて、相手への心遣いを示すと好印象を残すことができますよ。
『感謝+心遣い=感謝の極み』として相手は受け取ってくれます。
感謝だけで終わらず、加えて心遣いを示せれば、感謝の伝わり方が劇的にアップするのです。
サラリと一言付け加えるだけでいいのですから、使わないのはもったいないですよね。
ぜひ、感謝の言葉と同時に使っていきましょう。
- 自分をポジティブに見せる
→「○○さんのお知恵を拝借したいのですが」 - リスペクト感を与える
→「どうにも私の手に余る問題がありまして」 - 結論から伝える
→「実は、○○のことで頭を痛めておりまして」 - 心遣いを付け加える
→「ご迷惑ではありませんでしたか」
たかが一言、されど一言です。
上手に使ってみて下さいね!