モラハラと夫婦喧嘩の違いは?
こんにちは、BPLaboです。
さて、モラハラと夫婦喧嘩とは何がどう違うのでしょうか。単なる夫婦喧嘩であれば、離婚などについてそれほど深刻に考えることはありませんが、それがモラハラであれば話は変わってきます。
そこで今回は、『旦那さんの暴言がモラハラなのかどうか見極めるヒント』をお届け致します。
例えば、あなたが旦那さんの暴言に悩まされているとしましょう。
それが「モラハラ」によるものなのか、それとも単なる「夫婦喧嘩」によるものなのか。それぞれのケース別に解説致します。
モラハラの場合
もし旦那さんがモラハラ夫である場合は、あなたを徹底的に打ちのめし、あなたの戦意(抵抗したり、自分の意見を言ったりする意欲など)を喪失させようという明確な意図があります。
あなたが意見を言おうものなら、内容を歪められ、話をすり替えられ、「俺が正しい、お前が間違っている」という罵詈雑言を浴びせられるだけで、まったく会話が噛み合いません。何を言っても理解されず、やがて「もう一言の反論をする気力もなくなる」のです。
また、皮肉にも「お前は頭がおかしい」などと言われることもあり、本当に自分のほうがおかしいのではないかと洗脳されてしまうこともあります。
夫婦喧嘩の場合
健全な愛情と信頼関係が築かれている夫婦の間で起きる口論や喧嘩であれば、そもそも『ちゃんと話し合いが出来る』ものです。
頭ごなしに感情をぶつけて終わりということではなく、お互いに「これだけは言ってはいけない」という理性が働き、時には相手の意見に一定の理解を示しながら、双方が納得できる落とし所を探したり、あえて自分から折れてみたりと、双方通行のコミュニケーションが成り立ちます。
決して一方通行のコミュニケーションではなく、『お互いが意見を言い合える関係が保たれている』のです。
二人の意見が平行線をたどり堂々巡りになっていても、少しくらい揚げ足を取られたり、内容の捉え違いによって感情的に反論される場面があったとしても、それでも、あなたの言葉はきちんと相手に届き、あなたの言葉の意味を相手なりに解釈した上で、それに対する回答が返ってきます。
「モラハラの場合は、単なる夫婦喧嘩とは全く性質が異なる」ということをご理解頂けたのではないでしょうか。
まさに、モラハラとは「精神的な嫌がらせ行為」であり、相手を傷つけることでしか自分の感情を整理することが出来ない非人格者による『コミュニケーションを悪用したストレス発散の手段』でもあるのです。
厄介なことに、モラハラ夫は、それでも「これは単なる夫婦喧嘩にすぎない」という持論を展開してきます。
その強弁に屈してはいけません。もし、あなた自身で判断することが難しい場合は、その状況を録音して、まずはご両親にでも聞いてもらいましょう。ICレコーダーでもスマホの録音機能を使っても構いません。
生涯あなたの味方であるご両親に聞いてもらえば、その異常さとあなたの辛さを深く理解してくれるはずです。単なる夫婦喧嘩であれば別ですが、モラハラの場合は決して一人で抱え込んではいけませんよ。