大森篤志からの回答内容
美味しいお店を知っている男性から食事に誘われると嬉しいものですが、度を越して「味にうるさい」男性からとなると話は別ですよね。。。
うっかり食事に行こうものなら、「出汁が今ひとつ」だの「もっと熱くないとダメ」だの文句ばかりで、一緒に食べていると料理がまずく感じられるものです。
ましてや、そういう男性と結婚なんてしてしまったら、「ご飯がやわらかすぎる」だの「醤油が足りない」だの細かく言われ、そのストレスで疲弊することは想像に難くありません。ですが、それも度が過ぎなければ、結婚するかしないかの判断基準にするほどのことではないと思いますよ。
心理学では、味にうるさい男性は『母親の愛情を欲している』とも考えられています。
母親の母乳の出が良くなかったり、乳児の母乳の飲み方が上手くなかったり、様々な要因はあるでしょうが、早い段階で乳離れ(卒乳)させられた経験が関係しているとも言われています。
母乳を飲むことで母親の愛情を感じ満足を得ようとする口唇期(=フロイトが主張する「人格形成の最初の段階」)において、その欲求が十分に満たされる前に乳離れ(卒乳)させられたため、愛情不足による欲求不満に陥っている可能性があると言うのです。
その満たされない欲求を埋めようと、口唇から得られる『味』という刺激を過剰なまでに求めるようになったという説は否定出来ません。言ってしまえば、味のうるさい男性の深層心理には“いまだに乳離れが出来ていない子供の姿(=幼児性)”が見え隠れしているとも言えます。
結婚を考えている相手ということですので、りんごさんは改めて彼と母親との関係をよく観察してみる(または調べてみる)といいでしょう。
彼が母乳ではなく完全ミルク育ちだったり、子供の頃からずっと彼が母親と不仲であったり、彼が子供の頃に母親と離れなければならない出来事(例えば、亡くなられた等)があったり、何かしらの乳離れにつながる有力な情報が見つかるかもしれません。
もし“母親の愛情不足が大きく関係している”という裏付けが取れたら、味にうるさい彼を『りんごさんの母性で』許してあげましょう。味のうるさい彼には『りんごさんの大きな母性愛を与える必要がある』と思いますよ。