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相談:いつも旦那の機嫌を伺いながら生活していて限界を感じている。旦那から離婚してくれたら救われるのに…
相談者:はやぺさん
旦那のことで相談です。
私には一度の離婚歴があり、今の旦那と再婚しました。今の旦那は私で三度目の結婚です。
私は看護師をしており、仕事上定時で上がることが難しい日もあります。
旦那は私が急患で遅くなることも理解しません。挙句の果てに無視です。
私には子供が二人います。一人は私の連れ子で、もう一人は今の旦那との子供です。
連れ子は二年生ですが、男らしくないなど、旦那はとにかく自分のやり方・生き方を押しつけます。
それを庇うといつまで過保護なんだと怒られ、最終的には無視されます。
物に当たり、生気を失ったような冷淡な目で私を見ます。それが何度も何度もあり限界に感じています。
また、お金の使い方も荒く、欲しいものは私のカードで買わせます。(旦那はカード作れないので)
今は子供のために我慢していますが、むしろ子供のためを考えると離婚したほうが幸せになれる気がします。でも、その方法が、旦那が怖くて分かりません。
旦那から離婚をしてくれたら救われるのですが、私が大好きなようで、独占欲が強く、私が言葉で言い返すと自分を傷つけようとします。
子供がいなければ、私だけならどうにでもなりますが、そこを考えると、いつも旦那の機嫌を伺いながら生活し、そんな私を見ている子供にまで影響が出てしまうと思い、どうにも動けない状態です。
(***ご相談内容は一部編集しております***)
(本記事は、当サイト「働く女性無料相談窓口」より、働く女性から寄せられたご相談にお答えする内容となっております。)
ご相談に対するアドバイス
こんにちは、BPLaboです。はやぺさん、ご相談ありがとうございます!
それでは、回答させて頂きますね。
大森篤志からの回答内容
旦那さんの特徴でいろいろ気になる点はありますが、その中でも私が特に気になる点は次の4つです。
- 二度の離婚歴がある
- カードが作れない
- 利己的である
- 支配的である
これら4つのどれもが『旦那さんの人間性の問題』と密接に関係していると思いました。
はやぺさんは、一度の離婚を経験し、より慎重に二度目の結婚を決めたはずです。
そんなはやぺさんでさえも、既に離婚を考え始めていることを考えますと、やはり旦那さんの人間性の問題は大きいと言わざるを得ないのではないでしょうか。
依存の深層心理
良好な夫婦関係の維持を阻害する要因の一つに『依存』があります。
「私が大好きなようで…」というはやぺさんの言葉からは、旦那さんがはやぺさんに“かなり強く依存している”ことが推察できます。
旦那さんがはやぺさんに依存する深層心理には、“こんな自分でも受け入れてほしい、嫌いにならないでほしい”という不安があるのかもしれません。
その不安が、旦那さんを支配的にしている、そう考えるとご相談内容にあるような旦那さんの言動にも合点がいきます。
歪んだ愛情の押しつけ
旦那さんははやぺさんのことが大好きなようですが、その気持ちをはやぺさんは受け止めきれていないようにも見受けられます。
はやぺさんご自身にもそう思うところがある場合、それは『一方的に歪んだ愛情を押しつけられているから』かもしれません。
もしかすると、はやぺさんは既にそのことに気づいていて、旦那さんによる過度な依存を重いと感じ始めている、ということもあるでしょう。
はやぺさんも危惧している通り、歪んだ愛情というのは、はやぺさんにだけでなく、子どもたちにも波及していくものです。
何より、はやぺさんの常に怯えた様子を見ている子供たちへの影響は決して小さくはないと思います。
恐怖は正常な思考を破綻させる
- ハラスメントが何度もあり限界に感じている
- 今は子供のために我慢している
- 子供のためを考えると離婚したほうが幸せになれる気がする
- 旦那が怖い
- 自分だけならどうにでもできる
- 旦那から離婚してくれたら救われる
言葉を選んでいるつもりでも、こうして文字に起こして見てみると、自分がどれだけ追い詰められているか、どれほど逃げたい気持ちが強いのか、ということが客観視できるのではないでしょうか。
はやぺさんは離婚を経験されていますので、離婚の仕方がわからないわけではないと思います。一方、それは二度の離婚を経験している旦那さんにも同じことが言えるでしょう。
それは同時に、恐怖心さえ取り除ければ、自分と子供の幸せを優先することができる(必要であれば主体的に離婚を選択することもできる)ということでもあります。
その恐怖心は幻かもしれない
ハラスメントを受け続けていると、いつの間にか恐怖心が根付いていしまいます。
しかし、その恐怖心は幻かもしれません。
はやぺさんが言葉で言い返すと旦那さんは自分を傷つけようとするようですが、旦那さんからしてみれば、それも“はやぺさんの恐怖心を増大させて繋ぎ止めるためのアピール”でしかない可能性もあります。
もしかしたら、前々妻や前妻と離婚の話になった時も、旦那さんは自傷行為を繋ぎ止める手段としてきたのかもしれません。
旦那さんには内密にして、もし離婚経験者(旦那さんの前々妻や前妻)とコンタクトを取ることが可能であれば、“離婚までの実際を聞かせてもらう”というのも有益な情報が得られる一つの方法になります。
旦那さんの思考や行動に共通のパターンがあることが掴めるかもしれません。「なんだ、これまでも同じようなことしてきたんだ」と分かれば、恐怖心が薄れて離婚に踏み切る勇気が湧いてくるということもあるでしょう。
優先するべきものをハッキリさせる
もし、はやペさんご自身に、離婚は望んでいるけれど二度目の離婚ということに抵抗感がある(周囲の目が気になる)という場合は、人生の優先順位がうまくつけられていない可能性があります。
体裁を優先してしまうと、自分と子供の幸せを犠牲にするだけですよ。
誤解のないようにお伝えしておきますが、私は離婚を推奨しているわけではありません。
様々な要因によって離婚がおよぼす影響は変化するものです。離婚すれば今よりずっと幸せな心が穏やかになれる一方、生活する上では大変なことが増えるかもしれません。
そのあたりのことはよくご理解されていると思いますが、感情的にならずに、冷静な判断を心がけて、納得できる答えを出していくことが大切でしょう。
いずれにしても、長期的な視点で子供たちやはやぺさんご自身の幸せを考えた時に、今、優先するべきは何なのか、誰なのか。
そのことを一番に考えて今後の方向を選択することが重要であると私は思います。