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相談:ゆとり世代だからなどの理由で同僚からの露骨な嫌がらせ、一方的な言いがかり、それを擁護する上司…。
相談者:みこさん
入社して四年になります。
同僚の30代女性から、露骨に嫌な態度を取られます。
例えば・・・
- 私に対してだけ挨拶の返事をくれない。
- わざわざ隣まで行って挨拶をしても、こちらを見ず作業をしながら低く小さい声で返す。
- 私に対してだけ声のトーンが下がり仏頂面になる。
- 忙しいときに八つ当たりしてくる。
- 仲間内で話していると、私の話にだけリアクションをせず、興味がないとばかりに目を伏せる。
などです。
また、別の50代女性の方には「あんたはゆとりだから何の気遣いもできないバカだ」と言われました。
その女性は食堂に勤務している方で、私の仕事ぶりを全く見ていません。
それなのに「あれをやっていない、これもやっていない、他の人たちが当然のようにできることが、あなたはできない」と言われました。(※やっていないと指摘された仕事は実際ちゃんとやっています。)
上司に相談したのですが、その50代女性からは「何を言ったか覚えていない(そんなこと言った覚えはないというニュアンス)」と言われ、謝罪の言葉は一言も頂けませんでした。
どうしても気持ちを切り替えることができず再び上司に相談したところ、「じゃあ◯◯さん(50代女性)に謝罪させればいいんですか?言ってもらえるだけありがたいと思えるようにならないとダメだよ!」と怒られ、「そうやって落ち込んでるところがゆとりって言われるんじゃないの?」と言われました。
きちんとやっているのにやっていないと言いがかりをつけられ、お前はバカだと一方的にひどい言葉を浴びせられ、それでどうしてありがたいなんて思えるのでしょうか。その瞬間、私は、この会社の人間には何の期待もしないし、一切心も開かないと決めました。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。
みこさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
ハラスメントによる心の傷は癒えにくい
同僚の30代女性による露骨な嫌がらせ、50代女性からの一方的な言いがかり、彼女たちの言動を擁護するような発言をする上司…。
みこさんの「この会社の人間には何の期待もしないし、一切心も開かないと決めました」という発言から、激しい怒り、そして、絶望や諦めのような感情が伝わってきます。
「ゆとりだから」というレッテル、「やっていない・できない」という決めつけ、恒常的に受けるハラスメントによって心の傷口はいっこうに塞がらず、今も“気持ちの切り替え・整理がつかない”事と思います。
今の会社から受けた恩恵について考えてみる
とはいえ、ご縁があって4年間も在籍している会社ですし、恩恵を享受している“何か”も探せばきっとあるはず。
- 職業経験が蓄積された
- 職業能力が向上した
- わからなかったことがわかるようになった
- 知らないことを知った
- できなかったことができるようになった
- お給料で欲しいものを手に入れた
- 自分の良さをわかってくれる人もいる
- 新しい自分に出会えた など
否定的な側面だけを取り上げてはいけない
“露骨な嫌がらせをしてくる30代の女性、一方的な言いがかりをつけてくる50代の女性、相談に親身になって対応してくれない上司”、彼らには期待しない、心を開かない。それはある意味、防衛機制(受け入れがたい状況を軽減しようとする心的な自己防衛機能)の働きによる自然な反応と言えるでしょう。
しかし、彼らのような一部の人間による悪行を会社全体の人間に当てはめて「この会社の人間には…」と絶望するのは賢明ではありません。
(※もちろんNさんがそんなつもりで言ったわけではないという事は十分に理解しています。ただ、絶望する人間の多くは、物事の悪い面だけに意識を集中させてしまう傾向があるため、ここではあえて留意点としてお伝えしています。)
一部分だけを取り上げて全体を否定的に捉えてしまうと、あるはずの肯定的な側面が見えなくなってしまうものです。
自分にとってのより良い選択をするために
もう一度だけ、現状の中に良い面を見つけるよう努めてみてはいかがでしょうか。
Nさんの心が彼らに囚われている今はまだ見えていないだけで、実はNさんの良さをわかっている人、Nさんの助けになってくれる人などが他にいるかもしれません。
それでもどうしても見つからない場合は、今の部署から異動することや、会社を離れて転職することなども含め、Nさんにとってより良い進路・方向性について考えるようにしましょう。
今はとてもお辛い時期だと思います。しかし、「納得していない状況で嫌々働き続けること」や、「反射的に会社を離れること」ではなく、もう一度だけ現状と4年間勤めた会社を俯瞰で見直してみて下さい。