大森篤志からの回答内容
まゆさん、意を決して彼に本気で別れを告げたことは、とても勇気のある言動でしたね。私はそのことを尊重し、今でも間違っていないと思います。
なぜなら、まゆさんには『自分の人生を生きて欲しい』からです。
10年という月日がそうさせてしまったのでしょうか。残念ながら、今のまゆさんは、彼の人生を生きてしまっています。
もしかしたら、まゆさんが一番わかっていることかもしれませんが、彼とは「10年という情でつながっているだけ」ということもあるのではないでしょうか。
彼を信じたい気持ちと、これまでの時間を無駄にしたくない気持ち、そして別れた後の不安。それらもすべて『情』に集約されるものです。情とは、意地でもあるんですよ。
是非この機会に、意地で繋がり合うだけの関係に終止符を打つような力強い勇気をお持ち帰り下さい。
また、「肉体的DVはほぼない」というまゆさんの言葉にも少し引っかかります。もしこの“ほぼ”が『数回はあった（1回でもあった）』ということを意味するなら、いかなる理由があろうとも彼と一緒にいるべきではないからです。
もう一度「冷静」に考える。
まゆさん、もう一度冷静になって考えてみて下さい。
彼は浮気をしました。それは拭えない事実です。もしかしたら、今でもしているかもしれません。あるいは、これからいくらでもする可能性があります。
ただでさえ男は自己中心的なところがありますが、今の彼はそれに輪をかけて自己中心的が過ぎます。それだけにモラハラ気質もかなり強いです。残念ですが、彼の価値観や考えが劇的に変わるような強烈なショックや重大な出来事でも起きない限り、彼の自己中心性が改善されることはないでしょう。
そういう観点から、彼が現状を理解できているのか（まゆさんが覚悟を決めて伝えた本気のメッセージを彼が自分事として受け止め、理解しているのか）については、あまり期待しないほうが賢明だと思います。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、お付き合いを継続した場合は、これから先もまゆさんの気持ちはほとんど尊重されず、まさに『彼の人生を生きる』ことになる可能性のほうが高いでしょう。
愛情は本物か？
そもそも、彼のまゆさんに対する愛情は本物なのでしょうか？
「お前といるメリットがない、お前と居てもつまらない、お前を選ぶ理由がない、いい人がいればすぐ結婚するのに」とまで言いながら、自分の都合が悪くなるとコロッと豹変し、「お前のことが好きで幸せにしたかった、その気持ちは昔からずっと変わらない」と言うように、彼のまゆさんに対する愛情は一貫していません。
いかがでしょうか？自分が不幸になることを覚悟してまで、彼を甘やかそうと思いますか？
彼の思うツボ。
『女性は男性に拒絶されたくない、男性は女性に許して欲しい』というのが私の考える“普遍的な男女の深層心理”です。
これで彼を許してしまったら、まゆさんは彼の思うツボ。またいつもの彼に戻って、まゆさんはこれまでのように傷つく日々に逆戻りしてしまうのではないでしょうか。
まゆさんと相性の良い男性は他に必ずいる。
顔色を伺ってビクビクしたり、我慢して自分の気持ちを抑圧しなければならない男性は本物のパートナーとは言えません。
断言します。
「まゆさんと相性の良い男性」は必ず他にいますよ。それも、本気で探せば両手の数くらいは見つかると思います。
これだけ相性の合わない彼に執着するのは賢明ではありません。彼のことを考えているその時間が既にもったいないと私には思えてなりません。
本回答を参考にし、改めて自分自身の幸せを考えた選択をしてみて下さい。
