大森篤志からの回答内容
結婚したら仕事を辞めるべきか、続けるべきか。たしかに悩ましいですよね。結婚の裏側には、働く女性の「現実的な問題」があります。それが、結婚後の進路でしょう。
ただ、私の結論はすでに決まっています。「男性目線で」ということでしたので、ずばりお伝え致しますね!
結婚したら仕事を辞めるべきか、続けるべきか。
結論から言いますと、可能なら『結婚後も仕事を続けるべき』だと思います。
もちろん「生活のため」という理由もあります。いくらかでも家計にプラスになれば、それだけで生活の豊かさも変わりますからね。しかし、仕事を続けるメリットはそれだけではありません。
最大のメリットは、仕事を通して『生きる喜びを感じられる』ことではないでしょうか。ちょっと大げさに聞こえたかもしれませんが、仕事ほど人生にハリをつくるものはありませんよ。
年齢を重ねていくと、人間は必ず自分の人生に疑問を持つものです。「私が生きている意味(目的)って、いったい何なんだろう?」と考える日が必ず来ます。
ふと自分の人生を振り返る年齢になった時、家事や育児、旦那の世話の思い出しかなかったとしたら?
おそらく、その思い出だけでは「自分の生きている意味を埋めてくれるものにはならない」のではないでしょうか。
そもそも、結婚したら大多数の女性は「妻としての役割」を果たしていきます。別にぷーどるさんだけが特別に行うことではありません。そのため、ただ主婦業をこなしているだけでは「もの足りない」のです。
もう一度、自分の心に聞いてみてください。ぷーどるさんは専業主婦として夫や子供を支え続けるために生きているのでしょうか。
仕事を続けるべき理由と、共働き対策。
ふと自分の人生を振り返る年齢になった時、なるべく「多くの出来事」を思い起こしたいのが人間です。ひとつひとつの出来事が大きな事である必要はありません。とにかく数がたくさんあれば、それでいいのだと思います。
私は、夫の役に立った。子供だって立派に育て上げた。もちろん、主婦業だけじゃない。化粧品の営業ウーマンだった時もあるし、インテリアショップの店長も経験した。それから、サロンやカフェの経営もして、たくさんの人に喜ばれて、愛されて・・・そうやって自分の人生を振り返ってみた時に『自分の人生は本当に幸せな人生だ』と思える。この感覚です。長く生きれば生きるほど、この感覚の重要度も増していくはずですよ。
「定年後にみるみる元気がなくなっていった」という男性は多いですが、それは何も男性に限ったことではありません。仕事は様々な物事を経験させてくれます。その反面、仕事を失うと充実感が持てなくなり、輝きを失うのです。そう考えたら「自分の人生は素晴らしいものだった」と思えるように、可能なかぎり仕事を続けるべきだと思いませんか?
いざ、ぷーどるさんが結婚後も働き続けるとなったら、現実的に共働きの問題も出てくるでしょう。ただ、どんな家庭でもそれなりに共働きは大変ですが、夫婦できちんと話し合って「仕事と家庭の在り方」を決めれば解決出来る問題でもあります。
お互いが納得した上で、それが自然な在り方だと思える「家風」をつくっていくのです。
冒頭で「『可能なら』結婚後も仕事を続けるべき」とお伝えしましたが、それはやはり『家庭の在り方』に左右される部分があります。お互いが無理なく仕事を続けられる環境をつくる為には、たっぷり時間をとって夫婦で話し合うことが必要になってくるでしょう。
くどいようですが、現代の働く女性は、可能なら『結婚後も仕事を続けるべき』です。実際に、結婚して仕事を辞めた女性の9割以上が「仕事を続けておけばよかった」と回答しているリアルなデータもあるんですよ。
仕事を続けることには「お金を得る」ということ以上に、大きなメリットがあります。最大のメリットは、『人生の充実』『生きる喜び』を感じられることではないでしょうか。