目次
相談:海外で働きたいと両親に相談したら猛反対。海外で働きたい気持ちは強くなるばかりです。
相談者:Fさん
就活中の大学3年生、Fと申します。
これからどう就活を進めていけばいいのかわからなくなってしまいましたのでご相談させて下さい。
私は2年間の留学経験があり(半年前に帰国しました)、大学卒業後は海外で働きたいという気持ちが強くあります。
そのことを両親に話したところ、猛反対されました。
両親があんなに強く私を説得してきたのは初めてのことでしたし、やはり日本で働くことが現実的なのかなと思い、日本企業のインターンシップに参加したり、OB・OG訪問してみたり、いろいろ活動してはいるのですが、日本独特の職場環境というか雰囲気というか、どうも自分には合わない感じがしています。
正直、海外で働きたいという気持ちが消えません。むしろ、日本で就活していろいろな企業を見ているうちに、その気持ちがより強くなったように思います。
私はこれからどのように就活していけばいいのでしょうか?
このまま日本で就活をして自分に合う仕事や職場環境を見つけられるのか自信がありません。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。
Fさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
問題を整理する
まずはご相談内容を整理させて頂きます。(Fさんも、改めて今の状況をシッカリと整理してみて下さいね。)
- 2年間の留学経験がある
- 大学卒業後は海外で働きたいという気持ちが強い
- しかし、海外で働くことには両親が猛反対している
- 仕方なく日本で就活しているが、職場の雰囲気や環境が自分に合わないように感じている
- むしろ海外で働きたい気持ちがより強くなった
- これからどう就活をしていけばいいのか悩んでいる
日本での学生生活を振り返る
次に、Fさんが“持っているもの”を把握するために、日本での学生生活(小学校〜大学まで)を振り返ってみましょう。
下記に振り返りの参考ポイントをお伝えしておきますね。
- 学習・訓練歴
- 取得した免許・資格
- 得意な科目・作業
- アルバイト・ボランティア活動
- 先生や親に褒められたこと
- 友人から頼られたこと
- 感謝され喜ばれたこと など
過去を楽しみながら振り返ると脳はプラスな情報を探すようになります。自分の得意なことや強みが発見できると思いますよ。
海外での留学経験を振り返る
日本での学生生活が整理できたら、2年間の留学経験についても振り返っていきましょう。
- 留学でどのような経験をしたか
- その経験から何を得たか(知識やスキルなど)
- 人間関係の構築についてはどうだったか
- 語学力はどの程度のレベルまで到達したか
- うまくできたこと
- 感心されたこと
- 感動して心が震えたこと
- 衝撃やショックを受けたこと
- 貢献感や使命感について など
動機をはっきりさせる
自分が持っているものを把握できたら、今度は「どうして海外で働きたいのか」あらためて考え、動機をはっきりさせておきましょう。
留学経験の中で何を感じたのか、どんなことに自分の琴線が触れたのか。そのあたりの感情を呼び起こすことができると動機が見えてくるはずです。
海外で働く人たちから情報を集める
実際に海外で働く日本人から生の声(どのように就職活動したのか、海外で働いてみて実際どうなのか、などのリアルな情報)を聞くと、今後の方向性が見えやすくなります。
- 今まさに海外で働いている(あるいは、かつて働いていた)日本人の知り合いはいますか?
- 留学中に友達になった人の中に、Fさんと同じような考え(外国で働く意志)を持っていた人はいませんでしたか?
「いる」という場合は、どんな小さな情報でも教えてもらいましょう。
他国での就職を実際に叶えている人に直接インタビューしてみると、それが現状のFさんが抱えている問題を打破する手がかりやヒントになるものです。
「いない」という場合は、大学の先生に聞いてみたり、大学のキャリアセンターなどで確認してみることも大切です。NGOなどに問い合わせて実際の働き方について調査してみるのも一つの方法でしょう。
また、海外勤務の求人情報をチェックしたり、就労ビザの取得に関する諸問題なども確認し、今の自分が海外で就職するために必要なこと(準備しなければならないこと等)についても把握しておいて下さい。
両親を納得させるには
単に「海外で働きたい」と主張するだけでは、ご両親を納得させることは難しいかもしれません。
どうしてもご両親の同意を得られず動けない場合は、日本の外資系企業で働くという選択肢もあります。日本企業だけでなく、外資系企業のインターンシップに参加することも試してみて下さい。
日本と海外で働くそれぞれのメリット・デメリットとを照らし合わせながら、Fさんが納得感を持ってより良い進路を選択できることを願っています!