大森篤志からの回答内容
Aさんは大変な苦労をされているのですね。
Aさんの「私の存在はただの家政婦兼ATMです」という発言から、彼や彼兄に振り回され、実の祖父母に迷惑をかけている自分が情けないと感じているようにも見受けられます。
長い人生の中では、生きることに疲れる時期も、自分の運命を呪いたくなる時もあるでしょう。
しかし、今ここで自分の運命を呪ったり、彼兄や彼を憎んでも、Aさんのプラスになることは何ひとつありません。
むしろ、もっと疲れますし虚しくなるだけです。
憎んだり呪ったりせず、リセットすることに努めてはいかがでしょうか。
彼と別れ、家を払い、祖父母を頼る。リセットする方法はいくつもあります。キャリアの方向性を決める大事なプロセスを歩んでいる今は、男に翻弄されず、国家資格の取得に集中したほうが賢明なように私は思います。
まずは、彼と別れて家を払った後どうするか（住む場所はどうするのか、お金を援助してもらえるか等）について祖父母に相談してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
自分の現状を洗いざらい打ち明け、恥じながら、泣きながら、どんなに惨めでも助けを求めるのです。
それでやんや言われるかもしれませんが、それは覚悟して下さい。それでもきっと、夢を目指して懸命に頑張るAさんを祖父母は応援してくれています。孫は可愛くて可愛くてしかたのない存在なのですから。
多くの苦労を乗り越えてきた祖父母の経験に裏付けられた言葉には、現状を突破するヒントが隠されているかもしれません。今のAさんには想像もつかないような知恵を授けてくれるかもしれません。
生き恥をさらすようで強い抵抗感があるかもしれませんが、今は自分のプライドなど捨てる必要がある時です。
また、常にお金の事が頭から離れないようですが、たとえ少しずつでも着実に借金の返済ができる状況をつくれると、お金のストレスも小さくなっていくはずです。着実に借金の返済ができる状況はどうしたらつくれるのか、あらためてご自身で考えてみて下さい。
彼と一緒にいてその状況がつくれるのでしょうか？
こんな簡単な質問には答えるまでもありませんよね。
せっかく彼に別れを告げても、その後にすぐ言いくるめられてしまうようでは、いつまで経っても現状の精神的苦痛から解放されることはありません。今度こそは、何を言われても別れる意思を変えない、断固とした態度で別れを伝えて下さい。
